メチコ薬局 ニュース一週間 (2024年1月29日~2月3日)
一週間で気になった出来事をまとめていきます。
それではさっそく…
消化酵素剤って今どんな感じなの?
ベリチーム®配合顆粒
名前を知っている程度の、あまり馴染みのないやや遠方のクリニックから3件も処方が流れてきた。
(それぞれに別の医療機関)
タフマック®、ベリチーム®、エクセラーゼ®、オーネス®、etc…
販売中止予定品も含めて、消化酵素剤はどれもこれも結構入手厳しめですよね?
一応卸さんにも確認してみたけど、出荷調整中だからやっぱり納品は無理だって。
消化酵素剤の処方なんてひさしく見かけることもなかったので、さすがにそこまでは在庫のカバーができておらず。
メチコ薬局では対応できないので、患者さんにはごめんなさいしちゃいました。
在庫確保の見通しが立たないケースは、粘って粘って結果ごめんなさいになるよりも、はやい段階で見切りをつけちゃったほうが患者さんにとってもプラスになることがあるよね。
それにしてもなんで急にパタパタパタと流れてきたんだろう?
偶然が重なっただけなのかなぁ?
でも出荷量通常だから、ある薬局には普通にあるってことなんだろうね。
3件目が来たときなんて、
えっ?ちょっ?待って?えっ?何で?
って少なからず動揺しちゃいました。
エーザイしか勝たん
祝・セルベックス®カプセル 出荷調整解除!
エーザイさん、いやぁ~、あんたが大将!
後発品の供給が不安定になると、それに引きずられて先発品も出荷調整がかかっちゃったりすることが多いんですけど、エーザイさんに限っては崩れるイメージがあまりないからすごいよね。
それ以外にもエーザイさんは、
フェロミア®、ミオナール®、ワソラン®、などなど、
後発品の供給がいまひとつ安定しないところも、しっかりと安定供給してくれるから、 “惚れてまうやろー!” ってなっちゃうんですよね。
先週のnoteでも書きましたが、セルベックス®(テプレノン)は基本院内処方のクリニックが在庫の確保ができずに院外処方にしてくるレベルでちと厳しめだったので、朗報が届きました。
あっ、先週の暴論はなかったことで (*´з`)エヘヘ
そっちの世界に行ってはいけないよ
お付き合いのあるケアマネさんから電話。
『コロナにイベ〇メクチンって薬がいいと聞いたんですけど、どうなんですか?先生に処方をお願いしてみてもいいのかしら?』
…だ、だれに聞いたの、それ?
とりあえず、明確に有効性を示すようなデータは現時点では存在しないことなどを中心に、科学的な視点で判断すればおすすめはしない…いや、やめておけ、といったことをお伝えいたしました。
そもそも、処方してくれる医師を探すのに一苦労しそうですし、仮にみつかったとしても保険外で自費になりそうですし、個人輸入なんてしようものならそれが本物であるという保証すらないですし、おすし🍣
そのケアマネさんも、純粋にイベ〇メクチン使用の是非、そのジャッジを私にゆだねただけで、決して使う方向に気持ちが揺れ動いていたわけではないと思うんですよね。
…ソウダヨネ?ユレウゴイテナイヨネ?
あっちの世界に入り込んで沼っちゃったりでもしたら、もう私のチカラではどうすることもできなくなってしまいます。
私にできるのは、『そっちのルートは危ういぞ』と事前に情報を提供し、誤った方向へ誘導しないことぐらいですかね。
某卸の担当MSさんがね、『鎮咳薬の割り当てが減ってきている』と嘆いておりました。
こりゃ、今月も絶望しかないね (>_<)オワタカモ
というわけで今回はここまで。
みなさま、今週もお疲れ様でございました。
いただいたサポートはエナドリへ全振りします。パワーッ!!