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人付き合いを工夫したら、人生ハレ日和

前回のあらすじ▼
「ミサキさん」は、ふと思ったのです。
「もしも、もっと私に収入があったならば、
     子どもはより【幸せ】を感じるのだろうか?」とー

お金で【幸せ】は買えない。
でも、もう少し収入があったならば、もっと【幸せ】な日々を過ごせるんじゃないか、
そう、お金があったならばもっと人生ハレる、そんな気がした。

人はひとりでは生きれない、だからこそ

こうして【幸せ】になるためにはどう行動すべきかを日々考える中で、最近私こと「ミサキさん」は改めて ”人はひとりでは生きれない” と感じるようになりました。
瀬戸内寂聴さんもご生前に下記のように仰っています。

人間は一人では生きていけません。必ず誰かの世話になり、他人を傷つけながら生きていくのです。それが人生です。

私個人としても、両親や親戚はもちろん、友人、知人、会社の同僚や上司、部下などたくさんの方々に日々理解され、気遣っていただき、そして時には助けていただきながら生きています。
そして、私の娘も含めたらば、上記だけでは収まりません。
さらに保育園、幼稚園、小学校の先生方、地域の方々、そして病気をしたときにはお医者さまや看護師さんにもお世話になります。
このように、私たちは日々たくさんの周りの誰かに支えていただきながら生かされていると感じずにはいられません。
つまり、私たちの【幸せ】な人生は、人との関わりを無しにして成立しえないのであります。

先日、【幸せ】になるためには ①適当な量のお金の確保 と ②幸せになる考え方の実践 (②については「幸せになれないよ」と言われて奮起したあの日をご覧ください) が必要だと申しました。

しかしながら、①と②を持ってしても、私たちは日々誰かと関わり生活をしています。
あなたも是非想像してみていただきたいのです。
確かに、コロナ渦以降、人との関わりが以前に比べて少なくはなりましたが、1日のなかで一度も他者と関わりを持たない日はありますでしょうか?
例えば、買い物に立ち寄ったスーパーやコンビニ。
今ではセルフレジも増えてしまい、買い物という1シーンのみを切り出すと他者との関わりがないという方はもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
けれども、1日のなかのあらゆる場面を想像したときに、きっとどこかで他者と関わりをもって生活をしていることと思います。

なかなかこういった日々の何気ない一瞬一瞬での他者との関わりを “誰かに支えられ、生かされている” と考えるのは少々言い過ぎに聞こえるかもしれませんが、少なくとも私たちは日々誰かと関わりをもって生活しています。
そして、いくらお金があったとしても人との関わりはお金では買えませんし、お金があれば他者と関わりを持たずに生活ができるか、というとそんなことは決してありません。また、誰しもが【幸せ】になる権利を有しているからといって、【幸せ】になる考え方だけを実践してさえいれば、他者と関わらずに【幸せ】な人生を謳歌できるかと言われたらそうではないということもお分かりいただけたのではないでしょうか。

このように考えてみると、私たちは日々 “誰かに支えられ、生かされている” と言っても決して過言ではなく、【幸せ】な人生を歩むためには、人との関わりも極めて重要と言えるのであります。

人付き合いから考える幸せ

さて、私たちが【幸せ】な人生を歩むためには、他者とどう関わるかどのように付き合っていくかが大切になります。また、たくさんの不特定多数の他者のなかでも、あなたが “誰と” 関わるか “誰と” 付き合うかも重要と言えます。

あなたは、人付き合いにおいて疲れやストレスを感じてしまうことはありませんか。
私は、正直なところ人付き合いで疲れやストレスを感じることが多く、人との関わりが人生において必要不可欠であるからこそ、ストレスフリーなより良い人間関係を持ちたいとずっと望んできました。
そして、今回こうして【幸せ】な人生を歩むためには、人との関わりも極めて重要と気が付けたからこそ、【幸せ】に直結する人との上手な関わり方、付き合い方について考えていきたいと思います。

