メチコ薬局 ニュース一週間 (2024年2月5日~2月10日)
一週間で気になった出来事をまとめていきます。
それではさっそく…
某小児科、変更不可外れたってよ
ムコダイン®DS 変更不可!
オノン®DS 変更不可!!
ホクナリン®DS 変更不可!!!
何年も続いている出荷調整の荒波の中、変更不可処方は薬局にとってなかなかの鬼門となっています。
例えば上記。
後発ならあるのに…とか、
ベラチン®ならあるのに…とかね。
出荷調整の影響でただでさえ入手が困難になっているところに、変更不可で処方薬を縛ってくるその行為まさに、鬼畜の所業!!
特に今、小児科系統の薬は入手困難なものが綺羅星の如し。
ある程度の裁量権を薬局側に移譲しないと、患者さんが薬を求めてあっちこっち薬局を探し回る羽目になりかねないわけで。
そんな懸念をずっと抱いていたわけですが、
ちょいちょい処方が流れてくるその小児科さん、
ついに!処方箋から変更不可が外されました。
二度見した。
私、二度見した。
現状を慮っての配慮なのか、
それとも鳴りやまない薬局からの変更調剤の問合わせ電話に辟易したのか、
そのあたりはよくわかりませんが、薬局側としてはこれは朗報。
これでこの小児科さんからの処方も、そこまで脅威ではなくなったかな。
返戻のラゲさん
メチコ薬局では私の厳しいチェック体制もあいまって、レセプトの返戻が来ることは基本的にあまりないのですが、さすがに看過できない金額のヤツが戻ってきてしまいました。
そう、ラゲブリオ®さんですね。
金額にして10万円弱。
こいつは何が何でも直して再請求しなければいけないヤツです。
最初見たときは、『何がおこった?』と焦っちゃったよね。
保険番号間違いとかではなかったからさ。
よくよく見ると、負担上限 3000 → 1500 みたいなことが記載されているわけですよ。
私の中では、3000、6000、9000(あとは0) の区分しか頭になかったので、
『1500ぅ?』と若干混乱しちゃいました。
はい、というわけで調べてみたら75歳到達月に発生したレアケースでした。
恥ずかしながら、こんなルールがあることすら知らなかったです。
後記高齢も月末月初で保険を切り替えるような制度にしておけば、こんなややこしいことにはならなかったのにねぇ。
でも実際に処方箋を入力なり監査なりしていて思ったけど、一見さんの新患さんだと、この案件に気づいて正しく処理するのってかなり難易度高いと思うんだよね。
今回の一件で一応ルールは把握したけれど、同じケースに遭遇したとして
きっちり処理できるかと言われると自信ないぞ、これ。
メジコン®錠、散る
ついにメチコ薬局からメジコン®錠(およびそのジェネリック)の在庫が消尽してしまいました。
1月2月と入荷が100錠1箱みたいな感じだったので、時間の問題ではあったわけなんですけどね。
メジコン®錠といえば、門前薬局が在庫を切らしているにも関わらず6錠/分3で処方してくる先生がいましてね。
『3錠/分3でいきませんか?』とやんわり提案したことがあるんだけどあっさり却下。
そこの処方がちょこちょこと流れてくることもあって、今がある…と。
この先生をもう少しうまく懐柔できていれば、より多くの患者さんにメジコン®の恩恵をもたらすことができたんだけどなぁ。
ちょっと安易に踏み込みすぎたかも。
あぁ、週明けに入荷するなんて奇跡は起きないだろうなぁ… |д゚)チラッ
メチコ薬局にメジコン®を寄付します!…なんて篤志家さんはいないだろうなぁ… |д゚)チラッ
またひとつ、年を重ねてしまいました。
○年連続〇回目の20代最後の一年のスタートです。
みなさま、どうぞよしなに。
というわけで今回はここまで。
みなさま、今週もお疲れ様でございました。
いただいたサポートはエナドリへ全振りします。パワーッ!!