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メチコ薬局 ニュース一週間 (2024年4月21日~4月27日)

一週間で気になった出来事をまとめていきます。
それではさっそく…


マイナ保険証のススメ3

先々週、先週につづいての第三弾。
くどくてゴメンだけど、一応これで一区切りの予定です。

今回はマイナンバーカードの利用を拒む患者さんのパターン分析です。


★ まだカードを作ってません

政府が信用できないから…
めんどくさいから…
ポイントで釣る感じがイヤだったから…

などなど、いろいろな理由をおうかがいしました。

保険証利用に限らず、マイナンバーカードの利便性を如実に実感できるようになるのは、まだもうしばらく先の話しなのかなぁという感じをうけています。

なので今のところはカードの作成を促すことはできても、すぐに行動変容を起こすほどの説得性をそこに持たせることは難しいのかな…と。

そういえば先日、普段はおだやかで紳士的な話しぶりの患者さんが、マイナンバーカードの話を持ち出したとたんに、「そんなものは作ってねーし!」と荒い口調で不機嫌さを露わにされたケースがありました。

「そこには触れるんじゃねーぞ、薬剤師さんよぉ」といった圧を感じたよね。
やはり、信条的にそこは譲れない何かをお持ちの方もいらっしゃるということなんでしょうかね。

不用意に再度触れようものなら常連さんを一名失う可能性があるので注意が必要ですね。


★ 失くしたら怖いから持ち歩きたくない

“個人情報のつまった、とても大事なもの”
そんなイメージが先行してしまっているのだと思うのだけど、それでもちょっと不思議なんですよね、この “持ち歩きたくない” という感覚。

個人的に落としたり紛失したりでダントツにヤバイと思っている個人情報の塊は “スマホ” ですね。
(セキュリティを突破できるかどうかは別として)
他にも “クレジットカード” あたりは気持ち悪いですし、 “保険証” もセキュリティがガバガバでちょっと怖い。

でもこれらは普通に持ち歩くわけで。
ことさらマイナンバーカードだけを特別視する必要はないんじゃないかなぁ…と思うんですけどね。

まぁ、このあたりはマイナ保険証の利用があたり前の世界線に突入すれば、みんなあまり気にならなくなるのかな。

ただ、我々はえらい人たちにニンジンをぶら下げられてしまったので、いずれ…ではなくて少しでも早くカードを持参していただく流れを構築する必要に迫られております。
お国の方針に沿う、それが保険調剤を生業として生き残るための極意であります。


それでもなんやかんやでカードを利用してくださる患者さん、結構多いです。
体感的にも4月は利用率がうなぎ上り(のはず)
この調子でいけば、今後示される加算の条件は難なくクリアできるんじゃないかな。(とんでもな数字を示されなければ)
そんなふうに感じている次第です。


帰ってきたトルリシティ®

長きにわたる沈黙を破り、“ヤツ” が帰ってきました。

たしかにここ数か月は、案外と普通に入荷してくるなぁと思ってはいたのですが、それにしても長かった…。

混乱が起こると思っていたノボラピッド®の、フレックスタッチ®からフレックスペン®への切り替えも滞りなくスムーズに進んだし、糖尿病関連の注射剤は光明が見えてきた感じがあります。

あとはマンジャロ®ですかね。
ここが安定してくると、今度は冷蔵庫圧迫問題が新たに発生すると思われるわけですが…

ちなみにトルリシティ®のデバイスである “アテオス®”
名称の由来は「あてて、押す」
ウソのようなホントの話しですね。

使い方ガイドより抜粋

ほかにももう少し書きたいことがありましたが、それはまた来週にでも。

というわけで今回はここまで。
みなさま、来週もほどほどに頑張っていきましょう。


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