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健康と納豆卵かけごはんの思い出
小さい頃、我が家の朝食はパンでなくごはんのことが多かった。
「はやく食べなさい!」と母に急かされながら納豆卵かけごはんをスプーンでのんびり食べていた。
納豆嫌いの姉は多分ふつうの卵かけごはんだったと思う。
「おいしい!おいしい!」と大喜びで食べていたわけではないけれど、
食べながら他のことに気をとられてこぼしていたこともあったけど、
でもそれくらい自分の生活の中に溶け込んだ当たり前の朝食だっ
「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」
小さい頃、母は私によく言っていた。
「泣くほど必死でやったものでないと、あなたの人生に必要なものにはならないよ」
何かを決める時、私はよくこの言葉を思い出す。
私は不器用で一度で何かできるということはほぼなく、何度も何度もチャレンジしてようやく人並みにできるような
まあ、鈍くさい子供だった。
幼稚園の頃に通い始めたスイミングスクールでは5メートル泳ぐのに1年かかり、進級したときはコーチた
明日はやさしくなれますように、と願っている。
6~7年ほど前に父の付き添いで訪れた病院で高齢の親にひどく怒鳴っている人を見た。
理由はわからなかったけど、その人が「どうしてわかってくれないの、お父さん!」と叫んでいたことで家族であることはなんとなく伺えた。
「なんであんなに怒るんだろう…もうちょっとやさしく接してあげればいいのに」
その時の私はそんな風に余裕がなく怒るその人を少し非難めいた気持ちで眺めていた。
そう、これはまだ私の父親が
春の苦みを味わう日々・たけのこと山菜
ついさっき採ってきたばっかりだと、ご近所さんからたけのこを3本もいただいた。
母がいそいそと大きな鍋を出してくる。
たけのこの下処理は時間がかかるのだけど、食べる楽しみが勝ってあまり苦にはならないのかさっそく皮をむき始めた。
たけのこを茹でている間に考えるのはこれをどうやって食べようか?ということばかり。
たけのこご飯はもちろんだけど若竹煮やたっぷりたけのこを入れた春巻きも捨てがたい。
なんでもない毎日は究極の幸せなのだ
千葉の田舎に移住して19年目になるが、都会と何が違うって聞かれるとたくさんありすぎて困る。
その中の一つを上げるとしたら草刈りだ。
昔住んでいた場所では町内の草刈りなんて地元の公園に行って30分くらい草むしってゴミ拾いをして終わりだった。
田舎の草刈りは朝8時集合、昼12時までがっつり行われる。
もちろん鎌じゃなくて草刈り機を持参する。
草刈りをする道のりはかなりの距離で、最初は絶望しかな
私に季節を教えてくれる小さな和菓子屋さんとおはぎ獲得までの道のり
町の小さな和菓子屋さんが好きだ
取り立てて特別なものが置いてあるわけではないけど、お寺が近いことと茶道教室が近くで開かれていることから
春夏秋冬をイメージした練り切りと季節の和菓子、そして普通サイズより1.5倍くらいの大きなどら焼きなどが売っている。
和菓子職人である店主のお父さん、そしてご家族はいつも誠実で穏やかだ。
このお店は朝一番に買いに行くと作りたての和菓子が食べられる。
以前
白湯で健康の大切さに気づいた私がこの春チャレンジしたいこと
今年の1月から朝、白湯を飲むことが習慣になっている。
事の発端は1月下旬の強烈な寒波だ。
寒波によって我が家の給湯器は凍結してしまい、お湯がまったく使えなくなった。
その日は太陽が給湯器を解凍してくれるまで水は一切でないので浄水器も使えず
しょうがなく備蓄してあるミネラルウォーターでお湯を沸かして朝の寒さをやり過ごすことにしたのだがその時に飲んだ白湯が本当においしかった。
さらに体もポカポ
困ったときのカレー頼み
「夕飯はカレーにしよう」と思うときはたいてい疲れていたり時間がなかったりするときが多い。
またおでんや肉じゃがが余って困っている時は「昼食にリメイクしよう」と困ったときのカレー頼みなのだが、同じような方も意外と多いのではないだろうか。
先日、「マッサマンカレー」がとてもおいしいらしいということを知った。
なんでもアメリカの情報サイト『CNNGo』が「世界で最もおいしい50種類の食べ物(Wor
樹を植えるように生きていく
私は約20年前に横浜から千葉県の南房総にある小さな田舎町に新規就農を目指して移住した。正直、自分でもうまくいくとは思っていなかったけど後悔してもやり直せる年齢のうちに一度挑戦してみたかったのだ。
しかし当時、都会から田舎に移住するなんて考えは大変クレイジーなことのように思われていた。
「便利な都会を出て不便な田舎に住みたいなんて思う人間はいない」
そういう時代だった。何度もはっきりといろいろ