Mi_Wright

信州暮らし。実務翻訳業約18年の英⇔日翻訳者。2021年から出版翻訳の修行を開始。20…

Mi_Wright

信州暮らし。実務翻訳業約18年の英⇔日翻訳者。2021年から出版翻訳の修行を開始。2023年から時々書評誌に寄稿。遅読、併読、濫読、積読。図書館、古書店、書店、全部好き。遠距離介護十数年。

マガジン

  • 書評講座 Vol. 5

    • 5本

    課題書:1)ものまね鳥を殺すのは:アラバマ物語(ハーパー・リー著、上岡伸雄訳、早川書房)、2)「神は俺たちの隣に」(ウィル・カーヴァー著、佐々木紀子訳、扶桑社ミステリー文庫)、3)自由課題

記事一覧

固定された記事

【カジュアル書評】 クヨクヨ・イライラしがちな50代女性におススメする3冊 『50歳からでも、頭はよくなる!』林成之(三笠書…

------------------------ ※栄中日文化センター「豊﨑由美の書評道場」2023年5月分として提出した作品を、講評をもとに修正し、横書きに変えて掲載します。講師採点は5点満…

Mi_Wright
8か月前
61

半年前にWOWOWに加入したときの録画がまだ消化できていない。そのうち一番短い「フィンランド/森へ帰ろう」というドキュメンタリーを見て消そうと思ったが、いざ見てみれば大自然の美しさに癒され、消すのが惜しい。こうして録画は溜まりゆく。

Mi_Wright
1日前
2

TM NETWORKについて早く書きた〜い!
5/17深夜にNHKで放映されたラジオ収録の模様、すべてが良い。じっくり見て進まない。木根さんの選曲がGIRL FRIENDときいて、感極まる。詳しくはまた。

Mi_Wright
9日前
3

奈良井宿はリニューアルされた粋な宿場町

(約2200字)  5月の連休中に、電車で20分ほどの地元観光地、奈良井宿へ行きました。目的は観光ではなく別の用事でしたが、電車の到着後にたっぷり時間があったので…

Mi_Wright
2週間前
22

その日の無念はその日のうちに――ストレス対処/コーピング

(約700字)  昨日も今日も、思うように時間を使えず、「気付いたらもう夕方」という状態になっていた。計画にはなかった用事を急に入れてしまったりとか(それはそれで…

Mi_Wright
2週間前
7

【カジュアル書評】『デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語』河出書房新社

(約2800字) ■はじめに  このnoteで書いている「カジュアル書評」というのは、あまり条件に縛られず気楽に書評を書こう、というシリーズでわたしが勝手に命名したもの…

Mi_Wright
2週間前
7

【カジュアル書評】ガルシア・マルケス『純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語 ガルシア=マルケス中短篇…

(約3000字) ■本書を選んだ理由  今年はガルシア・マルケス作『百年の孤独』が文庫化されるというので、某SNSのタイムラインがにぎわっていた。この名著をまだわた…

Mi_Wright
3週間前
6

安曇野めぐり

(約1600字) 諸々大変だったことがようやく落ち着いてきたため、久しぶりに何かのついでではなく純粋に遊びで出かけようという気持ちになり、2年ぶりに安曇野へ行った…

Mi_Wright
3週間前
15

昨日の「光る君へ」も今朝の「虎に翼」も、一定の時代設定、人物設定、物語設定がありながら、細かいところでは、割と自由に、現代の女性の悩みに通じるところを取り上げているように感じた。共感ポイントがはっきり埋め込まれている。ある人の歴史を淡々と語るだけでは共感を得にくいのかも。

Mi_Wright
1か月前
6

「虎に翼」、時代は全然違うけれど、自分が十代後半に抱いていた強い気持ちが呼び起こされた。自分はあの時選択を間違ったかと思うことが最近あるけれど、いや、いいんだよ間違ってなかったよ、と言ってもらえた気がしてくる。どっちを選んでも天国ではないと思えばよいのだ。立ち向かえばよいのだ。