なぜ、人付き合いで疲れてしまうのか

冒頭より再三申し上げているように、私たちは日々周囲の誰かと関わりをもって生活をしています。言い換えると、私たちは日々周囲の誰かと付き合いながら各々の人生を生きています。
では、これほど私たちが生きていくうえで欠くことができない他者との関わりにおいて、時に私たちが疲れやストレスを感じてしまうのはなぜなのでしょうか。

マイナビニュースによると、人付き合いで疲れを感じる要因として以下の3つが挙げられています。

価値観の違い
ひとり時間の不足
今の人間関係以外の居場所を見いだせない

また、Oggiの記事では人付き合いで疲れを感じる要因として以下の3つが挙げられています。

本当の自分を表現することを控えている
周囲へ過度に気を遣っている
他者を思いやるばかりに他者を優先しがち

あなたも、上記に当てはまるものがきっとおありだったのではないでしょうか。
あなたも、上記に当てはまるものがきっとおありだったのではないでしょうか。
私は、特に本当の自分を表現することを控えているが人付き合いにおいて疲れを感じる要因であると自己分析しております。もちろん、その根底では他者との価値観の違いを気にしているがゆえに「きっと分かってもらえない」などと思い込み、自己表現をすることを躊躇したり、避けたりしているのだとも分析できます。
というのも、適職診断や性格診断の結果でよく下記のような結果をいただくことがあるからです。

コミュニケーション力の自己主張・説明力については低い結果となり、改善の余地がありそうです。
傾向として、[自分の意見や考えをうまく相手に伝えることや、自分と異なる意見をもつ相手に対して自分の意見をはっきり伝えるのが苦手]なようです。

そこで、ここからはより【幸せ】な人生を歩むために、疲れない人付き合いを習得すべく、どのようにしたら自分の意見や考えをうまく相手に伝えることができるようになるか、に焦点を当て「図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめーPHP」という書籍の内容を参考に考えて参ります。

どうして自分の気持ちを伝えられないのか

そもそも、なぜ私たちは自分の気持ちを上手に伝えることができないのでしょうか。
書籍によると、自分をうまく表現できない理由として以下の4つが挙げられています。

そもそも自分の気持ちが把握できていない
結果や周囲を気にしすぎである
自分の権利を活用できていない
自分の考えや気持ちを大切にできていない

ひとつずつ確認していきます。

そもそも自分の気持ちが把握できていない

自己を表現するうえで、自分の気持ちを明確に把握することがまず必要となります。
しかしながら、多くの人は成長の過程で表現をしなかった、避けなければならなかった気持ちや考えが各々で少なからず存在し、それらを心の奥低に抑圧しながら生きています。当然ながら、使用しないと中学や高校で習った英単語をどんどん忘れてしまうのと同じように、表現を避けた、しなかった気持ちや考えは忘れられてしまうので、徐々に私たちは自分の気持ちを明確に把握しづらくなっていくといいます。

結果や周囲を気にしすぎである

自己を表現するうえでは、自分の言いたいことが相手に伝わるかどうかではなく、自分の気持ちを適切に言えるか否かが重要なのだそうです。残念ながら、私たちは一人ひとりで理解の枠組みや言葉への意味付けが異なるため、そもそも自分の言いたいことが相手に正しく伝わる可能性は低くなります。予めそんなものだと理解しておくことで、「伝わらなかった」「理解してもらえなかった」となることもないですし、そもそも自分の言いたいことが正しく相手に伝わらない可能性の方が高いにも関わらず最初から結果を気にする必要はないと言えます。
それほどに伝えるということが難しいことなのであれば、いっそのこと精一杯自分の気持ちを表現して伝えようと努力するに越したことはなさそうです。

自分の権利を活用できていない

自分のやりたいことを主張することも私たちは権利として有していると聞きます。
自分の気持ちを主張してみる 
           ↓

相手は自分の主張を聞いたうえで、受け入れるもよし、別の提案をしてみるのも良し
   ↓
相手の主張を踏まえて、自分の意見を再度述べる

このように自分のやりたいことを主張する権利を双方で活用しながら上手にコミュニケーションを行うことが大切です。

自分の考えや気持ちを大切にできていない

校則や身の回りのルールなどに疑問を感じつつも仕方なく従ったそんな経験はありませんか。私たちは、日々多くの一般常識と言われるものであったり、思い込みであったり、目上の人からの教えであったりを正しいと信じて生活をしています。
上記の基準に従うことが決して間違いではありませんが、もし少しでも違和感や疑問を感じたことがあるならばこそ、その感覚を大切にし、かつそれを発信すべきなのかもしれません。自分の考えや気持ちを大切にし、敵意や諂いなく発言してみることを心がけると良さそうです。

