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日記(5.13)

今の仕事に就いてもうすぐ一ヶ月が経つ。変わらず何をしているのかわからないまま日々が過ぎていく。わからないというか、仕事がほとんどないのだ。日がな天気がいいなあと外を見ている。これが私だけであればただ私の仕事ぶりが悪いというだけの話になるのだけど、事務所全員がそうやって外を眺めている。今日、数ヶ月先輩が辞めようと思っていると打ち明けてくれた。応援します。私も早く次を見つけないといけないと少し焦る。

仕事中、子供の学童から連絡があって預かりに来ていないという。来てないけど大丈夫ですか?と言われたのが下校時刻からすでに一時間以上経っていて、もちろん私は仕事中で、なにも大丈夫じゃない。まだ低学年の下の子には鍵を持たせていないので、家に帰っても入れないだろう。確実に自宅に帰っていない。基本学童にいるのでGPSも持たせていない。つまり子供がどこにいるかわからない状態。心臓がひゅっとなった。どうしよう、行くところもなくて泣きながら歩き回っていたら。近くには大きな川も道路もあるし不審者も鹿も出る。まだ一人で長時間待つには心配が大きい。
どうしようかと思いながら近所の知り合いに連絡したら、ちょうど保護してくれたところだった。仕事終わりまで家で見ていてくれるという。なんとありがたい……近所の別の方も気にして声をかけてくれていたらしく、ありがたかった……半泣きになりながら帰宅した。無事でよかった。こういう時、きちんと近所付き合いをしてきてよかったなと思う。私も困っている子供がいたら手を差し伸べられるように、なんか顔を知ってる近所の人くらいの位置になりたいと思った。
これに関するアレコレは以降夫に依頼することにする。大変悔しいことに、本当に悔しいことに、こういう場では母親が出るより父親が出た方が話をしっかり聞いてもらえることを私は知っている。どうしてなのだろうと思う。普段関わって各所に連絡を取っているのは母親である私なのに。どうして軽んじられるのか。意味がわからないけれど、子供を守るために夫が出た方がいいと判断した。悔しい。

生きていてよかった、と思いながら子供と対面して今日はちょっと優しくしようと思っていたけど兄弟喧嘩があまりにひどくてギャオン!と吠えてしまった。生きててよかった大事な息子、となんだこいつ腹立つなという感情は共存する。(私の中では)


文学フリマまで残すところあとわずか。気になる本をwebカタログとTwitter(現:X)とでそれぞれ気になる押したりブクマしたりいいねしたりしていたらどこになにがあるのかわからなくなってきた。管理が杜撰。まるで私の在庫みたいだね。

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