OM-1 購入者アンケートの自由記入欄に書いたことのメモ。

他の人に勧められるか?

単刀直入に申し上げれば、ファームウェアの煮詰め具合が期待外れだったため、現在の状態では他の人には勧められないと感じます。

私個人として、OM-1に対する期待値が高すぎたのかもしれません。

搭載されている最新鋭のハードウェアに対して、AF追従、動画露出制御、AI認識とAFの連携、GUI操作性、カスタマイズ性、どれも煮詰め足らないように感じてしまいました。

ただし、前述したとおり、ハードウェアとしての完成度は非常に良いと感じています。

バグフィックスのファームや、Ver2.0のファームを、出し惜しみせずに五月雨式でどんどん出していけば、雨降って地固まると言われるように、御社製品ファンの信頼を取り戻せると思います。

ほんの1項目のバグフィックスファームでも、たとえそれがベータ版であってマニュアルや説明が何もなくとも、更新されつつあることが見えれば、逆にそれはユーザーにとっての楽しみになります。

今回のAF挙動を見ていると、テスターとして協力を仰いだ少数のプロカメラマンの使い方では、バグが見つけられなかったり、検証シーンが限られてしまって、市場に出たときにアンマッチが見つかって、御社が損をされていると感じます。

パソコン用のドライバや、中国のメーカーなどは、ベータ版のソフトウェアを展開して極端な環境で使うマニアに検証をして貰って人手を削減し、幅広い情報を集めているので、結果的に進化が早いのだと思います。

ソフトウェアの部分に関しては、昔ながらのしっかり社内で仕上げて出していくスタイルから、ベータ版のファームをどんどんユーザーに展開して熱心なファンにレポートして貰うスタイルに、切り替えていっても良いのではと感じました。

ソフトウェアの工夫改善だけで、このカメラの市場評価は一気に頂点に上り詰められるポテンシャルを秘めたカメラだと感じています。

E-M1Xは、大枚叩いて導入した割にはファームアップによる進化が見られず、残念だった部分があります。

OM-1は、そんなことがないように、E-M1 Mark II のころのファーム進化のような進化を期待しています。

ファームの改善で納得できる仕上がりを感じることが出来たら、SNSでべた褒めして言い回りたいと思っていますので、日々大変だとは思いますが、今後とも頑張ってください。

自由コメント欄

上記は辛口のコメントになりますが、良い点もいっぱいありました。

・メニューは刷新されて覚えやすくなりました。
 この組み換えは相当なご苦労をなさったと思います。
 お疲れ様でした。。

・新型センサーのクロス像面位相差、開発お疲れ様でした。
 新センサーのスペックは本当に嬉しかったです。
 しばらくこのセンサで戦えると思います。
 様々な用途があるので、高画素方面、高感度方面、ダイナミックレンジなど、さらなる進化を期待したいです。

・グリップの持ちやすさは良いです。

・手振れ補正は更に進化しており素晴らしいです。

・動画の30分制限がなくなり、ようやくAFを使った無人長回し収録が出来るようになりました。
 AFはまだ頼りないですが、像面位相差はP社さんにはない強みのデバイスなので、
 もっとここを伸ばしていってほしいです。

・AF-ONのボタンが増えたのも、使いやすくなりました。
 ダイヤルがもう1つ欲しいですね、切り替えではなく、常時3ダイヤルが理想です。

・猫認識の搭載は嬉しかったです。
 AF連携の完成度向上に期待しています。

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