自分の考えや気持ちを大切にした人付き合い

また、こちらの書籍では、なかなか自己主張ができない人に対して ”人間の尊厳(誰からも尊重される権利)” という人権の観点から考えてみることを推奨しています。

人間が尊重されることは、人間の気持ちや考え、意見、価値観も尊重されるということですから、私たちは、誰でも欲求をもってよいし、その欲求は、他の人の欲求と同じくらい大切にしてほしいと頼んでよいのです。

さらに、下記のように続きます。

つまり、何よりも大切なことは、人権はあなたも相手も同等にもっているということ。あなたも相手も自分の考えや欲求をもってよいわけなので、葛藤が起こる可能性はあるのです。
私たちの日常には小さな葛藤やもめごとは当たり前であり、お互いに一致することのほうが少ないこと、だからお互いの希望を述べ合う権利を大切にし、相互の確認をして、歩み寄ろうとする覚悟が必要なのです。

おそらく、私のように自己主張をすることに苦手意識がある方は、他者に嫌われまいとするあまりに、自分の意見や希望を述べる事を避けてしまっているように思います。
しかし、この書籍では、私たちがよく考えがちな「誰彼からも好かれ、愛されねばならない」といういわゆる八方美人的な考え方や思い込みを非現実的であり、非合理的だとされています。

もし好かれないことがあっても、それは自分の問題なのか相手の問題なのかを考えることです。自分が問題であれば、自分を変えてもよいし、変えないで好かれないことを選んでもよいのです。(中略)
すべての人を喜ばせるのは不可能です。
だから、まず今の自分を最大限に発揮して、「とりあえず半分ぐらいの人、自分の好きな人に好きになってもらおう」というあたりから始めることです。

私はこれを読んだときにスッと腹落ちしたような感覚を覚えました。
それ以来、他者に好かれようと努力をすることをやめることができたのです。
それだけではありません。
誰彼からも好かれる必要がないと気付けた今、むしろ「ミサキさん」には自分の好きな人には自分を好きになってもらいたいという欲求が芽生えています。だからこそ、自分の好きな人には精一杯自分の気持ちを表現して自分という人間のことを伝えようと努力したいと思いますし、自分自身も好きな人の気持ちや考えをもっと理解できるよう努力したいと思っています。

さらには、誰と関わるかを私たちは選択することができる、という気付きも得ました。
価値観が違うがゆえに分かり合える事の方が少ない私たちですから、自分自身が少しでもストレスなく付き合える人を厳選し、互いの権利を尊重しあいながら上手にコミュニケーションをとることで、私たちは【幸せ】な人生を歩むことができると考えます。

したがって、私たちが【幸せ】になるためには、 ①適当な量のお金の確保 と ②幸せになる考え方の実践、そして ③自分の考えや気持ちを主張し合うことができる限られた人数の大切な他者との関わり が必要だと言えそうです。

私たちは日々 “誰かに支えられ、生かされている” からこそ、あなたが “誰と” 関わるかどのように付き合っていくかを考えることがストレスフリーなより良い人間関係を持つことに繋がります。

現に、「ミサキさん」は人付き合いを工夫したことで疲れやストレスを感じることが少なくなりましたし、自分の考えや気持ちを伝えたい人にだけ一生懸命に伝えようと、表現しようと努力をするようになったので力を発揮すべきタイミングにおいて力を発揮できるようコントロールできるようになりました。
そして、人付き合いを工夫した結果、日々のあらゆる物事がうまく好転しているように感じてなりません。

そう、まさに曇空の向日は晴れ間が射しています。
この人生ハレ日和がいつまでも続きますように。
そして、「ミサキさん」は誓ったのです。
絶対に【幸せ】になるのだ、と。


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