まほこ|桶屋書店

長野県在住。本と本のある場所が好きです。「教育」と「自分らしく生きる」に関心があります…

まほこ|桶屋書店

長野県在住。本と本のある場所が好きです。「教育」と「自分らしく生きる」に関心があります。ライター|ABD認定ファシリテーター|不定期の本屋「桶屋書店」主宰

マガジン

  • 中学校ABDレポート

    塩尻市立塩尻中学校の「地域ふれあい学習」(総合学習)にて、アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)を行いました。 授業の内容や、子どもたちの反応についてレポートしています。

  • 本屋活動日記

    自分が本屋として働く中で考えたことや、読んだ本から学んだことを書いています。

  • 普段のこととか

    日記的なものとか、読書レポートとか、特にシリーズは決めずに気が向いたときに書いたもの。

  • 地域の学校をつくる

    いま、塩尻で新しい学校をつくろうという動きがあります。0からつくる、まったく新しい民間の学校です。 決まっているのは、“キノトリ学園“という名前だけ。 この学校を、どんな場所にしていくか? 子どもたちのために、どんな授業や、どんな人が必要だろうか? 学校を実現させるため、発案者のゆっこさん(海津由紀子さん)を中心に、塩尻ではほぼ月一で「ゆっこの部屋」というミーティングが行われています。 このミーティングにはゆっこさんをはじめ、現職の先生、地域の保護者、教育に携わる人、これから親になる人らが、子どもを持つ・持たないに関わらず、集まってきます。 目的は一つ。子どもたちが、今よりもっと自分らしく生きられるような未来を創ること。 今まさに、学校のアイデアは広がっている途中です。 このミーティングの内容を中心に、学校をめぐる動きをレポートしていきます。

ストア

  • 商品の画像

    ZINE『ゴキゲンな毎日のための 好きなものハンドブック』

    自分の好きなものについて書いておくためのワークブックです。 今いるところ、置かれている環境で、本当に好きなものと出会い、その楽しみを覚えておくために作りました。 モノクロ印刷なので、好きに色をつけたり、マステやスタンプなどでデコることもできます。 【こんな方へオススメ】 ・バレットジャーナルや手帳好きの方の、いつもと違う手描き体験に。 ・読書ノートの代わりとして。 ・読書家の方や、普段インプットが多い方は、自分なりのアウトプットの練習に。 ・何か始めたい時、これから自分の活動を展開していく時に。 ・もちろん、好きなものがわからないという方にも。 A5ヨコ、本文モノクロ、32ページ 2024/3/9 販売から日数経過の為価格改定しました(商品にヤケ等はありません)
    800円
    桶屋書店
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    ZINE『ゴキゲンな毎日のための 好きなものハンドブック』

    自分の好きなものについて書いておくためのワークブックです。 今いるところ、置かれている環境で、本当に好きなものと出会い、その楽しみを覚えておくために作りました。 モノクロ印刷なので、好きに色をつけたり、マステやスタンプなどでデコることもできます。 【こんな方へオススメ】 ・バレットジャーナルや手帳好きの方の、いつもと違う手描き体験に。 ・読書ノートの代わりとして。 ・読書家の方や、普段インプットが多い方は、自分なりのアウトプットの練習に。 ・何か始めたい時、これから自分の活動を展開していく時に。 ・もちろん、好きなものがわからないという方にも。 A5ヨコ、本文モノクロ、32ページ 2024/3/9 販売から日数経過の為価格改定しました(商品にヤケ等はありません)
    800円
    桶屋書店

最近の記事

新年度、始まります~中学校ABDレポート2024 準備編

新年とか新学期って、心も身体もリセットされて、新しく始まる感覚が好きです。 大人になっても「新学期」を感じさせてくれるのが、私にとっては恒例になった中学校でのABD授業。 というわけで、今年も半年間、総合学習で読書会の授業を行うことになりました。 今年はどんな子たちに会えるのか、どんなふうに展開するか。 年を追うごとにアドリブ性がだんだん強くなる感じがありますが、始まる前に考えていることをひとまず残しておこうと思います。 エンジンをかけるための「本選び」毎年、授業が始まる

    • 読み切ることを目標にしない。「段階的」本の読み方

      昔からたびたび、「本を読みながら思いついたことを手帳に書きなぐる」という時期があります。 例えば就活時とか、コロナ真っ只中の2020年。何かモヤモヤが溜まると、読んだり書いたりして発散させたくなるんです。 本を読むと頭が冴えるので、その状態で書いたメモは、割と本質的なことだったり、自分の本音が混じっていたりします。 途中から、本を読むどころじゃなくなって、書くほうが冴えてきたりして。 そんな私が数年前、ふと思い立って、自分で本(ZINE)を作りました。『好きなものハンドブ

