制作会社がなぜ「メディア」を立ち上げたのか
皆さん、こんにちは。MetaStep(メタステップ)編集部です。
MetaStep(メタステップ)の運営会社は、恵比寿にある広告制作会社クロスアーキテクツ。普段は、事業会社や広告・PR会社、メディアの黒子(くろこ)として、コンテンツづくりを支援している会社です。
ビジネス、IT、製造など、主にB2B領域のコンテンツづくりを得意としているので、扱うテーマが業界の最新トレンドや経営・マーケティング戦略ばかりですので、そういったお手伝いも大変刺激的ですし、皆様のマーケティング・PR活動にも少なからず貢献できているのではないかと自負しております。
そんな当社ががなぜ、自社で「MetaStep(メタステップ)」というメディアを自社のプロジェクトで立ち上げたのか。今日はそんなお話がテーマです。
なぜか「腹落ち」しない、Web3・メタバースのビジネス活用
遡ること、2022年頃・・・。
「メタバースを使ってビジネスイベントを実施したい」
「アバターを作りたい」
そんなご相談が、制作会社である当社にも舞い込むようになりました。
「メタバース元年キタ! ついに制作会社である当社にも、Web3やメタバースの相談が来るようになった!」
制作チームは色めき立ち、「Web3・メタバースチーム」まで社内に発足させてしまうほど、当時は浮かれていました(笑)
ところが・・・!!
お客様のご支援をさせて頂く中で、普段お手伝いしている制作のお仕事とは少し違う実態を知ることになりました。
ホワイトペーパーや、オウンドメディア、ランディングページ、タイアップ広告・・・。
こうした制作物においては、お客様・広告会社・我々制作会社の間で、予算感やKPI、目的、PDCAの回し方など、ある程度「共通言語」で話せることが多いのですが、Web3・メタバースについては少し様子が違ったのです。
「そもそもなぜWeb3やメタバースなのか?」
「適切な予算はいくらなんだろう?」
「流行っていたからまずやってみたものの…」
「何から手を付ければよいのか」
「KPIをどう定義づければよいのか…」
実際にご手伝いを始めてみると、大手の事業会社においても、「Web3・メタバースのビジネス活用」について、お客様自身が悩んでいるケースが多かったのです。
そんな状況を受け、私たち自身も少しでも業界を知り、お客様の課題を知り、何よりお客様との「共通言語」を作るため、Web3・メタバースの書籍を読み漁り、展示会・セミナーにもできるだけ参加しました。
が・・・どんなに調べてもなぜか「腹落ち」できない。
「Meta社への社名変更で今後メタバースが来る(かも)」
「バーチャル●●で話題が生まれた」
「Web3から新しいビジネスが生まれる」
など・・・話題になるニュースは知識としてアップデートされたものの、自分事に置き換え、具体的に、自社やお客様のプロジェクトに「ビジネス活用」するためのヒントとなる情報になかなか出会えない・・・。
ならば自分たちで作ってしまおう!
クロスアーキテクツの社内で多くの議論を重ね、悩んだ上で出た結論が「自分たちでメディアを作ってしまおう!」でした。
正直、それまでは自社でメディアを作り、運用するなんて考えたこともありませんでした(大変なのも身に染みていますので(笑))
でも、この領域であれば、当社の知見を活かして業界に貢献できるのではないか!とノリと勢いでスタートしました(笑)
2023年にプロジェクトチームが発足。
なにぶん、ノリで自社プロジェクトで、全て持ち出しで始めたものですから、たくさんの試行錯誤、紆余曲折がありました(汗)
一方で、コンセプトを掲げ、Web3・メタバース事業者をはじめ、様々な方とMetaStep(メタステップ)のコンセプトや思いをお伝えしたところ、想像以上に反響を頂き、思いや仮説が確信めいたものに少しずつ変わっていきました。
そして、2024年2月。約1年半の年月をかけ「MetaStep(メタステップ)β版」がスタートしました。
「β版」と表明しさせて頂いているのは、様々なリソースの問題で、予定している機能などを「MetaStep(メタステップ)」にまだ実装できていないことがあるためです。
が、スタートしてみて感じているのは、「“良い意味”で一生β版かもしれない」ということです(笑)
日々、取材等を通じ、Web3・メタバースの皆様と議論する機会が増えていますが、「MetaStep(メタステップ)」がもはや当社の予定や想像をはるかに超え、進化し始めています。
Web3・メタバースの専門家によるご寄稿が日々増えているのはもちろん、イベント企画や、視察ツアー企画、学生ライタープロジェクトなど、MetaStep(メタステップ)と絡めたプロジェクトが自然発生的に立ち上がり、議論が深まっています(プロジェクトの進捗も今後noteでご紹介予定です!)
ある方に「Web3時代らしく、DAO的なメディアだね」とおっしゃっていただいたことが、もっとも「腹落ち」し、嬉しい表現だなと思っています(以降、私も気に入って使うようになりました(笑))
せっかく思いをもって始めたプロジェクトですので、多くの皆様と今までになかった新たなメディアを創りたい。そんな風に思っています。
今回のテーマはここまでとなります。
まだ「MetaStep(メタステップ)」をご覧になられたことがない方には、そんな思いを感じていただきながら、是非1つでも記事を読んで頂けたら嬉しいです!是非noteへのフォローもお願いします^^