ドイツ生活367日目 2024/3/17 手作りカレーと愛の不時着🍛
今日はリラックスデー!
昨日は一日中市街地を歩き回って夕方までカフェに行ったりしていたので、今日はのんびり過ごすことにした。
と言っても夕方にはまたザールブリュッケンに帰らなければならないのだが、、
彼のアパートの上の階に住んでいる人が留守にしている間植物への水やりをしてほしいと彼に頼んできたらしく、週に1,2回水やりをしに行ったりポストの郵便物を部屋に持って行ってあげたりしている。
それについて行ってみることにした。
同じ間取りの部屋がどんなふうに人によって異なるのか見てみたいという気持ちもあった。
おお〜
見た感じはとてもおしゃれだが、靴のまま歩き回っているようで床は結構汚かった。(失礼)
彼が家では靴を脱ぐタイプの人で本当に良かったと思った。
この人は博士課程を勉強している人らしく実際は何を研究しているのかはわからないが、私が持っているデザインの本を持っていたり私が買おうと思っていた本も持っていたりした。
デザイナーではないらしいが、デザインとかアートにも興味を持っていそうな本棚だった。
そしてお昼ご飯には超美味しいスパイスから作るカレーを作った!!!
日本ではバーモントカレーなどのカレールウが安く買えるので、カレーといえば必ずルウを使っていた。
だがドイツでカレールウが一箱1000円くらいするので気軽には作れない。
そこで彼がカレーをスパイスから作るレシピを調べて作ってくれたのだ。
リンゴジュース、お酢などの隠し味も入っていて、とても美味しい。
辛さはチリパウダーの量で調整することができるので、甘口・中辛・辛口を作るのも簡単だ。
日本に帰ったらこれを家族に作ってあげたい!!!
「美味しい美味しい」と言いながら食べていたので、彼が「持って帰って今日の晩御飯にしなよ!」と言ってタッパーに詰めてくれた。
そして夕方にはお散歩しに近所の公園に行った。
卓球をしに行ったのだが、親子が卓球台を使っていたのでそれが空くまで遊具で遊んだりブランコに乗ったりして時間を潰していた。
赤と青の球を四つ連続(縦・横・斜めのいずれか)で並べることができたら勝ち!という謎ゲームがあったのでそれで遊んだ。
昨日買ってあげたプレゼントのショルダーバッグもいい感じで、なんと卓球ラケット2つとピンポン球もスッポリ入るサイズだった!
結局彼と卓球で勝負したら、私が勝ってしまった。
この公園にはウサギの巣があって、運がいいとウサギを見ることができる。
でも今日は鳥しか見ることができなかった。
ウサギの巣の入り口に紙袋のゴミが落ちているのをみて彼が「ひどい!これではうさぎが出入りできないじゃないか!」と言って、草むらを掻き分けてて腕を伸ばしてゴミを取り除いてあげていた。
優しい。
でもその時に何かチクチクする植物が膝に刺さったらしく、「なんかチクチクする、、」と言いながら歩いていた。
そして家に帰ってきてコーヒーと今朝焼いたバナナケーキを楽しみながら、『愛の不時着』を彼と一緒に観た。
私はコロナが始まったばかりの時期に観たのでもう4年前!?くらいに観終わっていたのだが、彼が新しいドラマを探していると言っていたので教えてあげたのだ。
ヒロインの女性、ユン・セリが北朝鮮から北緯38度線を超えて韓国に戻るシーン。
勇敢な兵士、リ・ジョンヒョクが「一歩だけならいいだろう」と言って彼女を抱きしめに南朝鮮に渡る瞬間だ。
私は大号泣、その横で彼は「このドラマ、面白い」と言いながら1話分観た。
残念だけど、そろそろ帰りの電車の時間だ、、という頃に彼が言った。
「あのさ、駅まで見送りに行ったほうがいい?」
「え?」
「いや、、その、、駅まで見送りに行ったほうがいい?」
「え?」
「あ、、あの、、その、、」
「え?それ以外に何があるの?」
「あ、えっと、直接家からスポーツジムに行ってもいいかな、、?なんて、、へへ」
「え?(怒)」
愛する女性のために北緯38度線を飛び越えた勇敢な兵士の物語を観た後で、6時間かけて会いにきてこれから5時間かけてまた家に帰る彼女のためにたった家から10分の駅まで見送りに行くことを彼はためらっているようだった。
彼は、北緯38度線をまるでドイツとフランスの国境のようなものだと考えているのだろうか?
だからこのドラマで描かれるリ・ジョンヒョクの勇敢さが理解できなかったのか?
跨いだ瞬間銃殺される、というか実際は韓国と北朝鮮の国境線は跨ぐところか国境まで絶対に行き着けないような厳戒態勢になっている。
ドラマなので確実にフェイクは入っているものの、リ・ジョンヒョク兵士は愛するユン・セリのために危険を顧みず国境線まで見送りに行ったのだ。
だから君も、家からたった10分のケルン中央駅くらい見送りに来るべきだ!
そしてマウスと彼と私でケルン大聖堂の前で記念写真を撮って、私は電車に乗り込んだ。
電車に乗った瞬間、彼が作ってくれたタッパーに詰めたカレーを冷蔵庫に忘れてきたことに気づいて愕然とした。
家の冷蔵庫に食材が全くない!
スーパーも開いていないし、どうしよう、、
結局乗り換えの時に駅の売店でスナック菓子を買って今晩の飢えを凌ぐことができた。
帰りは特に遅延もなく、22時には家に到着することができた。
次に会うのはイースター休暇なので2週間後だ。
4連休なのでもっとゆっくりケルンにいれるので楽しみだ。
いい週末をありがとう!
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