Mi_Wright
1か月前
3

先月聴けない日が多くてダウンロードチケットでラジオ英会話を聴いてみたら、雑談がなくて寂しい。大西先生の駄洒落、ろーざさんとDavidさんの英語のおしゃべりにどれだけ助けられていたか思い知った。卒業したはずだったけど、時々聴くかな。

Mi_Wright
1か月前
1

ひと月ぶりにジムへ。普段の歩きと踵落としの成果なのか、脚は問題なし。弱っていたのは背筋。体重減はこのせいか。腰痛が出ないよう、普段も何かで背筋を鍛えよう。そして気持ちが元気に、動作が早くなった。運動は日々のかなめ。今のわたしには特に。

Mi_Wright
1か月前
2

NHKで「光る君へ」のファンミーティングをやっている。吉高さんが良い意味でなかなかぶっ飛んでらして、全体的に面白い。

Mi_Wright
1か月前
1

【視聴メモ】光る君へ(13)進むべき道 

(約320字) ■印象的なセリフ(要旨) ・まひろの乳母「姫様がまた稼ぎにならないことをされています」←なんとなく耳が痛いわたし。 ・一条天皇「いつか?」天皇の母詮…

Mi_Wright
1か月前
3

一昨日の停滞がウソのように過ごせた昨日になった。
ダメな日で終わらせたらもったいない。その時わからなくても、イイ日が来る。
すぐに忘れるけど、前もそうだった。

Mi_Wright
1か月前
2

寝て起きたら、リセットされた。日が変わるのがありがたい。昨日の停滞がウソのように今日を過ごせたらいいな。

Mi_Wright
1か月前
2
【カジュアル書評】 クヨクヨ・イライラしがちな50代女性におススメする3冊 『50歳からでも、頭はよくなる!』林成之(三笠書房 知的生きかた文庫)『旅する喫茶店』(旅行読売出版社)「灯台へ」(河出書房新社 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第2集より 鴻巣友季子訳)

【カジュアル書評】 クヨクヨ・イライラしがちな50代女性におススメする3冊 『50歳からでも、頭はよくなる!』林成之(三笠書房 知的生きかた文庫)『旅する喫茶店』(旅行読売出版社)「灯台へ」(河出書房新社 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第2集より 鴻巣友季子訳)

------------------------
※栄中日文化センター「豊﨑由美の書評道場」2023年5月分として提出した作品を、講評をもとに修正し、横書きに変えて掲載します。講師採点は5点満点の4点、講師と参加者による採点結果では12人中4位でした。この日の書評王からの「ダントツで好き」も頂戴しました。
------------------------

 更年期という言葉は聞き飽きた。い

もっとみる

半年前にWOWOWに加入したときの録画がまだ消化できていない。そのうち一番短い「フィンランド/森へ帰ろう」というドキュメンタリーを見て消そうと思ったが、いざ見てみれば大自然の美しさに癒され、消すのが惜しい。こうして録画は溜まりゆく。

TM NETWORKについて早く書きた〜い!
5/17深夜にNHKで放映されたラジオ収録の模様、すべてが良い。じっくり見て進まない。木根さんの選曲がGIRL FRIENDときいて、感極まる。詳しくはまた。

奈良井宿はリニューアルされた粋な宿場町

奈良井宿はリニューアルされた粋な宿場町

(約2200字) 

5月の連休中に、電車で20分ほどの地元観光地、奈良井宿へ行きました。目的は観光ではなく別の用事でしたが、電車の到着後にたっぷり時間があったので結局観光客のように周遊しました。

■奈良井宿についてざっくりと

 江戸時代につくられた五街道のひとつ中山道(なかせんどう)にある宿場町です。山あいの奈良井川沿いに、江戸時代の面影を残す町並みがつづき、その距離は宿場町としては日本

もっとみる

その日の無念はその日のうちに――ストレス対処/コーピング

(約700字)

 昨日も今日も、思うように時間を使えず、「気付いたらもう夕方」という状態になっていた。計画にはなかった用事を急に入れてしまったりとか(それはそれで有意義だった)、決めていた用事が予定より時間を要したことが原因だが、やるべきことを優先して自分のしたいことがおろそかになると、なんだか自分の自己肯定感が下がる。自分の価値が下がる。
 この状態のまま眠りにつくのは絶対に避けたい。

