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蓮を撮りに鎌倉へ

ベトナムで過ごした時間が長い。
ベトナムでは至る所に蓮の花がある。
蓮の花束を自転車で売ったり、ロゴが蓮を象ったデザインであったり、ベトナム航空の機内食は蓮の花の形の食器だったり。
蓮の花の香りを付けた蓮茶、蓮のみの砂糖漬け、蓮の葉で包んで蒸した料理。

泥の中から美しい花を咲かせるその姿に、どんな境遇にあっても美しく清らかに、明るく生きようという意味を見出していると聞いたことがある。

早起きをして鎌倉に向かった。
7月上旬は蓮の開花時期なのだ。
そして蓮は朝早く、6時〜9時ごろが見頃だと言われている。

若宮大路、人はまばらで日差しと影を楽しむ。
今日最初の1枚。横からの日差しで透ける。
緑色と桃色、透過光と陰、コントラストが好きだ。
泥の中からすらりと、まっすぐに伸びる一輪。
見頃が始まったばかり。つぼみも多い。
源氏池と平家池では趣が異なる。白いつぼみも美しい。
純白の花弁がまぶしい。

仏教の教えに「蓮華の五徳」というのがある。
自分を大切にしながら、欲を捨ててまっすぐに、境遇にとらわれず…

八幡様も朝は空いている。
お参りを済ませ振り向く朝の町、七夕飾り願いよ届け
西側から抜けて北鎌倉へ
建長寺の山門の存在感

しかし、暑い。
湿気を含んだ熱い風が吹くばかりだ。

今日のカメラは、蓮の写真は全て Nikon D750 に TAMRON 100-400mm を、風景は Nikon Z6II に Nikkor Z 24-120mm f4Sを。

このところ20mmレンズで試行錯誤していたが、超望遠レンズにしかできない切り取り方も面白い。

遠くへ行きたいのです。サポート頂けたら何か撮ってきます!