      • 勢い重視の私、“凪“の過ごしかたを発見する

        「何かを目指していないと落ち着かない」 「やりたいことがない状態が不安」 今日は、平和な日々を送っているのに、不安が止まらない私の近況です。 最近、家事とバイトの往復をしながら、たまには旅行したり、古本市に出たり、オタ活したり。これだけだととても充実しているように思えます。恵まれた環境だと頭ではわかっていても、その状態を楽しめない自分がいました。 毎日何となくで過ごし、思いついたことを行き当たりばったりに試す感覚。 私は無計画に過ごしていると、充実感を得にくい気質なのかも

        • 学校司書によるABD体験会にお邪魔しました!〜中学校ABD番外編

          いつもお世話になっている塩尻中学校の司書、N先生にお誘いいただき、市内の司書研修を見学させていただきました。なんと、3年間私のABDを側で見ていた司書先生が自らABDを企画し、ファシリテーションまで行ってくださるという! 3年間やってきて初めて、自分以外の人にABDを広められた気がしました…! これはもう、見に行くしかありません。 今回は自主研修ということで、塩尻市内の小中学校の司書教諭の皆様が参加されていました。N先生以外はABD未体験です。 会場では大人しく見学のつもり

        新年度、始まります~中学校ABDレポート2024 準備編

        マガジン

        • 中学校ABDレポート
          12本
        • 本屋活動日記
          12本
        • 普段のこととか
          10本
        • 地域の学校をつくる
          17本

        記事

          「やってみた」のその先は~中学校ABD2023その③

          先日、今年度の中学校でのABD授業が終了しました。 やっているうちは長いと思っている全10回の授業ですが、毎回終わってみるとあっという間に過ぎてしまいます。それも、ほとんど初めてやることばかりのABDでは、授業を必死にやってるだけでも10回が過ぎがちです。 初めてやること、もしくはやり慣れないことをやる授業は、それだけで大変なものです。今年は、そういったネガティブな気持ちとどう折り合って取り組むかということに関しては、全体的に丁寧にやりました。その結果、毎年生徒たちから反省

          「やってみた」のその先は~中学校ABD2023その③

          庭のように本棚を手入れする(『本の長屋』退店のお知らせ)

          高円寺『本の長屋』にて、「桶屋書店」名義で箱店主をさせていただいていましたが、8月いっぱいで終了することにしました。 遅くとも9月10日ごろには、本を回収する予定です。 6月に正式オープンしてから3ヶ月という短い期間で学べたことは決して多くはありませんが、予想通り難しかったところや、やってみてわかったことなど、学びがありました。 共有書店という仕組みは今後も広がりそうなので、個人的な覚書をこちらにまとめておこうと思います。 なんで退店するの?予想はしていたものの、やはり

          庭のように本棚を手入れする(『本の長屋』退店のお知らせ)

          授業は自分に返ってくる〜中学校ABD2023その②

          前回から始まりました、中学校でのABD(読書会)レポート。 全9回にわたる総合学習の授業のうち、今回の記事では、第4回までの授業を終えた時点の様子について、感じたことを残しておこうと思います。 前回の授業のレポートはこちらですが、この記事単体でも読めます。 個人差があってもOK今年の授業で一番配慮しているのが、生徒によって得意・不得意があっても楽しめる授業をつくることです。 そもそも本が好きか嫌いか、本の読む速さ、発表への慣れ具合などは、人によって異なります。 ABD授業

          授業は自分に返ってくる〜中学校ABD2023その②

          目の前の言葉と向き合う〜中学校ABD2023その①

          今年も始まっています、中学校でのABD授業。 今年も総合学習の枠をお借りして、全9回の授業を予定し、異学年の16名の生徒と一緒にABDを行っています。夏休みを迎えた現在、授業としては4回を終えて、前半が終了といったところです。 今回は初回から第2回までのレポート。今回も経験者はほんの少しいるものの、ほとんどが初めてのABD。最初の慣れない様子から、少しご紹介したいと思います。 ABDをご存知ない方は、こちらのページをご覧ください。 はじめてのABD初回の授業は自己紹介等で

          目の前の言葉と向き合う〜中学校ABD2023その①

          開催レポート:『冒険の書』をABDで読む

          6月18日、3年ぶりとなるリアルのABD「準備のいらない読書会『冒険の書』をABDで読む」を開催しました。 最近はオンラインで1年に一度ペースでABDを実施していましたが、リアルで主催するのは本当に久しぶり。準備からファシリテーションまで全部一人で行うのはほぼ初めてでした。 準備物やら進行やらいろいろ忘れていて、個人的不手際や反省点はあったものの、実際終わってみると「やっぱり、やってよかった」と思うことはいろいろあって。 今回はそのレポートを少しだけ書こうと思います。

