☆chiko☆

田舎に引っ越して18年、高齢の親を介護しながら犬1匹と猫5匹と暮らす日々。本が好き、美…

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田舎に引っ越して18年、高齢の親を介護しながら犬1匹と猫5匹と暮らす日々。本が好き、美術が好き、犬や猫が好き、料理や食べることが好き、自然が好き…自分の生活で感じたことや好きなことを言葉に書き残してみたくなりnote始めてみました。

記事一覧

心落ち着かない日に味噌玉をこねながら春を祈る

まず2024年の年始より能登半島地震での犠牲者の方に哀悼の意をそして被害に逢われた方にお見舞いを申し上げます。 未曾有の災害から早一ヶ月が過ぎましたが被災された…

☆chiko☆
3か月前
48

健康と納豆卵かけごはんの思い出

小さい頃、我が家の朝食はパンでなくごはんのことが多かった。 「はやく食べなさい!」と母に急かされながら納豆卵かけごはんをスプーンでのんびり食べていた。 納豆嫌い…

☆chiko☆
7か月前
54

「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」

小さい頃、母は私によく言っていた。 「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」 何かを決める時、私はよくこの言葉を思い出す。 …

☆chiko☆
8か月前
40

夏バテのわたしとハンディチョッパー

あっという間に8月31日、明日からはなんともう9月! 8月は完全に夏バテをしていた。 もう何をするのにも怠い、しんどい。 海ではしゃげる若さはどこまで流されていってし…

☆chiko☆
9か月前
27

明日はやさしくなれますように、と願っている。

6~7年ほど前に父の付き添いで訪れた病院で高齢の親にひどく怒鳴っている人を見た。 理由はわからなかったけど、その人が「どうしてわかってくれないの、お父さん!」と叫…

☆chiko☆
10か月前
47

規格外品の玉ねぎを使って、いろいろな料理を作っていく日

春野菜の収穫・出荷の最盛期を迎えて忙しかった時期がようやく終わり、ホッとひと息つけるようになった今日この頃。 私の目の前にあるのは小さかったり、傷がついて売り物…

☆chiko☆
11か月前
60

箱売りいちごでおすそわけジャムを作る

4月の終わりになると道の駅で売り出すシーズン終わりのいちごの箱売り。 安いので人気が高く、なかなか買うことができない。 なので見つけたときはすぐ買うようにしている…

☆chiko☆
1年前
43

探検・発見、私の住む町。

私が住んでいる所は田舎で、不便な町だ。 でも”住めば都”というもので私はこの不便な町と周辺地域が好きだ。 小さなお店がポツポツとある商店街通りに 初めて食べた時…

☆chiko☆
1年前
43

鶏肉を買いに行ったらnoteについて説明することになった。

先日、たくさん採ったセリ。 半分は天ぷらにしたので残りの半分はセリ鍋にしようと思い立つ。 せっかくだからスーパーではなく、石渡チキンストアーさんへ捌きたての新鮮…

☆chiko☆
1年前
45

春の苦みを味わう日々・たけのこと山菜

ついさっき採ってきたばっかりだと、ご近所さんからたけのこを3本もいただいた。 母がいそいそと大きな鍋を出してくる。 たけのこの下処理は時間がかかるのだけど、食べ…

☆chiko☆
1年前
40

なんでもない毎日は究極の幸せなのだ

千葉の田舎に移住して19年目になるが、都会と何が違うって聞かれるとたくさんありすぎて困る。 その中の一つを上げるとしたら草刈りだ。 昔住んでいた場所では町内の草刈…

☆chiko☆
1年前
53

私に季節を教えてくれる小さな和菓子屋さんとおはぎ獲得までの道のり

町の小さな和菓子屋さんが好きだ 取り立てて特別なものが置いてあるわけではないけど、お寺が近いことと茶道教室が近くで開かれていることから 春夏秋冬をイメージした…

☆chiko☆
1年前
37

白湯で健康の大切さに気づいた私がこの春チャレンジしたいこと

今年の1月から朝、白湯を飲むことが習慣になっている。 事の発端は1月下旬の強烈な寒波だ。 寒波によって我が家の給湯器は凍結してしまい、お湯がまったく使えなくなった…

☆chiko☆
1年前
61

困ったときのカレー頼み

「夕飯はカレーにしよう」と思うときはたいてい疲れていたり時間がなかったりするときが多い。 またおでんや肉じゃがが余って困っている時は「昼食にリメイクしよう」と困…

☆chiko☆
1年前
15

樹を植えるように生きていく

私は約20年前に横浜から千葉県の南房総にある小さな田舎町に新規就農を目指して移住した。正直、自分でもうまくいくとは思っていなかったけど後悔してもやり直せる年齢の…

