ネイバーズグッド株式会社 代表日誌

多世代交流シェアスペース、ローカルメディアの運営、デザイン、Web制作、地域イベント企…

ネイバーズグッド株式会社 代表日誌

多世代交流シェアスペース、ローカルメディアの運営、デザイン、Web制作、地域イベント企画、運営などをやってます。 ネイバーズグッド(株)、マルコせいさく所 代表

マガジン

  • ネイバーズグッド代表日誌

    慌ただしく過ぎる新米経営者の日常。日々の出来事や反省。起業のリアル。2021年2月設立。

  • コワーキングスペース「ライブラリー中村橋」店長のここだけの話

    練馬の中村橋にて2021年9月にオープンしたコワーキングスペース「ライブラリー」の店主のつぶやき、ぼやき。一緒にぼやいてくれたら嬉しい。

最近の記事

人の役割をつくり、まちを一つに

前回のnoteでは、「まちのデザイン屋さん」としての限界を綴りました。 会社を継続、発展させ、まちが抱える社会課題を解決させていくために収益性を改善させていかなくてはなりません。 そのためには、段階を踏む必要があり、今回のnoteでは「まちのデザイン屋さん」から移行のための最初のステップを書きたいと思います。 最近ではすっかり商店街、地域のイベント屋さんとして重宝いただいてきております。 元々、そんなイベント制作にお金がかけられる文化がなく、ボランティア半分、仕事半分

    • 「まちのデザイン屋さん」の限界。まちとデザインの実情とボランティア。

      前回のnoteで、今のネイバーズグッドに足りないものは商品だと書きました。 デザイン、ホームページ制作という商品があって今日に至ることはできていますが、積み重ねてきている「社会資本」を活かした商品がない、という状況が大きな課題だと感じています。 商品の開発にあたっては段階を踏む必要があり、今回はその具体的な内容を書こうとは思ってはいたのですが、もう少し時間がかかりそうなので、まず、弊社が抱える課題の解像度をもう少し上げていきます。 ネイバーズグッドの今の最大の課題は収益

      • 「社会資本」とビジネス。「ネイバーズグッド」に今足りないもの。

        前回は「ネイバーズグッド」は「社会資本」を生産しているというお話をしました。 「社会資本」は、私たち人間が幸福を感じるために欠かせない要素です。 社会の現状に目を向けてみると、地域コミュニティーの希薄化に加え、リモートワークやあらゆるハラスメントの顕在化をはじめとして、職場関係も希薄化が進みます。 こういった人と人との関係や絆が細くなるというのは、「社会資本」の欠落を意味します。 かつては、共同体のつながりは強いものでした。ある地域に住んだり、どこかに就職することで半

        • 「ネイバーズグッド」は何を生産しているのか?

          社会問題をどうやって「ネイバーズグッド」で解決させるのか。 その前に、「ネイバーズグッド」は何を生産しているのか?に触れておきたいと思います。 突然ですが、幸福とはなんでしょう。 宗教っぽい出だしで怖いですね。 社会評論家、橘玲氏は著書の中で、幸福とは、「金融資産」と「人的資本」、「社会資本」 のしっかりとした土台があった上で設計されるべきものと説いていて、僕はそこにヒントを見出しています。 お金にならないことばかりをやって、周りからとても心配されています。 確かにめち

        人の役割をつくり、まちを一つに

        マガジン

        • ネイバーズグッド代表日誌
          50本
        • コワーキングスペース「ライブラリー中村橋」店長のここだけの話
          26本

        記事

          社会問題を「ネイバーズグッド」で解決させる

          地域に新しい仕組みが必要です。 前回挙げた 高齢化によるデジタルディバイトや孤独 若者が活きる場がない問題 商店街、町内会の担い手不足 といった全ての課題を解決させ、かつ結果的に究極的な地域課題である防災を高めます。 かつてであれば、有志で集まり、非営利団体やNPOを発足させ、これらの課題に挑む姿が順当であったかと思います。 しかし、成長から成熟へと一定の時代の流れを経て完成された社会に変化をもたらすためには、これまでの常識を覆し、イノベーティブに取り組んでいく

          社会問題を「ネイバーズグッド」で解決させる

          僕らが対峙している社会問題は何なのか?

          遠くの誰かのためではなく、目の前の大切な人のために自分の仕事があるようにする。 と、強く心に決めてから、目の前にいる人たちの困りごとに応え続けてきました。 ゴミ拾いや落ち葉はき、商店街の街路灯のフラッグの交換、掲示板へポスターの掲示…さまざまな困りごとに応えます。 そういった中でまず感じるのは「高齢化」です。 テクノロジーの進化のスピードとのギャップが生む、デジタルディバイト(ネットやスマホを利用できる者と利用できな い者との間に生じる格差)であったり、孤独問題がありま

          僕らが対峙している社会問題は何なのか?

