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メチコ薬局 ニュース一週間 (2024年3月17日~3月23日)

一週間で気になった出来事をまとめていきます。
それではさっそく…


OD錠戦略は “悪” なのか?

カナグル®錠にOD錠規格追加のお知らせが出ました。

カナグル®に限らず、OD錠と普通錠の並行販売に関しては、在庫保持の必要性に迫られる薬局関係者からたびたび厳しい声が聞かれます。

私も、「OD錠出すなら普通錠は販売中止にしてよぉ~」と若干プリプリしていた口です。
そう、「君には何が見える?敵は何だと思う?」と団長に問われても「???」となっていた以前までは…

最近はメーカーのシビアな現状に理解と同情を示す気持ちが強くなっており、不満を向ける矛先が違うのでは?という思いがあります。

現行ルールのなかで、最大限の利益を上げるためにできることをすべてやる…というのは決して間違ったことではないと思います。
いや、むしろ経営視点で考えれば正しいとすら思えます。

問題なのはやはり、先発品のOD錠と普通錠を薬局の判断で変更することができないルールのほうなのかな…と。
不満を向ける矛先はメーカーではなく、こっちのほうなのかな…と最近は思う次第です。


復活の点鼻液

フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液27.5μg「武田テバ」56噴霧用の出荷調整が解除となりました。

いやね、少なくとも花粉症のシーズンが終了するまではダメだと思っていたよね。

それよりもどちらかというと、いつエリザス®点鼻粉末が出荷調整かかるのか…とヒヤヒヤしていたぐらい。

「需要に耐えてよく頑張った。感動した!」

これ以外にも今週は調整解除や出荷再開などの朗報がいくつか舞い込んでおります。
・アンブロキソール塩酸塩DS小児用1.5%「タカタ」(イイネ
・トスフロキサシントシル酸塩細粒小児用15%「タカタ」(ナイスダネ
・サンベタゾン眼耳鼻科用液0.1%(ヤッテクレルネ ※ 4/4~
・フルメトロン点眼液(キタネコレ ※ 4/16~

一歩一歩、少しずついい方向に向かってくれるといいね。


「オノン®でも可」の絶望

【般】モンテルカスト錠10mg の処方。

はい、今はどこも割と在庫厳しめですよね。
そこに配慮してくださったのか、その下にはこんなコメントが。

在庫がなければオノン®カプセルでも可

…どんだけ~!

いや、おそらくどっちも厳しいのは理解されている上で、それでも在庫あるほうで何とかよろしく…ってことだとは思うんだけど、それでもやっぱり「どんだけ~!」案件。

ここは本当に二者択一みたいなところがあるんだけど、どっちも足元グラングランな感じですからね、現在のところ。

花粉症のシーズンが終われば少しは緩和されるのかな?
ちょっと前にも書いたけど、メチコ薬局のプランルカストはすでに “HP 0” (ヒットポイント ゼロ)なんですよ。
来月になってザオラルが成功するかしないか…というレベルで在庫がないんです (´Д`)ムリデス

プランルカストは出荷調整に年季が入りすぎてて、思ったように在庫がたまっていかない苦しみが続いております。

一時的でもいいから、どこか調整解除してくれないかなぁ。


というわけで今回はここまで。
みなさま、今週もお疲れ様でございました。


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