michi_shinjuku

おでかけ大好き一人暮らし大学生 北大B1 旅行記やお出かけの様子を投稿します。

michi_shinjuku

おでかけ大好き一人暮らし大学生 北大B1 旅行記やお出かけの様子を投稿します。

マガジン

  • 16歳の北海道一周旅行記

    2022年の8月に行った、北海道一周旅行の記録です。

最近の記事

猫に会いに、田代島へ行こう。(日帰り)

受験を挟んで久々の投稿です。これから再び、いいねが10ついたら御の字の、ほぼ虚空に向かって記事をあげ続けます。こんなインターネットという巨大重箱の隅まできてこの記事を読んでくださる方、本当にありがとうございます。 プロローグ 猫。キャット。ぬっこ。ネコちゃん。起源を辿ると荒涼とした砂漠に住むリビアヤマネコに行きつくが、そこからは想像できないほどに愛くるしい動く毛玉である。この地球で最もふてぶてしい、人間の上位存在だ。普段道を歩いてきて見かけるとつい嬉しくなってしまう野良猫だ

    • 名古屋から冬の下呂温泉へ行こう '23北陸旅行#1

      はじめに 僕が北陸に行ったのは、2023年の2月。今回から山梨旅行編と同時並行で北陸旅行記を書いていこうと思う。僕の記事をすべて読んでくださる総勢0人の読者の方々には、混乱させてしまうかもしれないので申し訳ないが、当時の記憶が薄れてしまう前に書きたいので許していただきたい。それに、同時並行で2作品というのは少しかっこいいと思う。赤坂アカ先生みたいで。 4:30 名古屋着 もはや慣れすぎて快眠さえできるようになってきた。しかし所詮はリクライニングシート、身体は凝るものである。

      • 全てを捨てた受験生の休日〈ほったらかし温泉で朝ごはん〉

        中央本線 朝、始発に乗って高尾駅に来た。  今日は春がようやく本腰を入れだした3月28日。関東山地に向けてトンネルを穿つ中央本線の関東平野最後の駅、高尾駅では世界最大の都市・東京の市街地もようやく尽きかけ、自然の匂いがする夜風が吹いている。時刻は午前5時を周り、少し寒いが既に東の空は青くなり始め、太陽の昇る予感が始まっている。  さて、列車を乗り換える。5:15発、大月行き。いつも乗ってる通勤電車と同じ車両だ。しかし、毎朝の車窓とは違い、列車は山の中へ入っていく。小仏峠

        • 16歳の北海道一周旅行記#9 青森→東京地獄の夜行バス

          北海道脱出 北海道一周旅行記も今回が最終回だ。あんまりにも書くのをサボっていたために、季節は巡り秋、そして雪が積もり、溶け、桜が咲いて散り、ついに梅雨入りまでしてしまった。しかし一周年を迎える前に書ききれたのは幸いである。  さて、函館のホテルで目を覚ました。少し弱まってきたものの、いまだに傘をさしても膝下が濡れる程度の雨だ。函館の朝市でメロンを食べた。函館に来た時は毎回この他のと比べて特別美味しいわけではない(もちろんすごく美味しい)メロンを食べるのだ。それはもはや運命付

        猫に会いに、田代島へ行こう。(日帰り)

        マガジン

        • 16歳の北海道一周旅行記
          9本

        記事

          16歳の北海道一周旅行記 #8 札幌&道南縦断300km編

          札幌での一日 朝。札幌のホテルを出ると、北海道特有の涼しく乾いた夏の空気に包まれる。北海道旅行最高の瞬間だ。  近くのカフェで朝食をとる。マルセイコーヒーさんのチーズトーストだ。  さて、今日は札幌で大学のオープンキャンパスに行く。なんといっても僕は高校生なのだ。旅行記に書くのは場違いかと思われるので、一気に夕方に飛ぶことになる。  午後、もう太陽は沈まんとして、空の青が濃くなり始めた頃、札幌観光をはじめた。まずは大通公園と札幌時計台。札幌には何回か来たことがあるため新鮮

          16歳の北海道一周旅行記 #8 札幌&道南縦断300km編

          16歳の北海道一周旅行記 #7 絶景バスと日本最北端編

          旭川の朝 前回#6に引き続き、旭川の朝から1日が始まる。眠い目をこすりながら2泊3日を過ごしすっかり慣れ親しんだ、独房みたいな見た目のビジホの部屋をチェックアウトし外に出ると、北海道特有の涼しく、"北海道的"としか形容し難い匂いの空気が目を覚ましてくれる。北の大地ににいることを実感させてくれるこの瞬間が好きだ。  もう3日目になる旭川の街では、もう土地勘を多少身につけたようで、グーグルマップを見なくても駅まで辿り着くことができる。今日の「出発駅」たる旭川駅の荘厳な建築を見上げ

