見出し画像

ドイツ生活355日目 2024/3/5 内見ふたつめ

今日は火曜日!
火曜日は夕方は入稿作業で色々やることがあるのだが、午前中から昼過ぎにかけてはかなりゆったりしていてやることがなかったりすることもある。

今日のお弁当はとても豪華で、唐揚げ弁当とサラダ、お味噌汁、さらにデザートのフルーツ付きだ。

美味しかった

会社の人たちもみんなそれぞれ家で作ってきたサンドイッチやパスタ、サラダなどをタッパーに入れて持ってきて食べている。
電子レンジはドイツの家庭にはあまり多く普及していないのだが、会社にはあるのでそれをみんな利用している。

同僚とスキンヘッドの先輩と一緒に散歩して、今日ふたつ目のアパートの内見をすることを伝えた。

今の家は正直に言って、かなりいい家だ。
市街地の近くでいい家が立ち並ぶちょっと高いエリア。
しかもザール川沿いにあって散歩できるような小道や公園もある。

家自体もリノベーションしたばかりで家具も設備も全部新品。洗濯機・乾燥機・食器洗い機・掃除機・アイロンなども全部ある。
ベッドシーツやタオル、フライパン、マグカップ、スプーンまであらゆるものが揃っている。

Wi-Fiも水道ガス光熱費も全部込みで、値上がりしているエネルギー代に苦しむドイツ人が多い中、この家はどんなに暖房やお湯を使っても家賃は一定額だ。
しかも週に一回共有部分を掃除に来てくれるサービスもある。
貴族か!?


今の家のいいところを書き出せば出すほど引っ越す必要がない気がしてくる。

だが、やはりこの街に長く住むことを思うとちょっとだけ高いのだ。
もちろん新築・食洗機・掃除サービス付きなど諦めなければならない点はいくつかあるが、少しクオリティを下げればかなり家賃を落とすことができる。

ルームメイトともいい関係を築けているし、決して不満はない。
ただ、ちょっとだけ家賃を下げたい、、という理由だ。


火曜日は仕事の後いつものバスに乗れないので、先輩が市街地のあたりまで乗せてくれた。
車に乗った頃にすごい大粒の雨&ひょうが降り出して大変だった。

うおお

私は今までほとんど傘を持たずに生きてきたのだが、この会社に入ってプレゼントで丈夫な折りたたみ傘をもらったので、常にそれをカバンに入れるようになった。

そこから人生が変わった!
折り畳み傘が常にカバンの中に入っていると、突然雨が降っても動じなくてすむのだ!



そして家に帰って内見の時間までに急いで晩御飯を作って食べた。
ベーコン、ズッキーニ、マッシュルームのトマトクリームパスタだ。
トマトクリームを買いそびれて残り少ししかなかったので赤みが全くない。

でも美味しかった


晩御飯を食べ終わった頃には雨が止んで綺麗な空が見え始めていた!
歩いて内見する物件へ向かう。

ドキドキ

18:30だったので1分前にベルを鳴らした。

おお〜!!

この前内見に行った物件の共有部分が本当に壊滅的に汚くてショックを受けたのだが、この物件はとても綺麗だ!!!!!
古い建築物で外観も素敵だし、階段も木で出来ていて雰囲気も素敵だし、綺麗に手入れされているのがわかる。

期待大

そして部屋に入ってみた!

するとすでに住んでいる男性が「ハロ〜こちらです」と言って呼んでくれた。
男性と長い間友達の女性が一緒にルームシェアしていたのだが、その女性が仕事の都合で引っ越さないといけなくなったのでルームメイトを探しているとのことだった。

その男性の彼女も部屋にいたが、その彼女は別の家に住んでいるらしい。

住む予定の部屋は20㎡でかなり十分な広さだった。
ベッドはマットレス付きで40ユーロで売ってくれるらしく、ちょっとお姫様っぽい見た目のベッドだったので私の好みには合わないが、ベッドを新しく買ったらもっとお金がかかるし、それに車もないので持ち運びの手段がないので仕方ない。

キッチンもバスルームもとても綺麗で新しめの設備だった。

男性:仕事は何をしているの?
私:雑誌の出版社でデザインをしています。
男性:おお〜すごい。ドイツに来てどれくらい?
私:今年の3月で1年です!ザールブリュッケンにはまだ4ヶ月くらいしかいなくて、その前はケルンにいました。
男性:え!?1年でそんなにドイツ語が話せるの!?すごい。僕のいうことほとんど理解してるよね、!?
私:いや、でも仕事だとザーランドの方言を話す人もいて全然理解できないことの方が多いです。

男性:仕事は大変?
私:9時から17時なのでそんなに大変ではないです。
男性:趣味はある?
私:絵を描いたり、絵本とか本を作ったりしていて、それをここでもやれたら良いなと思っています。
男性:え!?絵本を作ってるの?どんなテーマで?
私:いや、テーマとかそんな特別なものはなくて、自分のオリジナルのキャラクターとストーリーで作ってる感じです、、
男性:子供の絵本って、もっといろんなテーマで作られてたら良いなと思うことがあって、、
私:というと?
男性:例えば鬱病とか、ガンとか。
私:えっ、、それは確かに大事なテーマですね(そういえばこの男性のプロフィールには、病気の患者さんの精神的・身体的ケアをする仕事をしていると書かれていた)

男性:他に何か質問はある?
私:う〜ん、、特にないですね、、すごい綺麗な部屋で気に入ったので、ぜひ住みたいです!
男性:ありがとう。ルームメイトがネットにアップして希望者とやり取りしてるんだけど、まだ他にも人がいるみたいでその人たち全員と会ったら最後に決めて連絡するね。
私:わかりました!ありがとうございます!


そうして内見は15分程度で終わって帰ってきた。
立地も物件自体もとても条件がよく、なのに家賃がめちゃめちゃ安いのでかなり人気なのだろう。
良い返事がもらえるといいが、、、
あまり期待せず返事を待とう!

ドイツの内見はケルンで家主のアパートに行ったのと、ザールブリュッケンで今の家を見たのと、もう一つおばあちゃん家みたいな部屋に行ったのと、今回で4回目だ。

やっぱり私が良いなあ〜って思うような家は他の人も良いなあ〜って思うことが多く、どの場合も競合がいたと思う。(おばあちゃん家は人気がなさそうだったが)

やはりタイミングとか人柄とか、すでに住んでいる人との相性とかで決まるものだから、ダメでもあまり落ち込まないようにしよう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?