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さよなら口内炎!口腔の健康を取り戻す秘訣

一度発症すると、食事や会話など日常生活に支障をきたす不快な口内炎。

寒い季節になると、体が疲れやすくなり、免疫力が低下しやすくなります。この時期には、誰もが口内炎にかかる可能性があります。私の場合も冬になると、周期的に歯茎の口内炎が再発します。

この疾患は、初めて発症した後、免疫力が低下したり、無理をして疲れた状態になると、頻繁に再発する傾向があり、日常生活をますます苦しめます。今日は、このような季節に多く見られる口内炎についてお話ししたいと思います。


口内炎とは

口腔内の粘膜に炎症が起こる疾患です。唇、舌、歯茎、口蓋、頬の部分など口腔内に発生する非常に一般的な疾患です。口内炎は細菌・ウイルス・真菌などの原因によって発症することがあり、自己免疫疾患・栄養欠乏・高齢などの要因によっても引き起こされます。そのため、子供から高齢者まで幅広い年齢層で発生します。

代表的な疾患としては、単純ヘルペスウイルスによる口内炎や手足口病口腔カンジダ症などがあります。特に、単純ヘルペスウイルスによる口内炎は
幼児・小児・子供にもよく見られ、成人の場合、約70〜80%がウイルスを保菌しているとされています。


口内炎の原因

1. 身体ストレス状況

身体のストレスが口内炎の主要な原因です。疲労・発熱・寒冷・胃腸の問題・生理・妊娠など免疫力が低下する要因があると口内炎が発生しやすくなります。また、個人によっては特定の食品摂取、口内の傷など、特定の状況下で口内炎が発生することもあります。私の場合、睡眠不足や生理期間などの女性ホルモンの変化が口内炎を引き起こすことが頻繁にありました。

2. 手足口病

乳幼児に多く発生する手足口病からも引き起こされることがあります。手足口病は、コクサッキーウイルスAに感染することで引き起こされ、手・足・お尻・口の中の粘膜に潰瘍ができる疾患です。口内炎は単純ヘルペスとは異なり、感染のおそれがあるため、適切な注意が必要です。

3. 口腔カンジダ症

口腔カンジダ症も口内炎の原因となることがあります。乳幼児の45〜65%、成人の30〜50%がカンジダ菌を保菌していると言われており、糖尿病や全身免疫疾患などの状況から発生する口腔カンジダ症が口内炎を引き起こすことがあります。

4. 閉経、家族歴など複合的な要素

この場合、原因は明確ではありませんが、口腔灼熱感症候群が原因で起こることもあります。特に閉経した女性に発生する可能性が高いと言われています。

5. 栄養素欠乏

特定の栄養素が欠乏している場合に発症するケースもありますが、身体のストレスと相まって現れる重要な原因の一つです。

その栄養素については、以下で詳しく取り上げてみます。


口内炎の治り方

1.発病初期に速やかに病院処方薬を服用し、軟膏を塗る

発病初期に速やかに病院に行って処方薬を受け取り、軟膏を塗る。口内炎はさまざまな原因によって発生するため、早めに治療を受ければ受けるほど、早く治癒します。特に、ウイルスや細菌感染による単純ヘルペス口内炎では、抗生物質の処方も同時に受けることができます。局所治療薬のアサイクロビル軟膏を併用することが口内炎の早期治療に効果的です。

私の場合は、口内炎が発病した際に速やかに病院を受診して抗ウイルス薬を処方してもらい、軟膏を塗ることで、症状が悪化せずに治療できました。

2.良質の睡眠と十分な水分摂取

口内炎の主な原因は身体のストレスによるものであり、免疫力が低下している可能性があります。このような場合は、十分な睡眠をとることが重要です。口腔内が乾燥すると唾液の分泌が減少し、症状が悪化することがありますので、早めに炎症を改善するためには、十分な水分を摂取することが大切です。

3.温熱療法、体を温めて免疫力を高める

季節の変わり目に風邪や口内炎などが流行するのは、外部環境の温度変化によって体が適応するために多くのエネルギーを消費するからです。そのため、免疫力が低下し口内炎が発生する可能性が高まります。体温を上げるために、体を温める食べ物を摂取することが口内炎の改善に役立ちます。

4.口腔清潔を保ち、刺激的な食べ物を避ける

口腔内の炎症を誘発する病原性細菌が減少できるように清潔を維持しなければなりません。口腔内に潰瘍やヘルペスがある場合、刺激的な食べ物を避けて痛みや症状を悪化させないようにすることが重要です。消化に負担の少ない、温かいお粥やスープなどの食べ物を摂取すると、口内炎の治癒を促進できます

5.栄養素欠乏の改善のためにサプリメントを摂取する

直接の原因とされる栄養素の欠乏を十分に補う必要があります。

口内炎の予防や早期治療に役立つ栄養剤をご紹介いたします。


口内炎に役立つ栄養剤

1.プロポリス

プロポリスは、抗酸化作用と抗菌効果に優れています。特に口腔内の炎症に対して効果があり、口に直接噴射する形態のサプリメントとしても広く普及しています。

2.口腔栄養剤(プロバイオティクスロイテリ)

口腔の健康に役立つ口腔乳酸菌の一つです。免疫システムの強化や炎症の緩和に効果があるとされています。

3.マスティックパウダー

プロポリスと同様に天然の抗生物質として知られています。口腔炎症だけでなく、虫歯の原因菌や歯周病の病原菌に対しても抗菌作用があり、口腔の健康を維持するのに役立ちます。

4.カルシウム

カルシウムは骨と歯を構成する成分であり、不足すると口腔の健康にも影響を及ぼします。特にカルシウム不足の場合、炎症が発生する可能性があるため、十分に摂取しなければなりません。カルシウムが豊富な食品としては牛乳、カタクチイワシ、チーズなどが挙げられますが、カルシウムが含まれた栄養剤を摂取するのが簡単で効果的です。

5.ビタミンb12と鉄分

ビタミンB12は赤血球生成に必要な栄養素であり、不足すると疲労感とともに免疫力が低下することがあります。鉄分もヘモグロビンの生成に必要であり、不足すると歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。


口内炎は様々な原因で発生しやすいです。一度発病すると日常生活が大変になるため、口内炎の予防にはバランスの取れた食事十分な睡眠が重要です。

また、食事で栄養素の補給が難しい場合は、口腔に良いサプリメントを摂取することが口内の健康を維持するのに役立ちます。

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