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目指す会 2402 トレイルラン 高尾山口③

E原さんのトイレ長い騒動、略してETSを片付け高尾山山頂を出発! の前に冬晴れにつき日本の象徴、マウント富士がまぁキレイに見えた。筑波山見ても「あ、筑波山だ!」とは決して言わないが富士山が視界に入った際には100%言ってしまう。これがナンバー1の実力。(日本で2番目に高い山を筆者は知らない)

トイレ長いおっさんさえいなければ最高の1枚

山頂を出発し10分くらいはデッキで整備された足場を歩く。やがてそれもなくなりいよいよラン出来る区間に突入だ。

筆者やE原さんのようなにわかトレイルランナーの基本ムーブはこちら。
平坦:足下に注意し、根っことか石、凸凹を避けながら走る。疲れたら歩く
下り:転げ落ちないように注意しながら走る、もしくは歩く
登り:自信を持って歩く

時折ベテラントレイルランナーが我々を抜き去り登り坂を颯爽と駆け上がっていくが、そんなときは素直にすげーなーとやり過ごす。

ゆえにこのような登りの坂or階段(写真だと分かりづらいがかなりの長さとまぁまぁの傾斜)に遭遇したら胸を張って歩けば良い。

前方E原さんのつらそうな登り方をご覧頂きたい

とにかく走れそうなところは走って、つらい、危ないと思った一歩一歩進む。その繰り返し。誰にでも出来る簡単な作業が故にトレランは己との戦いに。頑張るのも自分、温存の選択をするのも自分。全ては無事に完走するため。
あまりにも頑張らないと檄を飛ばしてくるC原が今日はいないから少し安心。次に目指すは影信山頂上。

気温や風向きの影響が大きいスポーツ(ロードバイクやトレラン)は、晴れていて風がなく気温もほどよいとう三種の神器が集まると控えめに言って最高になる。そんなお金払ってでも欲しいコンディションがまさにこの日だった。

その影響か専ら列の最後方を陣取るE原さんのペースがいつになく速い。フリーザの両手を使わないであげようか? くらい大胆な油断をしたら置いてかれそう。おかげでラン区間も快調に進む。

山頂が近づくに連れて厳しくなる傾斜をパスして影信山山頂に到着。

山頂には所々茶屋があり、買い食いができる

ここで補給兼休憩をして体力を蓄える。影信山の茶屋の名物なめこ汁を頂く。

ついでにおでんも

ここのなめこ汁をはじめて食べたんだけど、何というか驚愕のヌルヌル度合い。通常のなめこ汁は、なめこ周辺のみがヌルヌルで、大半は普通のサラサラ味噌汁。
それに対し影信山山頂茶屋のなめこ汁は純度100%、混じりっけなしのヌルヌル。ヌルヌルの中のヌルヌルー! 出てこいや! と高田延彦に呼ばれ歌舞伎町のローションとタイトルマッチを組むのはきっとこいつだろってくらいヌルヌルだった。

おかげで冷めない、喉の通過速度も遅いで火傷しそうになったんだけど、それを差し引いても旨かったなー。あれを食うにはまた山を登らないと行けない。というか山を登ったって行為自体が最大の調味料なのかもしれない。おでんをおっさんふたりで分け合いながらなめこ汁をすする。そんな時間もたまには悪くない。

食べ終えたら足に根が生えないうちに出発。長すぎる休憩は動く気力を全力で削いでくるため厳禁。次に目指すは堂所山。

なめこ汁で暖まった体は、心なしか休憩前よりも軽くなった気がする。途中分かれ道であたふたはすれども軽快にランする。

あまりに順調に進むしなめこ汁でほっとしたしで油断したのか、しばらくして右足を盛大にグギッた。落ち葉で凸凹が隠れて、そこに右足を置いてしまったみたいだ。秋冬のトレランあるあるらしい。
イテッと大きな声を出し、立ってられず四つん這いになる。ヒーっと声にならない悲鳴を漏らす。

「大丈夫か??」と心配(する体?)してくれるE原さん。「大丈夫??」と聞かれると「だめです」とはなぜか言えない、人間の七不思議の一つ。
幸い歩けないほどの怪我ではなさそうだ。というか歩けなくなったらどうするんだろう…考えただけで恐ろしい。
少し休憩したのちゆっくりと歩き出す。しばらくは牛歩のペースにE原さんにも合わせてもらうも、テンションはスプラッシュマウンテンの最後のように一気に下がった。

筆者は痛いのが嫌いだ。誘われたサバゲーも1回で懲りたし格闘技研究会なるクソ集団への勧誘も全力で断りまくっている。2度とグギッてなるものかと今まで以上に地面に注意を払い先に進む。

まだ痛む足を引きずる筆者を見て「じゃーペース上げていくか!」とかいっちゃうE原さんのブラックジョークにも「知り合いじゃなかったE原さんのことやべーやつだって認識しますよ」と返せるくらいには回復した。

次回はいよいよ完走かなー。引き続きこうご期待!

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