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“常識”から自由になる① 世界の交通事情

海外で暮らすと、自分の「常識」が常識ではなかったという経験を度々することになる。すると自然に、常識という思い込みや他者や環境に惑わされない「自分基準」が明確になってくるのが楽しい。

日本・アメリカ・メキシコ3カ国の居住経験で感じたことをシリーズ化してお届け。他の国に住んでいる方の「うちはこうだよ」というコメントもお待ちしています。

日本(主に東京)

・とにかく歩行者・自転車が多い上、道路が狭い
(人身事故待ったなしなので、わたしは東京では運転できません)
・駐車場不足、高い、支払いが現金のみなど利用しづらい
・おそらく世界一ハザードランプを多用する国、日本で売られる車はハザードランプが目立って押しやすい位置に設置されている(あまり意味のない気遣いで、ドライバーのタスクを増やしているだけなところが日本らしい)
・ちょっとした接触事故でも必ず警察を呼ぶ、擦った程度でも警察が捜査してくれる
・素晴らしい治安の良さゆえか、煽り運転というクレイジーなことをする一般人がいる

アメリカ(主にLA)

・全体的に車のスピードが鬼速い
・その上、道路が広く車線が多いため、車線変更が多くなりフリーウェイは決死の覚悟が必要
・歩行者優先が絶対、優先しないと歩行者に怒られる
・街全体が車向けに設計されているので、運転しやすく停めやすい
・救急車を呼ぶ必要のない、ちょっとした事故くらいでは警察は動かない、自分で保険会社に連絡して終了
・運転中、他の車とトラブルになり中指を立てた人が発砲されて同乗していた赤ちゃんが亡くなるという痛ましい事件が起きる銃社会、気軽に他者に喧嘩を売るのは命取り

メキシコ(主にグアダラハラ)

・基本的に、法律<自己判断、車が来ていなければ信号無視する人も多い
・「直進優先」とか「曲がり損ねたらバックせずに次で曲がる」「道路(not路肩)では車を停止させない」のような交通を円滑にするための共通認識みたいなものがあまりない
・もし交通法違反で警察に止められたら賄賂で解決?(ねずみ取りは一応あるけど、そもそも交通違反に割く余力が警察にない気がする)
・事故ったら道路のど真ん中だろうと保険会社が来るまで車を動かしてはいけない認識、よほどの大事故でない限り警察はこない
・信号で止まると、物売り・窓拭き・一芸をする人・施しを求める人がやってくることが多い、お金や食べ物を渡す人が多いので結構稼げるらしい
・道路の作りが非合理的で、無駄な合流が多く事故多発も納得
・車間距離が狭い、広くとっていると大体車が入ってくる、車の運転となると妙にせっかちな人が多い
・トラックの荷台に人間やペットが乗っている車、危なっかしい荷物の積み方をしている車など、わたしにとって新鮮な風景が広がる


・信号は守る
・歩行者優先
・急がない、焦らない

世界中のどこにいっても、この3つは守るというのが「自分基準」となった。メキシコでは赤信号で止まっていても、早く行けと後ろからクラクションを鳴らされることもあるけど、決してめげることなく止まってる。もし信号無視して事故っても後ろの人が責任を取ってくれるわけじゃないから。

個人的に、アメリカ、もしくは日本の郊外が運転しやすそうだなと思う。わたしは駐車が苦手なので、比較的駐車場が広いアメリカが大変ありがたかった。

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