step.4 【シノプシス1Pで魅せる文章の書き方】やってはいけない3つの事と魅力的にするための6つのポイント
前回シノプシスの基本を学びました。
今回はさらにシノプシスを魅力的にするための幾つかのヒントをご紹介していきたいと思います。
テーマが"友情"とすればストーリーは"主人公が窮地に陥った友人を助ける"がストーリーになります。
シノプシスはこのストーリーをより詳しく、簡潔に提示するものです。
テーマとストーリーの明確な違いを把握しておかないと、余計な記述が混入してしまいます。
不必要な詳細
自身のコメント、考え、ニュアンスの説明
これらは文章が完成されていない証です。あなたのアイディアがきちんと人に伝えられるレベルに達していないとみなされる非常に危険な不要な記述です。
サイドストーリー
「彼の母親には当時の大統領の息子と一緒に学校に通った親戚がいました」などの本筋に関係ない背景やサイドストーリーは本当に伝えたいことを邪魔する物です。
理解が難しい文章形式
矛盾的な考え、比喩、説明が必要な記述、省略記号は絶対に避けましょう。
シノプシスは誰が読んでもストーリーが理解できる形式である必要があります。
1Pという限られた文字数の中で最大限の効果を持つ言葉を選び抜きましょう。無駄を徹底的に排除し、想像力を掻き立てるような言葉を見つけましょう。ただし、辞書がないとわからないような言葉を使うことは厳禁です。
1.多くのキャラクターに言及しない
主人公達が話しているバーのウェイトレスの裏話は必要ありません。
簡潔なあらすじとは、これらの不要な要素を手放すこととです。
2.プロットのひねりや転換については、あまり詳細に書かない
映画のあらすじで誰かが何をするのか、なぜするのかをきちんと説明すれば、ひねりや転回は読者に理解してもらえるでしょう。
3.映画のあらすじを編集しない
"切ないシーンで "とか、"運命的に出会った2人の恋人のように "といった装飾的な余計な言葉は必要ありません。行動を基準とした要点を素早く、明確に伝えましょう。
4.シノプシスはマーケティングツールにしない
ピッチ(プレゼン)原稿などとは別物です。
読者に物語の内容を伝えるものです。
5. 結末を急ぐな
シノピシスはシンプルなあらすじであるべきですが、途中に肉がないとあらすじの意味がなくなります。せっかくの素晴らしいエンディングも、そこに至るまでの道のりがわからず、理解出来なければ意味がありません。
6. 文学的な表現はするな
ここでの目的は、簡単なあらすじ、基本的なプロットのあらすじを読者に提供すること。
脚本を書く際に、ニュアンスや台詞にまで踏み込んでいきます。
練習が重要です
シノプシスを書く筋肉を鍛えるために、最近見た映画や昔から好きだった
映画(またはテレビ番組)を2つ選んでください。
それぞれのプロジェクトについて、1ページのあらすじを書きます。
考えすぎず、二の足を踏まず、
それぞれのタイトルで1ページ以内にまとめます。
書き終わったら、2つの作品を比較してみてください。
どちらのシノプシスが強いでしょうか?
見逃している点はありませんか?
どのように強化することができますか?
それぞれのシノプシスでうまくいった点、いかなかった点は?
比較しましょう!
おめでとうございます。
あなたは2つの短いシノプシスの例を手に入れました。
では、自分の作品のシノプシスを書いてみましょう。
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