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JBCF群馬Day1

レース情報

 距離 120km 順位 4位
出走メンバー
 畑中勇介、トマ・ルバ、新城雄大
 孫崎大樹、津田悠義

レースレポート

今回はJCL高知も開催されるため、キナンは2部隊編成。
そのため、群馬組は5人での出走だ。

総合争いでは、シマノの中井選手と石原選手を相手にしなければいけなく、数的不利にはなるが、僕らなら戦える自信はある。
人数は少ないが、石川、南魚沼とキナンの力を見せつけた結果、激しいマークを受けるだろう。

なので、後手になると難しくなること、逆転するには勝つしかないので、攻めのスタイルで走ることにする。

リラックス

僕としては、南魚沼のような逃げ集団を作り、勝ちの確立を上げていきたい。
また、うまく中井選手と石原選手を置き去りにできれば、最高だが、あの2人はそんなに甘くないだろう。

なので、どちらか1人を連れて逃げに乗れるのが理想。
できれば、得点差が近い石原選手が最高の形だ。

リーダーと並ぶ

スタートから、逃げの動きがあるが、シマノ勢がしっかりとチェックしている。
キナンは絶対に逃がさない、という雰囲気。

なので、少人数の危険ではない逃げは簡単に前に抜け出せる。
シマノとしても、僕を勝たせさえしなければ、守れるので、逃げが逃げ切って優勝を潰してくれるのが良いのだろう。

30分くらい打ち合いが続き、3人が先行。
そこに、ちょくちょく追走の動きがある。

シマノとキナン以外の動きが止まりだし、集団の疲れが見え始めた。
そろそろ、強力な追走がかかれば逃げが決まると思い、前方に位置取る。

心臓破りの坂で、金子選手がアタック。
すかさず反応すると、中井選手も追随する。

登り切った所で確認すると、9人で抜け出ており、良いメンバー。
中井選手が入ったが、石原選手がいないので、僕としてもGO。

逃げが決まる瞬間

踏んで、ローテーションを回していく。
すぐに、先行していた3人に追いつき、12人の逃げ集団が完成。
全員協調体制が取れており、12人で綺麗に回していく。

シマノが3人入り、厳しいがシンプルに中井選手と殴り合いなので、勝つことだけを考える。

ぶっちゃけ、少し不安もあった。笑

だが、やるしかない。
ここで勝てなければ、リーダージャージは取れない。

1人脱落し、11人になったが、良いメンバーのおかげでペースは落ちない。
すぐにプロトンと1分~2分の差ができる。

途中、プロトンを引くチームがおらず、キナンが前にでてコントロールすることになったため、僕は少し休ませてもらう。

なので、南魚沼や石川のように、休めた分、どこかで攻撃をし、逃げ集団を破壊したい。
その際にシマノのアシスト勢を落とし、中井選手との勝負に集中できるようにしたい。

ペースも良く、気づけば10周完了。
残り半分。
プロトンとは2分差。

プロトンではイナーメや留目選手が引き始めたため、タイム差が広がらなくなり、僕もローテーションに戻る。

リーダーのマークを受ける

イナーメや留目選手が引けなくなったタイミング辺りで、一度攻撃しようと考える。
目安としては残り5~6周辺り。

タイム差が動かなくなり、まだ安心できる差ではないので、11人で綺麗に回していく。

残り8周辺りで、1人脱落し、10人に。
プロトンも疲れが見え始めたのか、少しずつ差が広がる。

残り6周に入り、タイム差が一気に広がり始めた。
後ろが引けなくなったのだろう。
ここらで、一度逃げのふるい落としをかけることにする。

タイミングが悪く、次の周に仕掛けることにする。

残り5周。
心臓破りの坂で、仕掛ける。

心臓破りの坂

一気にアタックするのではなく、何人かを連れていくようなアタックをする。

しかし、全員に粘られる。

そのカウンターでEFの門田選手がアタック。
誰も反応できず、少し先行する。

今回EFの選手はオープン参加のため、順位やポイントはつかない。
僕は、ポイントがつかないだけで、順位はつくと思っていたために、追う。

しかし、シマノや他の選手はあまり積極的ではない。
シマノは僕の優勝を潰し、中井選手と変わらない順位でゴールさせれば良いだけなので、積極的に追わなくても良いと思っていた。

が、シマノの選手達はオープン参加がポイントも順位も関係ないと知っていたらしい。笑

そりゃ僕だけ、必死になって追うわwww

どのみち、関係なくても逃げきられて、勝っても勝った気はしないし良いけど、、、

20秒差程になり、やっと回りだすが、疲労を見える選手もおり、先ほどまでのように綺麗に回らない。
さらに、金子選手がアタックをし、1人で追いつこうという動きをしてくる。

これにより、ローテーションのリズムも狂い、余計にまとまって追いつく動きが失われる。

そのままラスト3周。
心臓破りの坂で金子選手の強烈なアタック。
シマノの選手を挟み、追従する。

シマノの選手が遅れ始め、僕が詰める。

僕も苦しくなってきたタイミングで、中井選手が金子選手に食らいつく。
中井選手と一緒に上がってきた他の選手と当たり、一瞬踏み辞める。

その差を詰めきれず遅れてしまう。
すぐに遅れたメンバーで追いかけるが、20秒差が縮まらない。
前から、1人遅れ、中井選手、金子選手、先行していたEF門田選手の3人が先行。

3人ともキツそう

こちらは4人で、シマノのアシスト勢は引き離せたが、前に追いつけない。

そのまま少しタイム差を開かれたままゴールへ。
前の門田選手が表彰対象外のため、僕らの集団が3位争いと伝えられる。
せめて、表彰台の3位に!と、切り替える。

BSの河野選手がいたので、しっかりマーク。
しかし、差し切れずに4位。

河野は早稲田の後輩

中井選手は優勝した。

中井選手との力勝負にも敗れ、河野選手との表彰台争いにも敗れ。
完全に敗北でした。

やらなければいけないレースで、この展開を作れたことは良かったが、最後を決めきる力がありませんでした。

明日は複雑に考えなくて良い分、しっかり勝ちに行く。

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