          雪掻きから立ち返る初心

          2月7日の東京は警報を伴う大雪でした。 数年前より雪が積もった翌朝は早起きして、近所の雪掻きをするようにしています。 昨年までは家の前止まりでしたが、今年は中杉通りまで出て通り道をつくろうと気持ちが働いて動けたのは、「この人が困るだろうな」というイメージする人の顔が拡がったからだと思います。 時間が経つにつれ、他の雪掻きをする方も増えてきて、協力して駅までの道を確保することができました。 雪道の中を通勤に急ぐ人たちを見て、当時抱いていた違和感を思い出し、初心に返ります。

          次世代のためにどういう社会であるとよいのか

          最近は音声で日々思うことを音声で記録しています。

          次世代のためにどういう社会であるとよいのか

          やりたいことができる社会は果たしてよいことなのか

          最近は音声で日々思うことを音声で記録しています。

          やりたいことができる社会は果たしてよいことなのか

          「やりたいこと」を実現できる場を創りたい

          8年目となった、阿佐ヶ谷のシェアハウス「マルコせいさく所」。 その間にメンバーや身の回りの環境も変わり、転換期を迎えているように思います。 世代や職種を越えた人たちが集まり、さまざまな価値観に触れられる場所にしたい、という想いから仲間と立ち上げました。 今日に至るまでの何度かの転換期の都度、「このシェアハウスをどうしていきたいのか?」と、問われます。その度に、この初心に立ち返るわけですが、どうも最近シックリきません。 なぜならば、当時思い描いていた理想が、実は叶ってしま

          「やりたいこと」を実現できる場を創りたい

          3月15日(水)「デザインの力」

          今日はデザインの力を感じた一日だった。 デザインとは誰に何を伝えるのかを設計することである。 中村橋にてコワーキングスペースを開業したことをキッカケにつながった、木癒庵という材木屋さんであった古民家を活用した、コミュニティースペースがある。 とても素敵な場所であったが、残念ながら取り壊しとなることになった。 最後にフリーマーケットを開きたいので身の周りの人を呼んで欲しい、と連絡を受けた。 「場」を手放す悲しさ、悔しさ、無念さ…というのは、コワーキングスペースの閉店を経

          3月15日(水)「デザインの力」

          3月12日(日)「そのアイデア、価値となるかエゴとなるか」

          生き方、働き方の選択肢が増え、精神的な負荷がさまざななハラスメントとして訴えられ、いわゆるホワイトに、そして合理的になっていく。 良いことのように思えるけども、果たしてそれが幸せにつながっているのか、と疑問に思う。 幸せはあくまで主観だと思うので、人それぞれにあっていいと思うが、良さそうな変化に向かっているはずなのに、なんだか満たされない空気感はなんなんだろう。 非合理でブラックであった昭和の方が、なにかに向かっていくポジティブなエネルギーに溢れ、夢があったように思う。

          3月12日(日)「そのアイデア、価値となるかエゴとなるか」

          2月4日(土)「主従関係」

          強いチーム編成にあたって、主従関係が最近のテーマ。 聞こえはあまりよくないかもしれない。 もしかしたら、もう少しいい言い方があるのかもしれないが、とにかく強さを得るためには、縦の関係構築が必要だ。 そんなことを言っておきながら自分は、そういった関係が嫌いだった。反動でフラットな関係構築のためにシェアハウスを立ち上げ、年齢や立場に関係なく話ができる場をつくってきた経緯がある。会社員を辞めた理由の一つでもある。 しかし、何周か廻ってそれを今、必要としている。 みんな仲良く

          1月29日(日)「強いチームをつくる」

          いいまちをつくる。 僕らの会社はお金よりも社会的意義を強く求め、モチベーションの根底には善意がある。 言葉にすると、どこか偽善っぽく、またビジネスとしての甘さを感じられるかもしれない。 実際に、受講した起業塾でのビジネスコンテストでは、「経営者向きではない」と厳しい評価を受けた。 「想い」から興す事業は、ビジネスの世界では舐められるような実感がある。 当初は悔しくてたまらない気持ちが湧き上がった。 しかし、荒波に飲まれながらも3年目を迎えると、「そりゃそうだ」という納

          1月29日(日)「強いチームをつくる」

          1月21日(土)「続・金を稼ぐか、信頼を稼ぐか」

          先日、「金を稼ぐか、信頼を稼ぐか」というタイトルでnoteを書いた。 利益とのバランスを取らずに信頼を得ることに注力すればよかったという反省談。公開後、思いの外アクセス数が良く、このテーマについて気になっている人も多い印象を持った。 しかし、いかんせん個人的反省だったため、きっと期待に反してしまっていただろう。 「金を稼ぐか、信頼を稼ぐか」 書いたときは、「金」と「信頼」を同じ天秤に乗せ、どっちを優先させるべきだったかを自問をした。が、結局これらは、「どっちが?」とい

          1月21日(土)「続・金を稼ぐか、信頼を稼ぐか」

          1月21日(土)「地域でノウハウが共有できないか」

          地域イベントの実行委員をやらせてもらったり、商店街のイベント運営、理事会への出席をさせていただけていることで、日々たくさんのことを学ばせてもらっている。 まずは求められること、必要とされることを一つ一つ着実にこなしていきたいと思うが、先々には地域イベントや組織運営を行うためのノウハウやスキームをシェアできる仕組みができないかな、と考える。 先日は、イベントの後援申請しに役所へ提出に出かけた。計6部署を回る。また、調理を扱うイベントの際には、保健所や消防の申請だったり。その

          1月21日(土)「地域でノウハウが共有できないか」