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目指す会 鋸山トレイルラン大会202402 ④

前回K子さんにウサギと亀でいうくそウサギみたいなムーブをカマされ屈辱を味わいながらも、それに応戦する実力が足りずオレには亀がお似合いさ、とランニングゾーンをとぼとぼ走る。

筆者の本大会での目標はこのランニングゾーンを遅くてもいいから走り続けるだ。歩かず立ち止まらず、周りから見たら歩いてるやんって思われたとしても己が走ってるって思えればOK。去年は何度目かの登り坂で足を止めてしまった。去年よりも今年の自分、おじさんも成長するって事を証明してやる。

するとどうだろう、ランニングゾーンも終盤にさしかかる頃クソウサギK子さんの背中を捕まえた。ゆっくりながらも足を止めなかった事が実を結んだ瞬間なのか…

追いついたどや顔を必死で隠し「ウィー」と声をかける筆者と「追いつかれちゃったー」とあくまで爽やかなK子さん。
ホントは追いつかれたの悔しいんだろ、そう言えよ!! とは言えない後輩筆者、「どうしたんですか??」と心配している素振りを演出。「うーん、ちょっと疲れちゃったー」と素直なK子さん。腹の中の黒色が垣間見える筆者とは対照的、育ってきた環境が違うか~、ってやつだ。

そこからゴールまでは目と鼻の先、2人同じペースで並走する。まさか大会でもう一度誰かと走れることになるとは、ずっと1人だと思っていたんだ、こんなに嬉しいことはない…とアムロ・レイなら良いそうだが別になんにも感じない時だってある。

ということで1週目ゴール!

ゴール兼2週目スタート地点でのK子さん、まだ笑顔だ

ゴール兼スタート地点は給水場も兼ねている。エネルギー変換の早い糖質をチャージできるコーラやゼリー、果物といった回復アイテムを頬張る。

筆者の体はかなり効率的に脂肪を蓄えられ、きたる大飢餓時代には無類の生命力を発揮できるくらい太りやすい体質だ。なので普段清涼飲料水はスポーツドリンクも含めて摂取しないように心掛けているが、このときばかりはコーラも嗜む。

疲労時や空腹時にいきなり糖質を摂取すると血糖値が急激にあがって、そうするとなんとかってホルモンとかがでて、結果的に太りやすくなるんだって。ここで豆知識、どどうしても甘い物を食べたくなったときは、取ったあとにすぐ運動するか、もしくは甘い物を取る前にある程度野菜やタンパク質でお腹を満たせておく。そうすると血糖値のバク上がりを抑制できるんだってさ。

コーラクソ甘めーなー、とエネルギーが体中に行き渡るイメージをしつつ血糖値がぶち上がるのを感じながら2週目へとそなえる。

こんな感じでスタッフの方々が親戚のおばちゃんばりに色々食わせてくれる

ふと心の声が出た。「2週目いきたくねー…」
それをたまたま聞いたであろうマイク片手の実況兼司会のお姉さん、「あと1周だけですよー」と応援してくれた。
あと1周って言葉は、きっと10周、20周って回る時に使うものであって、2周しかしないときに使っちゃいけないんじゃないのおねーさん!?とか思いながら再びスタートを切る。

数分後に1週目をゴールしようとするE原氏、その数十秒後にN矢ともすれ違った。あれ、意外と2人も早い? というか筆者が遅いのか…?

という疑念を抱えながらK子さんと走るも、序盤にして最大の難所「心臓破りの階段」でK子さんが1週目と同じようにペースを上げ、またまた孤独なおじさん、略して「コドおじ」になった筆者。

またこれ登るのかー、控え目にいってクソだりー、途中にあった肉屋のメンチカツくいてーってなってところで今回はここまで。

次回で鋸山トレラン大会は最終回かな。またよろしくです。

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