見出し画像

アクセントの意識〜1122習得への近道〜

早速ですが1122spって地味に難しくないですか?
かっこいい技なだけに何とか成功率を上げたいですよね。

別にめちゃくちゃ難しいって訳じゃないんですが、基本的にFSの〆になる技なので、緊張してどうしてもミスってしまったり…。
オーダー成功したけど1122だけガタガタ。〆までの流れは完璧だったのに! なんて事もあると思います。
かく言う僕もとても苦手でいつも運ゲーでした。

ですが、今では得意技の一つになりました。
特別たくさん練習したと言うわけでもなく、考え方をちょっと変えただけです。
しかもこの考え方を導入するだけで、1122以外の苦手な技(コンボ)が途端にできるようになったりするのでとてもオススメです。

※非常に抽象的かつ感覚的なお話なので、捉え方には個人差があります。向いてないと思った方は自分のやりやすい手段を選びましょう。

この記事を読む前に、是非1122CV 2ndをご覧いただき、様々な1122spに触れておきましょう。

アクセントの位置

それでは今回のテーマ、アクセントについてお伝えしていきます。
カッコつけてアクセントなんて言いましたけど、つまり「技(最小単位)の接続部分に置く力点」の事です。
このアクセントを意識するだけでけっこう違ってきます。

(ペンスピ学者の皆様、最小単位はもっと小さい! と思っても黙ってて下さいお願いします)

例えば、1122spを最小単位に分解すると
ノーマル-ノーマル-2バクリバ-2バクリバ
となるので、この「-」に該当する部分にアクセントを置くことが可能です。その性質上「-」の後に来る技にアクセントが付帯することになります。

ただこの全てにアクセントを置くとかなりいびつな動きになってしまうだろうし、流石にそのような使い方をしていると思しきスピナーは見たことがありません。
主に使用されていると感じているのは11-22、1-122、1122(力が一定)の3つかなと思います。
この中で最も多いと感じているのが11-22の型です。無意識のうちに1軸と2軸が独立していると言う感覚を持ってしまうのはペンスピナーの性ですかね。
実はこれこそ1122が難しくなる要因だと考えています。

結論、苦手克服に適しているのは1-122の型です。
これはかつてこの理論を提案したところ、効果を実感したと言う声を複数名から頂いていたので、苦手克服に有効だと自負しております。
言うなれば「ノーマル→122sp」の感覚です。
結局のところ1→2のトランジションが難しいんですよ。基本的にノーマルは手のひらが地面に対して垂直で、2バクリバは水平です。この手の角度の変化こそやりにくさを助長しているのではないかと踏んでいます。

だから1→2は接続していない単一のものなんだと意識することが大切なんです。最初のノーマルの時点で次の122spの準備をしておく、なだらかに2軸へとアクセスする。これだけです。
122なら皆さん飽きるほどやってると思うので成功率も高いはずです。

つまりこれはひとつの技やコンボを細分化して、分解したりくっつけたりしてやりやすい感覚を探してみる。と言う練習法ですね。
なのでNeoSA233など、様々な技(コンボ)で活用できます。
もちろん反復練習こそ正義だとは思っていますが、この概念を導入する事で成長が加速する可能性を秘めていると僕は思っています。
自分が苦手に思う技やコンボについてこれまでどこにアクセントを置いていたか考えてみると、新しい発見があるかもしれないですね。

アクセントの応用

次は技習得以外の用途でもアクセントは活用できるのではないか? と言う提案です。
自分のこのコンボダサいな〜とか、カッコよく決めたいけどいまいちだな〜とか思う事があると思います。
実はそれ、アクセントの位置がベストじゃないからかもしれません。

カッコいいやり方が必ずしも自分のやりやすいやり方とは限りません。

自分が上手いと思う人が、どこにアクセントを置いているのかを研究してみるのも面白いです。
上手い人自身はアクセントを意識していなかったとしても、必ずどこかにあるクセが魅力の一因になっている可能性は十分にあると思います。

アクセントの位置を変えてみる、増やしたり減らしてみる、そうやって試行錯誤していくことで理想に近づく一助になってくれたら嬉しいです。
そして、一番かっこいいと思ったやり方がかえって難しい位置にアクセントを置く必要がある場合も出てくることがあります。そのときは慣れるまでひたすら練習ですね。(結局練習なんすよ)

さいごに

一つの技・コンボを習得したとしても、アクセントやそれ以外の要素で全く新しい感覚を得ることができる場合もあります。
今は新しい技やコンボが日々無数に生まれておりますが、もう既存技に発展がないと思い込んでいませんでしょうか?
使い古された技も、見る角度や考え方でまだまだ楽しめる余地は残っているんです。
これを機に、みなさんもアクセントを意識してみてはいかがでしょうか。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?