見出し画像

Tour of Mersin(UCI2.2) St.2

レース情報

国 トルコ🇹🇷 
 距離 153.3km 順位 6位 総合 68位
メンバー 
 畑中勇介、トマ・ルバ、レイモンド・クレダー 
 山本元喜、新城雄大、孫崎大樹、柚木伸元

レースレポート

今日はスタート直後に獲得標高300mほど登り、直後に20kmダウンヒル。
少しアップダウンを経て、海岸線に出る。

その後、ゴールまでは平坦というレイアウト。

第3ステージがかなり厳しい山岳ステージでもあり、スプリンターステージと思われる。
だが、逃げを狙う選手も多いことが予想され、激しい展開になると思われた。

スタート地点の街

昨日、調子の良さが確認できた、元喜さん、雄大さん、僕は引き続き逃げを狙う。
調子も良く、総合が狙えそうなトマさんはトラブルなく、メイン集団でゴールさせる。

最後、1つの集団スプリントになれば、レイモンドで狙う。

ゴール前は主に、僕、雄大さんでサポートすることを確認した。

リアルスタートするも、この後の下りとその後のアップダウンが本番と捉えているのか、あまりアタック合戦が始まらない。

一応、警戒と下りを前に入るために先頭に出る。
トマさんとレイモンドもいたので、そのまま先頭で張り続ける。

ポーランドチームがトレインを組んで引いているため、まぁまぁ早い。
ここで下がると埋もれるので踏む。

すでに400w。笑

「きちぃ、、、」

なんとか、先頭で登りきり下りに入る。

が、前回のトルコの恐怖もあり、僕はビビりちらかしながら下る。
トマさん、レイモンド、雄大さんの3人は前の方で下り、僕は先頭集団のケツをへばりついていた。

すでに、前は2~30人に減っており、前を張っていて正解だった。

下り途中、崖に落ちる選手がおり、僕周辺の選手が前から千切れる。
僕はさらに萎縮してしまい、千切れて一人旅開始。

見える範囲なので、無理せず、坦々と下る。

後ろの大きいパックが追い付いてきて、合流。
その集団で下りきる。
そこには元喜さんもいた。

途中、雄大さんがメカトラで止まっているのが見えた。

先頭集団に合流し、すぐにアタック合戦に参加する。
この後のアップダウン区間で逃げができる可能性が高いからだ。

雄大さんがいないのがわかっていたので、元喜さんと僕がひたすら対応する。

下りで抜け出しているところ

集団にいれば楽だが、前で動くとなかなかキツい、、、

何度かアタック合戦の後、ほぼ海外線に出た所で、元喜さん含む7人くらいの逃げができる。
集団もすでに少し弱り気味に思えた。

足のある総合狙いの選手は、明日がクイーンステージのため、温存している感じ。
チャンスだと思い、追走に積極的に乗る。

むしろ、チャンスがあれば自分からも動く。
僕は総合が遅れているし、失うものはない。
昨日宣言した通り、攻めまくる。

すると、8人くらいで追走を作ることに成功。
踏みまくる。
集団は止まっている。

チャンスとばかりに踏みまくる。

さらに、後ろから雄大さん含む8人ほどが追い付き、20人くらいで踏む。
が、うまく回らない。

逃げに乗りたいだけの選手、逃げを行かせたくない選手もいるみたいだ。

止まりそうになると雄大さんが抜け出す。

チームの作戦通り、僕を前に乗せるために動いてくれているのだろう。
察したので、僕はうまく立ち回りつつ、1人で飛んでいけるように準備する。

追走も止まりそうになったタイミングで、数名が抜け出す。

「ここだ!」

と、判断し、フルもがきで追い付く。

団抜きのような形でギャンギャン踏み回す。
10人くらいで回したので、すぐに追い付き先頭は15人くらいになる。

雄大さんは遅れてしまったが、元喜さんが前にいたので、キナンは2人。
チームの作戦通り、良い形になった。

元喜さんと2人乗る

残り50km。

ここまで、下りきった後30km地点から、アタック合戦をしていたのと、追走をかなり踏んでいたのもあり、まぁまぁ足がキツい。

元喜さんも動きまくっていたのもあり、キツいと言われた。

が、逃げ集団は逃げを確定させるために、回す。
思惑がバラバラなのと、人数が多いため、うまく回らないことがあるが、割りと良いペースで進む。

キツかったとき、

僕も下手に後ろで休もうとした方がしんどいと判断し、ローテに加わりつつ、絶妙にさぼる。

結果、良い感じに足を回せ、回復してきた。
元喜さんに自分の状態を伝える。

「この感じで坦々とゴールまでいければ、いけます!」

狙う宣言だ。
同時に軽くプレッシャーを感じた。

だいぶ、回復してリラックス

逃げ集団は最大1分50秒のタイムギャップを作り、残り25kmまで進む。

1分以上空いているため、チームカーが上がってくる。
無線が無いため、元喜さんが補給ついでに、作戦会議に向かう。

「この逃げ集団に総合上位の選手がおり、あまり差をつけたくない」

とのこと、
なので、僕らとしては、捕まってでもいいからローテーションをサボりつつ、あまりペースが上がらないように立ち回る。

後ろでツキイチしたりする

おかげで、かなり楽ができ、足も回復してきた。

残り15kmを切る。

タイム差が1分を切ることもあったが、再び1分強の差をキープしていた。
逃げもなんだかんだ、45~50km近くで走っているので、逃げきりが濃厚になってきた。

残り5km。

タイム差が伝えられなくなっていたが、後ろにチームカーが入っているので、1分以上はある。

僕は確実にこのメンバーでの勝負と読み、スプリントに備える。

残り2km。

都市部のためか、交通規制が間に合ってなかったせいで、退避できていない車等がいた。

ここを縫うようにそれぞれが進んだ

先頭にいたはずのコミッセールも消え、警笛を鳴らす立哨員がいるも意味をなさず、車を縫うように全員がバラバラに進みカオスに。

最終コーナー手前のロータリーでは、バイクが突っ込んできて、全員フルブレーキ。

後ろから止まらずに進めた選手2名が先行する。

残り800m。

僕もすぐに復帰できたが、ゼロから重いギアを踏み直した結果、両方の内転筋をつりそうになる。

割りと本気で叩き、なんとか動く。笑

前2人は捉えられそうにない、、、
この集団の頭を取れば3位、UCIポイントが取れると切り替え、最終コーナーを突っ込む。

3番手からもがき、1人捲るも、先頭の選手を差しきれず、4位。

最後、インを少し閉じられてしまった

と、思ったのだが、リザルトでは6位。

ゴールで待っていた福光さんも前2人しか見てないとのこと、、、
よくわからないが、2人先行していたのかもしれない、、、

イレギュラーがあったものの、後ろで頭を取れていないということは、結局勝ちはなかったということ。

まだまだ、力不足が感じられた。

ゴール後

チャンスを掴みとり、巡ってきたが、最後取り損ねてしまった。
切り替えて、まだあるステージで再びチャンスを物にできるように頑張ります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?