☆chiko☆
1年前
37

花粉症がつらい私と母のお茶

まだまだ寒い日がつづいているというのに花粉症のつらさで春が近づいているのをひしひしと感じている。 花粉症になったのはじつは5~6年ほど前からで、それまではまったく…

☆chiko☆
1年前
15
心落ち着かない日に味噌玉をこねながら春を祈る

心落ち着かない日に味噌玉をこねながら春を祈る

まず2024年の年始より能登半島地震での犠牲者の方に哀悼の意をそして被害に逢われた方にお見舞いを申し上げます。
未曾有の災害から早一ヶ月が過ぎましたが被災された方々の一日も早い復興を心から願っております

昨年末より家族のことで心落ち着かない日々が続き、noteが書けなくなっていました。

そこへ今回の地震

なんだか世の中には苦しいこと、悲しいこと、理不尽なことばかりが散りばめられているように感

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健康と納豆卵かけごはんの思い出

健康と納豆卵かけごはんの思い出

小さい頃、我が家の朝食はパンでなくごはんのことが多かった。

「はやく食べなさい!」と母に急かされながら納豆卵かけごはんをスプーンでのんびり食べていた。
納豆嫌いの姉は多分ふつうの卵かけごはんだったと思う。

「おいしい!おいしい!」と大喜びで食べていたわけではないけれど、
食べながら他のことに気をとられてこぼしていたこともあったけど、

でもそれくらい自分の生活の中に溶け込んだ当たり前の朝食だっ

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「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」

「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」

小さい頃、母は私によく言っていた。

「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」

何かを決める時、私はよくこの言葉を思い出す。

私は不器用で一度で何かできるということはほぼなく、何度も何度もチャレンジしてようやく人並みにできるような

まあ、鈍くさい子供だった。

幼稚園の頃に通い始めたスイミングスクールでは5メートル泳ぐのに1年かかり、進級したときはコーチた

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夏バテのわたしとハンディチョッパー

夏バテのわたしとハンディチョッパー

あっという間に8月31日、明日からはなんともう9月!

8月は完全に夏バテをしていた。
もう何をするのにも怠い、しんどい。
海ではしゃげる若さはどこまで流されていってしまったのだ。

この夏は何回か夕飯を作っている時に熱中症になりかけた。

暑い、熱い……。

夏のごはん作りほど過酷なものはないんじゃないかと思う。
昼食にそうめんを茹でるなんてもう地獄でしかない。

クーラーをつけていればそれほど

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明日はやさしくなれますように、と願っている。

明日はやさしくなれますように、と願っている。

6~7年ほど前に父の付き添いで訪れた病院で高齢の親にひどく怒鳴っている人を見た。
理由はわからなかったけど、その人が「どうしてわかってくれないの、お父さん!」と叫んでいたことで家族であることはなんとなく伺えた。

「なんであんなに怒るんだろう…もうちょっとやさしく接してあげればいいのに」

その時の私はそんな風に余裕がなく怒るその人を少し非難めいた気持ちで眺めていた。

そう、これはまだ私の父親が

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規格外品の玉ねぎを使って、いろいろな料理を作っていく日

規格外品の玉ねぎを使って、いろいろな料理を作っていく日

春野菜の収穫・出荷の最盛期を迎えて忙しかった時期がようやく終わり、ホッとひと息つけるようになった今日この頃。

私の目の前にあるのは小さかったり、傷がついて売り物にもおすそ分けにも適さず残った玉ねぎたち。

大量の新玉ねぎを前に考え込む。
乾かして保存するのですぐに食べる必要はないけれど、できるだけおいしくたくさん食べるにはどうしたらいいだろう。

最近、母が健康にいいとハマっているという酢たまね

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箱売りいちごでおすそわけジャムを作る

箱売りいちごでおすそわけジャムを作る

4月の終わりになると道の駅で売り出すシーズン終わりのいちごの箱売り。

安いので人気が高く、なかなか買うことができない。
なので見つけたときはすぐ買うようにしている。

今年は買うときに箱を見るとぽつぽつと白いいちごも入っていた。
未成熟のいちごかと思ったらそうではないらしい。

店員さんより「これは白いいちごです。」と伝えられた。

白いいちごは何度か見てはいたのだけど、購入するのはちょっとため

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探検・発見、私の住む町。

探検・発見、私の住む町。

私が住んでいる所は田舎で、不便な町だ。

でも”住めば都”というもので私はこの不便な町と周辺地域が好きだ。

小さなお店がポツポツとある商店街通りに
初めて食べた時おいしすぎてびっくりした干物屋さん

見逃してしまいそうな場所にひっそりとある味噌屋さんや
大通りじゃなくて路地裏にあるとっておきのパン屋さん

看板犬のいるのんびり落ち着く古民家カフェ 

頑固な店主が、いい魚が仕入れられないと店を開

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鶏肉を買いに行ったらnoteについて説明することになった。

