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日記(5.14、15)

5.14

午後から仕事でキャッチボールをした。子供の頃からそういった類のスポーツ(?)をしたことがなくて、コントロールがあまりうまくない。相手もあまり上手じゃないから二人で息切れしながら動き回った。しかも屋内。この日は管理者がいなくてわりと自由だったので、これ、怒られちゃうかもね〜と言いながら屋内でできるギリギリアウトくらいのことをしていた。こういう日があるのも悪くない。
昨日の子供の件で対応があまりに悪くて愕然とする。感情的になったら負けなので落ち着いて話をしてきたけど、とはいえ腹が立つので夫に愚痴を吐く。夫は耐えている。

5.15

仕事のほとんどがキャンセルになり(よくあること)ほぼ一日同僚と窓の外を見て過ごす。週末の東京のことで頭がいっぱいで、そのことばかり考えている。
イベントに対する緊張よりも、一人で東京に行くという十ン年ぶりの経験に気持ちが昂っているのだと思う。思えば一人で東京へ行くのは夫とまだ結婚する前、遠距離恋愛をしていた時以来だ。(結婚前の夫は転勤の関係で東京にいた)あの時はまだ若かったので、自分の好きなものや興味のあるものがまだふわふわと曖昧だった。興味や関心がしっかり自覚できている今、過ごし方はずいぶん変わっているだろう。例えば美術館や大きな公園やゆっくり座っていられるカフェとか、個人経営の本屋さんとか、そういうものを巡ろうと思ったらとても一泊(うち一日はイベント)では時間が足りない。
せっかく行くなら美術館をハシゴしたいとか、でもゆっくり過ごす時間はほしいとか、一泊二日のくせに贅沢なことを考えている。来年は絶対に二泊するぞという意思を固める。
当時よりも今の方がさらに楽しく過ごしているような気がする。好きなものも明確になり、趣味もそれなりに楽しめている。選べと言われたら迷いなく選ぶことができるこの年齢なりの楽しみ方ができているといいなと思う。むしろ自己を知覚するのが遅すぎるのではとも思うけれど、まあ、それは、ほんと人によるとしか…(突然曖昧になる言動)

夜、安いスパークリングワインを飲みながら差し入れやご挨拶の品を準備する。長男が小分けを手伝ってくれた。にこにこしながら「東京楽しんできてね」と言われて、母親の遠征に慣れきった子供は強いと思う。ありがと、楽しんでくるね。
一人旅の様子は日記としていずれ書き起こしたい。


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