          開催レポート:『冒険の書』をABDで読む

          【久しぶりにリアルABD開催します!】 少人数でおやつをつまみながら、本とおしゃべりと、それからちょっとだけ自分の未来を見つめる回になればと思います。長野県付近でABD体験してみたい方は是非。 お申込みはPeatixから→https://okeya-abd001.peatix.com/

          【久しぶりにリアルABD開催します!】 少人数でおやつをつまみながら、本とおしゃべりと、それからちょっとだけ自分の未来を見つめる回になればと思います。長野県付近でABD体験してみたい方は是非。 お申込みはPeatixから→https://okeya-abd001.peatix.com/

          ずるい大人になりたい。 〜高円寺「本の長屋」共有書店スタートに寄せて

          「桶屋書店」として活動を初めて約10ヶ月。 この度、東京・高円寺のコクテイル書房が企画する「本の長屋」にて、棚を借りることになりました。 今のところ3ヶ月間ではありますが、初の常設の棚です。 これまで古本市などに出店し、人や場所に合わせた選書を行ってきました。 ただ、そろそろ自店のカラーみたいなものが表現できたらないいなぁと思っていた頃に、クラウドファンディングで「本の長屋」という試みを見つけました。 本の長屋は、1階の共有書店と2階のイベントスペースからなる場所。 1階

          ずるい大人になりたい。 〜高円寺「本の長屋」共有書店スタートに寄せて

          仕事の悩みだと思ったら、女を拗らせていた話

          先日、本屋のアルバイトを退職しました。 在職中からいろいろ課題はありました。ただ、切り替えて次の仕事を探そうと思っても、なかなか身が入らなかったここ最近。 そんな中、久々に会った友人に、最近の仕事上のモヤモヤ状態を聞いてもらいました。 私の結論は、最終的に、驚くほど仕事とは関係のないところに着地しました。 ただ、理由がわかるといろいろ腑に落ちました。 今日はその話を書こうと思います。 正直、公開するのは相当ためらわれたのですが、 本日3月8日は国際女性デーであることに乗じ

          仕事の悩みだと思ったら、女を拗らせていた話

          古本屋1年生の、2022年イベント出店記

          今年は「桶屋書店」の屋号で、初めて自分の本屋業を始めました。 お手伝いなども含めると5つのイベントに本を持って参加しました。 初出店の8月からなかなか思いがまとまらず、noteが書けていなかったのですが、2022年も本日で終わりなので、イベント出店についての振り返りを残したいと思います。 出店の感想をひとことで出店について、簡潔にまとめると。 明確にわかったのは、現状は古本だけじゃ食べていけないということです(笑 初回を除く4回の出店での売上は、出店料など経費を除けば平

          古本屋1年生の、2022年イベント出店記

          運命の一冊より、今この一冊を手にしたい【塩中ABDレポート2022】

          noteはすっかりご無沙汰していました。 この3ヶ月ほど、本を作ったり、古本屋として出店したり、中学校にて授業をしたり、いろんな体験をさせていただき、忙しく過ごしておりました。 特に中学校の授業は、昨年は1授業ごとに記事をまとめていたのが、今回はあっという間に終えてしまっていました。 昨年と比べて全体を見ることで、何か見えそうな気がしてきます。そこで今日は、ここ中学校での授業についてまとめてみようと思います。 2年目になった中学校でのABD授業昨年に引き続き、中学校の総

          運命の一冊より、今この一冊を手にしたい【塩中ABDレポート2022】

          本屋、ひとりで本を作る。

          ここ2ヶ月ほど、あまり趣味で本も読まず、noteに書くことからも離れていました。何をしていたかといえば、ふと思い立って、本を作っていたんです。 といっても、一般的に書店に流通するような本ではなく、いわゆるZINEと呼ばれるミニコミ誌。 今日は、その本を作るに至るまでの経緯をお話しさせてください。 そうだ、本をつくろう。そもそもZINEとは何か? 一般的には、個人が作った印刷物や冊子のことで、magazineの後ろを取って「ZINE」と呼ばれています。 今回ZINEを作る

          本屋、ひとりで本を作る。

          本屋、初めて手売りで古本を売る。

          本屋になっておよそ半年が経ちました。 本を売ることには慣れてきたつもりですが、先日、また新しい体験がありました。 「古本」を「手売り」する体験です。 5月5日、友人に誘われ、近所のカフェ&古着のお店mingleさんの1日限りのフリーマーケット「春市」に、古本で出店させていただきました。 こちらは「自分が大事にしていたものを誰かに譲る」というコンセプトで、店主の方の私物だった古着や雑貨をはじめ、手作り品や焼き菓子などが並ぶ、小さくて素敵なフリマです。 私が持っていったのは古

          本屋、初めて手売りで古本を売る。