哀れなるものたち 感想
幼少期死体を刺して笑う主人公ベラの姿は狂人のようだけど、私たちも小さい時一度はアリの巣を壊したりナメクジをに塩をかけて遊んだ。
サイコパスみのある表現ではあるけど、笑ったり泣いたり無垢なその姿は人間の本質?本能?をわかりやすく映してる
善悪の基準がないベラが成長につれて育っていく良識ある社会との繋がり
私たちは夕陽を見て綺麗だと思い音楽を聴いて心が踊る 人生はその居心地の良いところが自分の幸せだと理解していくことの積み重ねのように感じる
フェミズム的な思想
女が人間として扱われない様は売春宿でしっかりと表現される
「なぜ私たち女が選ぶことができないの?」
ベラが世界を知ることを拒絶する男たち
女が自らの力で歩んでいくことを疎ましく思う社会
最後までそこに抗うベラの姿は勇敢だった
ここで出てくる哀れなるものたち
嫉妬心、独占欲、人と比べる思考、常識や価値観に振ら回されてベラに執着する男たちだった
世界を広くとらえて自分を見直したい
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