 と

もっとみる

【カジュアル書評】『デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語』河出書房新社

(約2800字)

■はじめに

 このnoteで書いている「カジュアル書評」というのは、あまり条件に縛られず気楽に書評を書こう、というシリーズでわたしが勝手に命名したものですが、今のところなぜかすべて、河出書房新社刊行の作品を扱っています。今回も偶然そうなりました。個人的に、心を持っていかれやすい出版社なのかもしれません。

■本書を選んだ理由

 本書『デカメロン・プロジェクト パンデミックか

もっとみる

【カジュアル書評】ガルシア・マルケス『純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語 ガルシア=マルケス中短篇傑作選』河出書房新社

(約3000字)

■本書を選んだ理由

 今年はガルシア・マルケス作『百年の孤独』が文庫化されるというので、某SNSのタイムラインがにぎわっていた。この名著をまだわたしは読んでいないが、以前『ニュー・ミステリ : ジャンルを越えた世界の作家42人』(Hayakawa novels) に収録された短編「幽霊船の最後の航海」を読み、句点がほとんどない長い一文で書き連ねるスタイルに触れて以来、この有名

もっとみる
安曇野めぐり

安曇野めぐり

(約1600字)

諸々大変だったことがようやく落ち着いてきたため、久しぶりに何かのついでではなく純粋に遊びで出かけようという気持ちになり、2年ぶりに安曇野へ行った。前回2年前の秋には、

■安曇野ハーブスクエア

■大熊美術館

■OLICA CAFE

を訪ねて満喫した。そして五月連休中の今日行ったのは

■Cafe CREEK

 八面大王足湯から山麓線をずっと北上して、有明山通りを横切

もっとみる

昨日の「光る君へ」も今朝の「虎に翼」も、一定の時代設定、人物設定、物語設定がありながら、細かいところでは、割と自由に、現代の女性の悩みに通じるところを取り上げているように感じた。共感ポイントがはっきり埋め込まれている。ある人の歴史を淡々と語るだけでは共感を得にくいのかも。

「虎に翼」、時代は全然違うけれど、自分が十代後半に抱いていた強い気持ちが呼び起こされた。自分はあの時選択を間違ったかと思うことが最近あるけれど、いや、いいんだよ間違ってなかったよ、と言ってもらえた気がしてくる。どっちを選んでも天国ではないと思えばよいのだ。立ち向かえばよいのだ。

先月聴けない日が多くてダウンロードチケットでラジオ英会話を聴いてみたら、雑談がなくて寂しい。大西先生の駄洒落、ろーざさんとDavidさんの英語のおしゃべりにどれだけ助けられていたか思い知った。卒業したはずだったけど、時々聴くかな。

ひと月ぶりにジムへ。普段の歩きと踵落としの成果なのか、脚は問題なし。弱っていたのは背筋。体重減はこのせいか。腰痛が出ないよう、普段も何かで背筋を鍛えよう。そして気持ちが元気に、動作が早くなった。運動は日々のかなめ。今のわたしには特に。

NHKで「光る君へ」のファンミーティングをやっている。吉高さんが良い意味でなかなかぶっ飛んでらして、全体的に面白い。

【視聴メモ】光る君へ(13)進むべき道 

(約320字)
■印象的なセリフ(要旨)
・まひろの乳母「姫様がまた稼ぎにならないことをされています」←なんとなく耳が痛いわたし。

・一条天皇「いつか?」天皇の母詮子「いつかとはいつかです!」←映画PERFECT DAYSで、平山と姪が橋の上を自転車で走りながら交わす会話「今度っていつ?」「今度はこんど♪」とはエライ違いです。

・道長「父のめざす真の政とは?」父兼家「家だ。人は死んでも家は残る

もっとみる

一昨日の停滞がウソのように過ごせた昨日になった。
ダメな日で終わらせたらもったいない。その時わからなくても、イイ日が来る。
すぐに忘れるけど、前もそうだった。

寝て起きたら、リセットされた。日が変わるのがありがたい。昨日の停滞がウソのように今日を過ごせたらいいな。