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水通しでサウナの扉が開いた話

水通しとは…
サウナに入る前に水風呂に浸かり、一度身体を〆る行為。
かの有名なレジェンドサウナー「濡れ頭巾ちゃん」が考案したとも言われる。
(諸説あります)


こんな水通しを始めたきっかけは、
夏の暑い日にサウナに入っていた時のこと。

・なんか汗が良い感じに出ないな…
・外の暑さからの流れでボーッとするな…
などと
火照って身体のままでサウナに入ることに違和感を感じ、
それが日に日に大きくなっていることに気がついた。

その気になりようを例えるなら、

のような感じ。

話を水通しに戻すが…
そんなある日、
そういえばサウナ愛でたいでいつも濡れ頭巾ちゃんは水に入ってからサウナ入ってたなぁ。
どんな感じなのかなぁ。
と無性に気になり、
思い切って水通ししてみた。

「ゔぁ冷た…」と思い、
ものの10秒で水風呂から出て、
身体を丁寧拭き、
サウナに駆け込んだ。

すると…
羽衣(サウナから水風呂に入り、少しすると出てくる熱のベールみたいなもの)に似たベールが私を包み込んだ。
まるで、
サウナの妖精トントゥが優しく抱きしめてくれているような感覚。

「えっ、水通しやば」

水通しを知る前のサウナ時代(前期)

水通しを知った後のサウナ時代(後期)
に例えるなら、
後期の始まりだった。

それからというもの、
毎回水通しをするのが普通になり、
ある変化が起きた。

サウナでも、
水風呂でも、
熱湯でも、
もちろん外気浴でも。

全ての瞬間でととのう感覚を感じられるようになった。

おそらく、
今まで開いていなかったら扉を
水通しが開いてくれた気がする。

水通しはそういうものだと思う。

*個人の感想です。

2023.1.15
三越伊勢丹サウナ部
CCO
たしろ

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