          16歳の北海道一周旅行記 #7 絶景バスと日本最北端編

          16歳の北海道一周旅行記 #6 留萌と富良野の絶景編

          旭川の朝人口30万、中核市でもある旭川の市街地は眠ることはない。お祭りの期間ということもあり住民はテンションがハイになったまま朝を迎えたようで、早朝の四時にも関わらず人通りはそれなりであった。今日の夜も同じホテルに泊まるため、昨日までの無駄にクソ重いリュックを抱えて人混みの邪魔になる鈍重な僕とはおさらばである。 旭川駅に着いた。昨日は夜遅かった上、死ぬほど疲れていたため気づかなかったが、立派な駅舎だろうか。朝5時発、札幌行きの特急に乗る。降りるのは次の深川だ。 数分だけな

          16歳の北海道一周旅行記 #6 留萌と富良野の絶景編

          16歳の北海道一周旅行記  #5 湿原とオホーツク編

          最初にこの記事は#4 絶景路線と日本最東端編の続きである。一日が長すぎて文章がまるまる肥え太ってしまったので、二記事に分けた次第だ。(#4も拙い文ですがお読みいただけると幸いです。)前回の記事を読んでない方のために簡潔に書くと、釧路を早朝に出て、花咲線に乗り根室駅へ、根室で日本最東端などを見学してから引き返し釧路へと戻ってきた。時刻は13時20分である。 釧路湿原本日の宿はここ釧路から400km離れた旭川である。これから14:14発の釧網線普通列車網走行きにのり、網走から特

          16歳の北海道一周旅行記  #5 湿原とオホーツク編

          16歳の北海道一周旅行記 #4 絶景路線と日本最東端編

          釧路の朝釧路の朝は早い。特に夏は、4時前には日が昇りはじめ空が薄く明るくなる。また、太平洋の温暖湿潤な空気が千島海流に冷やされて海霧が発生し、かなり涼しい朝となる。 4時30分、ホテルを背にした。多分ここにいる人間の数より多いのであろう、けたたましく鳴き叫ぶウミネコの大合唱を聞きながら、人のいない大通りを歩く。駅に行く前に、寄りたい場所があった。数分歩いて、幣舞橋(ぬさまいばし)に到着した。どうやら「幣」はぬさとも読み、その形から五平餅(御幣餅)の由来となった、神社で神主さん

          16歳の北海道一周旅行記 #4 絶景路線と日本最東端編

          16歳の北海道一周旅行記 #3 道東横断修行300km編

          北海道上陸天気が悪かったにもかかわらず、さすがの総トン数9483tの大型船はほとんど揺れなかった。朝5時に船内放送で目覚め、船内の大浴場で朝風呂に入り、昨日の疲れを癒やした。船が進むのに合わせて音を立てるお湯に浸かり大きな窓から見えたのは、重く落ちそうな曇天と雄大な太平洋である。風呂から上がり、甲板に出る。海風にあたり身体を冷ましていたが、塩水が霧状に飛んできて風呂に入ったことが文字通り水の泡と化した。ふと前方に目をやると無機質な灰色の大地が水平線上に小さく浮かんでいた。苫小

          16歳の北海道一周旅行記 #3 道東横断修行300km編

          16歳の北海道一周旅行記 #2 本州脱出編

          1日目の朝午前6時20分。僕の乗っていた夜行バスは定刻通りに本八戸駅前に到着した。どうやら彼はこのあと青森まで行くらしく、僕含めて数人の乗客を降ろしたあと、非情にも北へ進んでいった。自宅から600km離れた、知らない街に一晩でついてしまったのはなんだかあっけなかったが、同時に日本の高速道路網の威力を実感した。 始めてきた八戸では、上空には雲が広がり、小雨が降っていた。僕は準備万端で来たつもりだったが、案の定雨具を忘れていた。何なら家を出る前までは雨という概念すら失念していた。

          16歳の北海道一周旅行記 #2 本州脱出編

          16歳の北海道一周旅行記 #1 「彼女」との出会いと旅立ち編

          「彼女」との出会いそれ ーここでは親しみを込めて「彼女」と呼ぼうー と出会ったのは、くそみてぇな夏がその威力で梅雨を消し去りに来た6月下旬頃であった。僕は朝起きていつも通りTwitterを開いた。すると目に止まったのは北海道観光振興機構という早口言葉みたいな謎の組織が展開する「Hokkaido Love!」という観光メディアの広告である。どうやら例の感染症が一応収束を始めたあたりから観光産業の復権をめざしていろいろなことをしているらしい。「彼女」との出会いは、そこであった。そ

          16歳の北海道一周旅行記 #1 「彼女」との出会いと旅立ち編