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新曲が好きすぎたからメモ

夢追さんの新曲がにじフェス2023前夜祭でお披露目されました。
前夜祭を見て思ったことは、アーカイブ公開期間中に必ずnoteにするけど、この新曲を聞けば聞くほど、色々な感情が溢れてくるからそんな思いもきちんと整理しようかなと。

新曲のMVが12月23日に公開されました。多分クリスマスプレゼントです。皆さん見ましょう。↓
この動画より下はあるオタクの独り言しか書かれていません。有益なものはなにもありません。

『虹の在り処』作詞作曲はもちろんバーチャルシンガーソングライター夢追翔。

この曲の歌詞を見ていて1番に思ったことは「夢追翔がにじさんじを曲にするとこういう歌詞になるんだな」でした。
『虹の在り処』の虹は夢追さんの憧れであり、夢追さんの居場所でもあるのかなと思ったのです。
そんな曲の初披露がにじフェス前夜祭なのも含めて、どこまでもにじさんじの夢追翔の曲。

デビュー曲として『死にたくないから生きている』を世に発表した夢追さんが5年経って『馬鹿にされたままでは死ねないからさ』と綴ってくれたことが、私にはとても嬉しかったです。
所詮私はここ1年半くらいしか夢追さんを追っていない人間ですが、それでも生きている理由が『死にたくない』から『馬鹿にされたままでは死ねない』に変化したのはきっと幾つものきっかけがあるのだろうと思います。私は夢追さんに一秒でも長く生きてほしいと願っているので、正直『死ねない』から生きているのも、前向きな理由ではなくても、夢追さんが生きる理由がいくつもあればあるだけ嬉しくなってしまうのです。

それから面白いなと思った『虹は逃げ道塞いで 僕を照らす』という歌詞。
虹は空気中の水分によって太陽光が屈折することでできるのだそうです。つまり虹は自ら光るのではなく、太陽という光源があることで生まれる。虹が光るではなく、照らすという表現が面白いなと思いました。これはにじさんじに所属する夢追さんだから出てきた表現なのかなあ。にじさんじの虹は自ら光って誰かを照らすだけのパワーがありそうだと勝手に想像してみたり。
この虹は夢追さんにとってどんな意味を持つ虹なのだろうか。『逃げ道』を塞ぐという歌詞にはどこかマイナスな感情が含まれている気がします。でもその虹に照らされもする。照らすという言葉にはきっとプラスの感情が込められているのではないでしょうか。正と負。一見矛盾した二つの意味を持つ虹。そんな虹が確実に夢追さんの逃げ道を塞いでいることは、夢追さん自身も認識している。重いなあ。噛み締めれば噛み締めるほど夢追さんの曲って重量があります。

この曲は所々私が夢追さんに言いたい言葉にもなるのかもしれないなあなんて事も考えてみました。『君はねぇ見てる?そろそろ気付いてよ 言葉になんかしてやるものか 代わりなんて居ない色だと 証明してる』。私にとって夢追翔という存在は何にも代えることが出来ない唯一無二の存在です。だから私は夢追さんにあなたの代わりは何処にもいないと伝えたい。私を音楽で救った人は間違いなく夢追さんしかいないのだから。

『言葉になんかしてやるものか 』という歌詞がやっぱり好きなんだよなあ。わざわざ言葉にするまでもなく、行動で自分の独自性をアピールしていくその姿勢がかっこいいなと思います。MV中ずっと夢追さんは空を見ていて、画面に向けられているのは背中だけ。曲を再生するまでもなく、見てななんて言葉が聞こえてきそう。
当たり前ですけど、私に出来るのは見ることだけなんです。私は勝手に夢追さんに救われて、助けられて歩いてるのに、夢追さんの歩く道には私は干渉できない。そういう点では私が見ているのはずっと夢追さんの背中だったのかもしれないなと気づかされました。
きっと顔の角度的に上を見ているのでしょうけど、どんな表情をしているんでしょうか。上を見るのは何も気分が上向きなときだけではないはずです。涙をこらえるために天を仰ぐとき。どうしようもなく立ち尽くすときもふと上を見たくなってしまう。それから空の青さや広さに絶望するときも、上を見ている。実は落ち込んでいるときほど人は上を見上げてしまうのかもしれません。でも願わくばMVの夢追さんが空を見上げる理由は明るいものでありますように。

そして最後に『君はねぇ見てる? 其処に居るならどうか 焼き付けていて 僕の姿を 偽りに塗れてても 虹はそこに  鮮やかなまま』という歌詞。「推しは推せるうちに推せ」なんて言葉があるように、その時その瞬間を逃すことが、時にどこまでも大きく響きかねないのが推し活です。私自身何度も「あの時ああしてれば…」と後悔したことがあります。にじフェス前夜祭は(現状では)円盤化が決まっていないため、見逃し配信期間を過ぎればこの曲の初披露の瞬間を見返すことは出来ません。ある日動画が消えてしまえばこのMVも二度と視聴することは出来ない。そんな世界で生きる推しから『焼き付けていて』と歌われたら、私に出来るのは明日世界が滅んでも悔いがないようにこの時この瞬間の夢追さんを記憶に刻むことのみです。このnoteを書いている途中で前夜祭のアーカイブは見逃し配信期間を過ぎてしまいました。それでも目を閉じればあの日のステージが目の前に現れます。『君は』という歌詞と共に手を客席に伸ばす夢追さんが鮮明に思い出されます。あの配信を何度も何度も見返してよかった。でも今よりももっと鮮明に思い出せるくらいに見返しておけばよかったかもしれない。

夢追さんの作る曲はどれも好きすぎて一番を決めるのが本当に難しいけれど、「一番好きな曲は」って聞かれた時に浮かぶ曲リストの中にこの『虹の在り処』が新しく加わりました。素敵な曲をありがとうございました。

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