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目指す会 2402 トレイルラン 高尾山口①

トレイルランニングとは?(ウィキペディア引用)
陸上競技の一種で、 様々な種類の地形(砂地、土の道、林道、一人しか通り抜けられない森の小道、雪道等)や環境(山、森林、平原、砂漠等)で行われるスポーツである。 トレラントレイルランと略される。以上。

簡単に言うと舗装されてない道を走ろうぜってスポーツで、これだけ見るとなんだか野山を駆けまわる少年の爽やかさが思い浮かばれる。

確かにその一面もある、自然には本当にあるが疑わしいマイナスイオンなるものがWi-Fi的に飛んでるし、普段ビルしか見てない都会人にとって緑あふれる視界はご褒美といって遜色ない。全くもって爽やかだ。

例えばこんな景色に遭遇できる

がしかし、そんな沢山のプラス要素がP店に吸い取られる万札くらい瞬く間に吹っ飛ぶほどの「えぐい」スポーツでもある。

目指す会はおじさん達が主にチャリに乗って戯れる会だが、気温が低い冬場はトレランイベントをたまに開催する。そんなに「えぐい」スポーツだと認識の無かった筆者は去年初めてトレランの会に参加し、そして地獄を見た。産まれて初めて遊んでるのに泣きそうになった、というか泣いた。

というのも目指す会にはC原という年中トレラン野郎がいて、基本彼にトレランの引率をお願いするのだが、こやつが苦しんでるヒトの顔を見るのが三度の飯より好き、というまぁたちの悪い悪趣味を持っている。

彼はその日初心者の筆者を30キロ以上山道を連れ回した。15キロ過ぎたあたりから足が限界を超え、それ以降は筋肉痛の足を引きずり続け生まれたての子鹿状態に。結果C原をニヤニヤさせるピエロとなった。(その日はE原さんという2人目のピエロもいた)翌1週間丸々筋肉痛が取れなかった。

1日の距離と獲得標高を見誤る、もしくは鬼畜引率者にそれを委ねると楽しいハイキングプラスαで走ろうぜみたいな空気が一変して限界突破サバイバルになる。それがトレランだ。

そんな辛い経験をしたため2度とやるもんかトレランなんて! と固く決心したんだが、二日酔いに後悔したその日の夜にまた飲む事もあるように、時折トレランに参加しては筋肉痛をテイクアウトするようになるのだから人間というのは謎の生き物である。

ん更に2月18日に金払ってまでトレランの大会に出る予定まで入れてしまったので自分でも頭おかしいと思う。その大会に向けた調整(丸1年トレランやってない中で大会出たらさすがに死ぬ)で、2月頭に高尾山口周辺をトレランしてきたので今回はそのレポート。(やっと本題)

朝7時前、高尾山口駅集合。今回は目指す会ボスのE原さんとのタンデムイベント(ヒトが集まらなかった)。
トレランは毎度C原に引率をお願いしてるのだが(だから距離と獲得標高がえぐくなる)、今回は彼の都合が悪いとのことで「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめてのトレラン(引率者無し)」に。

この日もウィンドブレーカー忘れたわーと言い訳を忘れないE原さん

トレラン大会を再来週に控えたにわかトレイルランナー2人という布陣。無理せずゆっくり行こうね、ほどほどにしようね、今日はC原いないからね、と「えぐく」ならないように高尾山口駅で固い約束を交わす。

さすがに都心から最も近い登山エリア、早朝でもまぁまぁの人だ。流れにそって登山道入り口を目指す。

登山道入り口は数カ所あるみたいだけどその中でも王道っぽい所でスタート

写真の通りまずは舗装路を進む。ここは登山者も多いためランはNG、故にハイキングウォーキング、ウォーミングアップには丁度良い。
段々と勾配があがる。全くランしてないが暖まる体。ウィンドブレーカーを脱ぐ筆者と「ウィンドブレーカー要らないな、忘れてよかったわー荷物にならんし」と謎のマウント取ってくるE原氏。

1日の階段昇降数の目安を設けて、クリアすると震えるようセッティングしている左手のスマホが頻繁に震える。さすが登山、平日の目標の何倍も登っている、逆に震えすぎてウザい。(設定変更の仕方が分からない)

歩いているとはいえしっかりと脚には負荷がかかる。ふくらはぎと太ももに蓄積される疲労とほどよくあがる心拍数。

続く舗装路、シンプルに気持ちいい

前方には男女混じったご年配のハイキンググループ(目指す会は純度100%男子、硬派な組織だ)。普段全く運動しない自分の親が登山するなんて言いだしたら怪我が怖くて必死に止めるだろう。

とりあえずこんな調子で高尾山山頂まではランNG区間が続くみたい。そこでふと、ランしなくてもハイキングで十分楽しいんじゃね…? と思い付いたところで次回に続く。

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