チャイと本
蔦屋書店岡崎店の1階にあるスターバックスでチャイラテを買い求め持ったままエレベータで3階にあがり空いている椅子にかけ本棚の閲覧用の本を手に取り読み始めるとBGMもなく友人としゃべることも図書館と違って自由なのでこれは至福の時間ではないかと思いつつ窓外を見遣れば大文字の右のはらいが見えた。
最初は岩波文庫の古事記を手に取り脚注の使いやすさに改めて感嘆しつつ友人と会話する。そのうちに若冲の本があるのに気づき取出して友人間であーでもないこーでもないと談義するのが愉しい。
ある神のことが気になり本棚にあった神々の系譜のような本を手に取るが載っていない。古事記にもない。梨木香歩も小説にしている神。
その神は高野山に今も祀られているというか空海に開山をゆるしたのもその神社であり弘法大師は天照大神の妹にあたるその神のことを深く知っていたに違いないと確信し合う。
平安の都に結界をはり守護する体制を整えた空海が密なる教えをきわめる地をその神からゆるされて受取り清浄の気を山上に保つ。
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