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<1>ONE PIECEとSLAM DUNKの不思議な関係 後編

ご無沙汰しております。
やっと作業が進みました……

いつも撮影して編集、そして
投稿しているYoutuberさんはすごすぎる…

きっかけは神木さんがとある配信で
仰っていた様々なお話から推測して、
探してみたら わんさかわんさか…

…と発見してしまった というわけですが、

ウォーターセブンとエニエス・ロビー編には
「スラムダンク」を参考にされたと思われる
アイデアが 特に多く
採用されているように感じました。

それを証明すべく、これから
いろいろと列挙させていただきます。

Twitterでアンケートを取った結果、
"時系列"順にまとめていきます。

そして 難易度再現度に関して五段階の評価を
つけて 星マーク(★)でお届けします。

では参ります。

◆宮城リョータ、選手生命の危機
   ⇒ロビン(& ルフィ)、命の危機
(難易度 ★★★★ 再現度 ★★★★★)

ウォーターセブン…と書きつつ、
まだ着いてもいないのですが……

三井寿、膝を故障
ロビン、全身凍結

選手生命の危機 と 命の危機
言葉の共通点をアイデアに
活かされていることがわかります。

◆1on1、アイソレーション、スクリーン
  ⇒ルフィ vs 青キジの一騎打ち
(難易度 ★★★ 再現度 ★★★★)

さて、当時は海軍大将だった青キジ クザン。
ある時 ふと思ったんです。

この時のクザン、
なんかちょっとブサイクだな…と。
がそうさせているんだろうか…と思ったら
彼を思い出しました。

福田吉兆、福ちゃん
彼は1on1に強い、それを活かした「アイソレーション」
スクリーンとは身体で相手の動きを止める技術
一騎討ち、つまり1on1では一人しか倒せない…

陵南は福田にボールを集め、
宮城や桜木と1on1で勝負させることで
序盤のゲームを有利に進めるシーンがあります。
これは作戦のひとつで、
"アイソレーション"という
フォーメーションだそうです。

それになぞらえたのが
ルフィとクザンの一騎打ちだと思われます。

ルフィがクザンに1on1を仕掛けることで
結果的に他の一味をクザンから遠ざけて
安全を確保、そして全滅を阻止しました。

◆ロビンとウソップの離脱
  ⇒宮城と三井の存在
(難易度 ★ 再現度 ★★★★★)

陵南との練習試合の後、
翔北高校バスケ部には今はいない2人の選手が
在籍していることが明らかになりました。

彼らは結果的には
同時期にチームに復帰することになったわけですが、

これになぞらえているのが
"ウソップ""ロビン"の一時脱退と再加入だったのではないでしょうか!?

◆ロビン ⇒ 三井 寿
(難易度 ★ 再現度 ★★★★★)

特に、ロビンのこの時の衣装は
上下が黒で揃えられていたり、
首元のベルトのようなデザインが何か
悪い感じを印象付けられている感じがします。

…この服装のイメージ、実は
「学ラン」だったのではないでしょうか!?

◆ウソップ ⇒ 宮城 リョータ
(難易度 ★★ 再現度 ★★★★)

対するウソップは 一味を抜けるまでは
"宮城リョータ"のイメージで描かれているように感じます。

一番は負傷して一時離脱する点でしょうか!?

ちなみにウソップは 一味を抜けた後
あらゆる場面でいろんな役割をこなすことになります。
まさに
"ユーティリティ・プレーヤー"です。

◆勘"違い" ⇒ 意見の食い"違い"
(難易度 ★★★ 再現度 ★★★★★)


桜木 vs 宮城
ルフィ vs ウソップ

桜木と宮城のケンカ
ルフィとウソップが戦うことになるアイデアの基になったと思われます。

ただ、
桜木と宮城のケンカについては
宮城リョータの勘"違い"がきっかけだったのに対して

ウソップのメリー号への
強い思い入れと考えの食い"違い"
一時的な脱退とルフィとの決闘に繋がります。

このように
意識のすれ違いがケンカに繋がる…
…というイメージは共通しています。

◆抜けないふたり
  (宮城とルフィ)
(難易度 ★★★★★ 再現度 ★★)

山王工業高校戦、スラムダンクでは
最後の試合になりますが、
ここで宮城は山王の
ゾーンプレスに苦しめられます。
宮城は 深津と沢北の2人によって
動きを封じられてしまいます。

そして、
ウソップとロビンの脱退と
ガレーラカンパニーでの事件の後、
ウォーターセブンを 特大の
"アクア・ラグナ"が襲いますが

ルフィは2つの建物の間に
挟まってしまいます。

宮城とルフィは最終的に
自力で抜けることに成功しました。

ここまででご覧になった方の中で
疑問に思われる方が多いと思われます。

「コレは果たして
   "オマージュ"なのか!?」…と。

私の見解としては、
ウォーターセブン、エニエスロビー編は
スラムダンクから着想を得て物語が出来上がったと思っています。

それを表すために 用いられたのが
他の部分で描かれている
"オマージュ"描写だと考えています。

「ONE PIECEとSLAM DUNKの不思議な関係 前編」より

他作品で描かれた要素をワンピースの
世界に変換するとこうなる…
…というのが尾田先生の脳内で行われています。

今回は"抜けない"という表現から
その要素をルフィと掛け合わせて表現している、…そう思われます。

…これを
”オマージュ”と呼ぶかは疑問ですが、
こうしてアイデアを増やしていくというのは
とても面白いです。

◆宮城、木暮と三井
  ⇒ウソップとロビン
(難易度 ★★★★ 
  再現度 ★★★★★★)

ロビンのイメージは 引き続き
”三井寿”です。
ロビンと三井は それぞれ悪い方向へ
己の道を突き進んでいきます。

三井は湘北バスケ部を崩壊させるため
練習する体育館に乱入、
ロビンは自ら死刑を受けるため
CP9と共に海列車でエニエスロビーへ…

湘北バスケ部のメンバーは
拳や言葉で 三井の心に訴えかけます。
その中で印象に残ったのが
「木暮公延」"メガネ君"の存在です。

木暮は 三井に殴られますが
彼に強い言葉を言い放ち
そして 彼を説得しようとします

対して、 ロビンを乗せて
エニエスロビーへ向かう海列車の中、
ロビンのもとへたどり着いたのは
ウソップ(そげキング)でした。

ウソップは海列車の中
ロビンを説得します。
ロビンの奪還は 失敗に終わりましたが
ウソップはロビンに大切なことを
伝えることができました

コマの流れを比較してみると
ウソップはここでは"≒木暮"としての
役割を与えられている
のがよく分かります。

そして、
しっかりロビンの関節技を喰らうのは
ウソップは "木暮"であると同時に、
"宮城リョータ"の要素も持ち合わせているからでしょう。

いかがでしたしょうか!?

……そうです。

まだエニエスロビーにさえ
到着できていません……!!!


第二弾をお待ちください。

当記事内で使用した画像は下記作品からの引用になります。
「ONE PIECE (ワンピース)」©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
「SLAM DUNK(スラムダンク)」©井上雄彦/集英社・テレビ朝日・電通・東映動画
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. 発行:集英社 『週刊少年ジャンプ』



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