鶏肉を買いに行ったらnoteについて説明することになった。

先日、たくさん採ったセリ。

半分は天ぷらにしたので残りの半分はセリ鍋にしようと思い立つ。

せっかくだからスーパーではなく、石渡チキンストアーさんへ捌きたての新鮮な鶏モモ肉を買いに行くことにした。

このお店は鴨川市にある南房総地域で唯一、鶏の解体処理をしている小売店である。

石渡チキンストアー – かもナビ | 鴨川のすべてを見る!探す!わかる!-Kamogawa Portal Site-

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春の苦みを味わう日々・たけのこと山菜

春の苦みを味わう日々・たけのこと山菜

ついさっき採ってきたばっかりだと、ご近所さんからたけのこを3本もいただいた。

母がいそいそと大きな鍋を出してくる。

たけのこの下処理は時間がかかるのだけど、食べる楽しみが勝ってあまり苦にはならないのかさっそく皮をむき始めた。

たけのこを茹でている間に考えるのはこれをどうやって食べようか?ということばかり。

たけのこご飯はもちろんだけど若竹煮やたっぷりたけのこを入れた春巻きも捨てがたい。

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なんでもない毎日は究極の幸せなのだ

なんでもない毎日は究極の幸せなのだ

千葉の田舎に移住して19年目になるが、都会と何が違うって聞かれるとたくさんありすぎて困る。

その中の一つを上げるとしたら草刈りだ。

昔住んでいた場所では町内の草刈りなんて地元の公園に行って30分くらい草むしってゴミ拾いをして終わりだった。

田舎の草刈りは朝8時集合、昼12時までがっつり行われる。
もちろん鎌じゃなくて草刈り機を持参する。

草刈りをする道のりはかなりの距離で、最初は絶望しかな

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私に季節を教えてくれる小さな和菓子屋さんとおはぎ獲得までの道のり

私に季節を教えてくれる小さな和菓子屋さんとおはぎ獲得までの道のり



町の小さな和菓子屋さんが好きだ

取り立てて特別なものが置いてあるわけではないけど、お寺が近いことと茶道教室が近くで開かれていることから
春夏秋冬をイメージした練り切りと季節の和菓子、そして普通サイズより1.5倍くらいの大きなどら焼きなどが売っている。

和菓子職人である店主のお父さん、そしてご家族はいつも誠実で穏やかだ。

このお店は朝一番に買いに行くと作りたての和菓子が食べられる。

以前

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白湯で健康の大切さに気づいた私がこの春チャレンジしたいこと

白湯で健康の大切さに気づいた私がこの春チャレンジしたいこと

今年の1月から朝、白湯を飲むことが習慣になっている。

事の発端は1月下旬の強烈な寒波だ。
寒波によって我が家の給湯器は凍結してしまい、お湯がまったく使えなくなった。

その日は太陽が給湯器を解凍してくれるまで水は一切でないので浄水器も使えず

しょうがなく備蓄してあるミネラルウォーターでお湯を沸かして朝の寒さをやり過ごすことにしたのだがその時に飲んだ白湯が本当においしかった。

さらに体もポカポ

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困ったときのカレー頼み

困ったときのカレー頼み

「夕飯はカレーにしよう」と思うときはたいてい疲れていたり時間がなかったりするときが多い。

またおでんや肉じゃがが余って困っている時は「昼食にリメイクしよう」と困ったときのカレー頼みなのだが、同じような方も意外と多いのではないだろうか。

先日、「マッサマンカレー」がとてもおいしいらしいということを知った。

なんでもアメリカの情報サイト『CNNGo』が「世界で最もおいしい50種類の食べ物(Wor

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樹を植えるように生きていく

樹を植えるように生きていく

私は約20年前に横浜から千葉県の南房総にある小さな田舎町に新規就農を目指して移住した。正直、自分でもうまくいくとは思っていなかったけど後悔してもやり直せる年齢のうちに一度挑戦してみたかったのだ。

しかし当時、都会から田舎に移住するなんて考えは大変クレイジーなことのように思われていた。

「便利な都会を出て不便な田舎に住みたいなんて思う人間はいない」

そういう時代だった。何度もはっきりといろいろ

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花粉症がつらい私と母のお茶

花粉症がつらい私と母のお茶

まだまだ寒い日がつづいているというのに花粉症のつらさで春が近づいているのをひしひしと感じている。

花粉症になったのはじつは5~6年ほど前からで、それまではまったく症状はなかった。

徐々に目がかゆいとか鼻水が出やすくなったとか症状が出てきたのだけれども
決して自分は花粉症ではない、ないったらない!と必死に思い込んだ。
(花粉症だと気づいたら負け、みたいな気持ちって花粉症初心者あるあるだと自分的に

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