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2024年問題の解決策が、まさかの中型大型車の「AT限定免許新設」

2024年問題での対応が、まさかの中型・大型車の「AT(オートマ)限定免許」新設 #2024年問題

上は橋本愛喜さんの記事です。

「警察庁は導入の理由として、中・大型車の運転が、MTに限られていることが人材確保の障壁となっていると考えているようで、今後AT免許を創設することでドライバーの裾野を広げ、物流業界における人手不足を軽減させようとしているわけだ」本文より

この2024年問題の問題の本質は「長時間労働、低賃金」なのです。

問題の本質をずらし規制緩和して「人を増やして荷物を届ける」といった安易な考え方がこの問題を本気で解決する気がないのがわかる。

この運転免許についてなんらかの変更をしたいのならば、まずやるべきことは準中型免許や中型免許の廃止など、免許制度の見直しです。

自分が免許を取得したときは、普通免許だけで現在の中型免許のサイズの車(4t車)が運転でき、数年経てばそのまま大型免許が取得できました。

その後、いつの間に準中型や中型免許が必要となり、大型免許を取得するには実質、教習所などに通い、数十万ほどの金額を教習所に払い免許を取得するしか方法はなくなりました。

そもそも中型免許制度を導入し、大型免許を取得するのに取得しづらくするようにした背景には「大型トラックの事故」が原因だったはず。

覚えている人がいるかはわかりませんが、1999年11月28日に発生した、飲酒運転のトラックが普通乗用車に衝突して起きた交通事故が大きな原因の一因になっていると思います。

「大型トラックで事故が起きるから中型免許や準中型免許制度を創設し、大型トラックを取得するまでのハードルを高くする」といって免許制度を複雑化したのに、今度は「2024年問題でドライバーが一度に運べる荷物が少なくなるから」と言って、高速道路の最高速度を引き上げ、今度はまたまた小手指の「AT限定免許制度」

本気で解決したいならば、他にやることは山ほどあるはず。

荷主への待機時間削減の強制、荷主への運賃引き上げ、貨物用自動車の高速道路無料化、などなど。

AT限定免許を創設しても、長時間労働低賃金ではドライバーのなり手は絶対増えません。

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