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【本解説】AI分析でわかった トップ5%社員の習慣

今回は頑張っているのに成果に繋がらないと今にも爆発しそうな方向けにできる人の習慣を分かりやすく伝えるために『AI分析で分かったトップ5%社員の習慣』を解説していきます。

結論

本書の結論は4つです。

  1. トップ5%は言葉が違う

  2. トップ5%は達成感がある

  3. トップ5%は準備に時間をかける

  4. トップ5%は足を使う

具体例を交えながら解説していきます。皆さんにこの本の凄さについてお伝えしておきたいと思います。本書は働き方改革の支援を行う著者の会社がクライアント企業25社計1 万8000人をリサーチした結果、トップ5%社員はどんな働き方をしているのかをまとめたものです。トップ5%社員のデスクに定点カメラ、ICレコーダーやセンサーを取り付けたり、クラウドサービスや対面ヒアリングなどを通じて行動や発言を記録しました。これらのデータをAIと専門家によって分析しトップ5%社員のレジュメのようなものを完成させました。つまり本書にはできるビジネスパーソンのエッセンスがまとめられています。つまり本書を読めばデキるビジネスパーソンの習慣を知ることができ、自分も仲間入りすることができます。

トップ5%は言葉が違う

1つ目はトップ5%は言葉が違うについてです。著者の越川さんは冒頭で既に本書の結論を上げています。それがトップ5%社員の5原則です。
1、目的のことだけを考える
2、弱みを見せる
3、挑戦を実験と捉える
4、意識変革はしない
5、常にギャップから考える

今回は特に重要な第一原則の目的のことだけを考えるについてお伝えします。全部知りたいよって方はこのnoteにリンクを貼っておきますのでそちらから手に取って読んでみてください。

第一原則の目的のことだけを考えるとはどんな習慣なのか。それがトップ5%は過程よりも結果を重視することです。彼らのアンケートやヒアリングで頻繁に登場してきたのが結果や目標、達成する、成し遂げる、認められるといった言葉でした。発言からしてデキるビジネスパーソンだということが一目瞭然です。

さらにこんな発言もあります。例えば、重要なプロジェクトに真剣に取り組んだ結果あえなく失敗してしまったとき、一般社員は『失敗してしまったけど頑張ったから良かった』と言った言葉が出てきます。しかし、トップ5%は『頑張ってやれることはやったけれど、失敗したということはどこかに原因があったはずだ』という言葉が出てきます。

この差はとても大きなものです。過程が良かったからOKでは単なる逃げの言葉です。しかし失敗を失敗で終わらせないために原因追求と次の行動で修正するその習慣はトップ5%と呼ばれる所以です。

以上を踏まえトップ5%は結果にコミットした言葉を使っていました。

トップ5%は達成感がある

2つ目はトップ5%は達成感があるについてです。トップ5%社員はどんなときも結果にコミットしている習慣がありました。次はトップ5%が大切にしているものです。

著者が16万人のビジネスパーソンに対して実施したアンケート結果です。幸せを感じるのはいつですかといった質問にトップ5%は『金曜の夜』でした。理由はストレスフルの状態から解放され、休日が訪れる前の日はワクワクするからです。一方、一般社員が幸せを感じたのは土曜日の朝でした。その理由は徒労感や疲労感を持ちながら土日に入るため十分に睡眠の取れた土曜日の朝に幸せを感じるのです。

まとめると金曜日の夜に幸せを感じるトップ5%は達成感や充実感から幸せを感じています。対して土曜日の朝に幸せを感じる一般社員は徒労感や疲労感から解放されたときに幸せを感じます。達成感や充実感から幸せを感じるのと、徒労感や疲労感から幸せを感じるのは埋めることができないほど大きな差です。

なぜこんな差が出てしまうのか。それはトップ5%には明確な目標があり、その目標は自己実現するための目標だからです。さらに追加ヒアリングした結果出てきた言葉は『同じミスは2度としない』や『昨日の自分よりも今日の自分が成長していたい』といった言葉でした。会社は関係なく自己実現するための目標だからこそ出てくる言葉です。

以上を踏まえるとトップ5%は自己実現するために日頃から目標を明確にし自分を高めるための習慣がありました。

トップ5%は準備に時間をかける

3つ目はトップ5%は準備に時間をかけるについてです。トップ5%は自分のために頑張る習慣がありました。ここであなたに質問です。『ビジネスで結果を残すには何をすればいいでしょうか』 それは『戦略・根性・根回しなど』でしょうか。

それらは違います。
答えは準備です。なぜなら準備が整っていれば良いスタートができるからです。トップ5%の考え方は『結果は準備で決まる』です。

著者はヒアリングの結果、トップ5%がある準備をしてから行動に移していることに気が付きます。それが『背伸びした目標の自己設定・目的の明確化・行動のスピード』の3つです。

背伸びした目標の自己設定とは、与えられた目標より少し高い目標を設定します。逆に高すぎる目標設定ではモチベーションが上がりません。目的の明確化とは、手段を目的化しないための対処策を指します。行動のスピードとは、効率を高めて遅れないようにする対処策です。期日を決めてから行動します。

これら3つを準備してから行動に移すことできちんと結果を残すことができます。さらにトップ5%はやるべきことがリスト化されており、今日やる仕事はなんだっけと悩む時間ロス状態には陥りません。例えば、今日からやるべきことは前日までにチェックが済ませておいて、すぐに取り掛かれる状態になっています。もちろん優先順位も考えられておりこれらの行動が習慣化されているので考える間もなく行動できます。

以上を踏まえトップ5%は事前準備を習慣にしていたのでスタートダッシュが身に付いていたのです。

トップ5%は足を使う

4つ目はトップ5%は足を使うについて です。トップ5%は準備に時間をかけていることが分かりました。最後はトップ5%の功労についてお伝えします。

結論からお伝えすると仕事をしている時のトップ5%はデスクにいません。じゃあどこにいるのかと驚くかも知れません。トップ5%は社内を駆け回っていたのです。著者の調査によると実に全9時間の2割くらいしかデスクにいませんでした。

そうなると気になるのはどこで何をしているのかです。トップ5%は社外であればキーマンと相談しに行ってる。そして社内であれば他部署の人と相談しに行ってます。なぜこのような行動をするのかというと、自ら動き回り他部署にいる人と接点を取るためです。そもそもですが課題の解決には個人の力よりチームの力が必要になります。したがって他部署や社外のキーマンを巻き込んで接点を取ることで問題解決や成果を出すためのヒントを得ていたのです。

また接点を取ることでつながりが強くなり仲間が増えます。そうすると効率よく仕事を進めることができます。効率よく仕事ができれば仕事の質も上がり成果に繋がります。このようにトップ5%は自らの足を使って周りの協力を得て成果を上げていたのです。

まとめ

AI分析で分かったトップ5%の社員の習慣のまとめです。
1、トップ5%になるためにまずは言葉を変えよう
2、トップ5%になるために自己実現の視点で目標を立てよう
3、トップ5%になるために事前準備に力を入れよう
4、トップ5%になるためにデスクから離れよう

今回のnoteでは重要なポイントに絞って解説してきましたが、まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですのでぜひ読んでみてください。リンクを下記に貼っておきます。

今回の知識が何か少しでもあなたの人生の役に立てれば幸いです。
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ではまた次の投稿でお会いしましょう!


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