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ある日の訪問看護から♯8

今回はオンコールのお話を。
オンコールとは⬇⬇⬇

訪問看護ステーションにおけるオンコールとは、利用者様やご家族の方が安心して在宅での療養生活を送れるように、急変などの緊急時に備えて、24時間365日対応ができるように体制を整えて待機することです。

オンコールのサービスを希望されるご利用者には、必要性と緊急連絡方法を説明し、同意を得る必要があります。
必ずしもオンコールを利用して頂くという事ではなく、現状必要がない方はサービスを付けない場合もあります。
訪問看護の中のひとつのオプションみたいな事です。

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訪問看護に興味をお持ちの方や、
転職を考えている方は、
気になる事の1つが
『オンコールって実際どうなの?』って思われると思います。

オンコールを週に持つ回数や、体制、手当てetc..…  これも事業所ごとに違うと思います。

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では現在私が勤務している
ステーションの場合のお話です。

私の場合⬇⬇

・現在 月8~9回オンコール当番してます。
・日勤が終わる時間~翌朝の勤務開始時間まで。
・昼間は管理者がオンコールを持ち、訪問が必要な方があれば、管理者が空いてるスタッフに連絡、指示を出して訪問し対応します。
・スタッフ人数が少ないので、基本1人体制ですが、土日祝に関してはその時の利用者さんの状況で2人体制をとることも。
・オンコールで夜間出動した後は休みではなく、普通に出勤します。さすがに出動が多かったり、出動時間によっては、フレックスで出勤をゆっくりしたり、早めに帰宅する事は可能です。
・手当ては、オンコール当番手当て&出動したら、プラス出動手当て&働いた時間給&夜間なら割増ありデス    又は代休とする事も可能です。

スタッフに負担が多くないよう、調整してくれていると感じています。

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私のある週のオンコール当番状況です⬇

〈  ある週のオンコール当番 その1 〉


水  オンコール当番①


土 休み
日 出勤&オンコール当番②

この週はオンコール当番は2回。
2日ともオンコールはありませんでした
(*´ω`*)ホッ

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〈  ある週のオンコール当番 その2 〉
月    オンコール当番①

水  
木    オンコール当番②
金    半休
土    休み
日    出勤&オンコール当番③

週3回オンコール当番。
正直週3はきつい(笑)
この日は日曜日で5件朝から訪問しつつ、その間で昼間と夜のオンコールを受け対応しています。状況によっては大変です^^;

確かこの日は、5件の定期訪問の中で、
1件目の人→発熱してる。Dr.に報告して抗生剤と点滴追加。
4件目の人→末期癌の方で、点滴で鎮静開始となる。
で、ちょっとバタバタ。

そして夜間にオンコール&3回出動。
・終末期の方。痰がからんできて苦しそうなので来てほしい。
・ご高齢の夫婦。奥様が旦那さんの痰が引ききれなくて苦しそうなので、来てほしい。
・昼間点滴が追加になった方の点滴が漏れてるみたい。
✱ 3件とも30分程度で対応しました。
✱この日は呼ばれてからご自宅到着まで30分以内でした。

痰というのは、とても悩ましい症状…健康な人のように、自力でゴホンと出せない方も多い 。呼吸が苦しいって想像しただけで、辛いし、恐いですよね。お家での療養では、つきっきりで、その都度吸引する事はできない。吸引という手技を指導して、習得できるご家族もいるが、高齢であったり、こわくて出来ませんというご家族もいる。
そして痰というものはとめどない…この件についていつか語りたいくらいだ(笑)

ちょっと大変でしたが、
こんな日はけっこう稀です。

オンコールのない日の方がほとんどです☺

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やはりステーションの利用者さんの状況により、オンコールの頻度は変わります。
むやみやたらに行くというものではなく、
緊急性があるかどうか。
必要であるかどうか。
他に対応の仕方はないか。
判断する必要があります。

電話のみで解決する事もありますし、
翌日の訪問でも大丈夫であれば、翌日訪問を調整して対応する事もあります。

そして何より毎日の定期訪問での対応が大切だと思います。
看護師は病院でも病状や起こりえる事を予想して、予防できるように考えて行動すると思います。

むせてるな…熱出しそうだな。とか
ふらふらしてるな…転びそう。とか。

在宅でも日々利用者さんと関わっていると、
異変は感じ取れると思います。 
また緊急対応で多いケースというのもだんだんつかめてくるので、
どう対応したらよいかもパターン的につかめてくると思います。

異変や緊急対応が必要になりそうだなと、感じた時は、
スタッフ感で共有して対応を検討したり、
Dr.へも報告して指示をもらう、
そしてご家族にも、こういう時には早めの連絡を!とお願いしたり。
気になる様であれば、こちらからあえて電話でご様子を確認する事もあります。
可能な限り、昼間に対策を考えて
こちらも備えることで、それほど負担に感じず対応できるのかなと思っています。

オンコールを受ける側も、心の準備ができると全然違いますよね(*  ˊ꒳ˋ*)

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6年オンコール当番してきて⬇⬇

看護師の友達には、
夜勤とどっちがいい?なんて聞かれるのですが、正直どっちが良いとは言えません ^^;
オンコールの日は呼ばれるかもと思いつつ、普通に過ごして、呼ばれなければ良かったなと、今のところ割り切れてるタイプです。
そしてその時間、家族と過ごしたり、好きなことをする時間にあてることができています。
やはりいつ呼ばれるかわからないのが嫌という方もいました。
確かに夜中に突然呼ばれるのは、少なからず負担を感じると思います。

ママナースとしては、
朝の子供たちの送り出しまでのバタバタ時間にかぶるのが1番 恐怖です(笑)
我が家では子供たちも大きくなってきたのと、慣れてしまった?ようで(笑)、すぐに食べて行ける朝ごはんを用意しておけば、あとは『頑張ってね~』とあっさりした反応で、自分達で用意して出発してくれるようになりました( ¯▿¯ ) 
  子供の事で大変な時期や時間帯は、管理者さんが、交代するから連絡してって言って下さっていたので、子供たちがもう少し小さい時は、そういう時間帯はお願いすることもありました!( ߹𖥦߹ )
今の職場に出会えて良かったと思っています!


こんなところでしょうか  *ˊᵕˋ*
少しでも参考になればと思います!

最後までお読み頂きありがとうございます☺️










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