見出し画像

通夜と葬儀を終えて

妹がこの世を去り、3週間が過ぎました。
長いようで短い、不思議な時間が過ぎてゆきます。
昨日のことのようにも思えますし、逆に随分昔のことのような気がすることもあり、ひょっこり大きなスーツケースを押して「ただいま〜」と帰って来そうな気さえしたり。

通夜と葬儀を終えて、改めてたくさんの方のご協力があって、無事皆さんと妹とのお別れの場を持つことが出来たと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

たくさんの方にご連絡をお取りいただきました皆様には、改めて心よりお礼申し上げます。

最近にお父様やお母様、ごきょうだいを亡くなれて、深い悲しみの中を駆けつけてくださった方々には、本当に心苦しい限りです。
さらに悲しい思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。

妹は11月23日夕刻に亡くなりましたので、本来なら、翌日の木曜日に通夜、金曜日に葬儀を行うような段取りとなるはずでした。
しかし、その週は気温差の大変激しい週で、急激な寒さがやってきたこともあり、市の火葬場が大変混み合い、日曜日にしか予約が取れない状況となっていました。

これも皆様と妹を繋ぐご縁だったのでしょうか。
それとも神様仏様が、早くに旅立つことになってしまった妹に、最後のご褒美をくださったのでしょうか。

お別れの準備まで、2日間もの猶予を与えてくださいました。

だからこそ、本当にたくさんの方と連絡をお取り頂くことができて、本当にたくさんの方にお集まりいただくことが出来たのです。

北は東北〜関東〜中部〜山陰〜九州まで。
海外在住のお友達も、偶然プライベートで日本に来られていて、大阪まで駆けつけてくださいました。
私も母も、こんなにもたくさんの方が、こんなのにも遠くにお住まいの方々までも、妹とのお別れに駆けつけてくださるとは、まさか夢にも思ってもいませんでした。

ご夫婦でお越しくださった方、お子さんも一緒に来てくださった方もいらっしゃいました。
ご家族でお見送りいただき、本当にありがとうございました。

また、お友達のご実家の親御さんからも、お花をいただいたり、お線香をあげにお越しいただきました。妹を娘のように思っていてくださった方々がいらっしゃったこと、母も大変喜んでおりました。

通夜葬儀に参列出来なかったという方々からは、棺に入れるお手紙や、式典へのお花やご弔電もたくさんいただきました。

本当に本当に、ありがとうございました。
妹もたくさんの皆さんのお姿を、きっと側で見ていたことと思います。

葬儀会場の担当の方々や、葬儀に来てくださった御住職も、大変驚かれていました。可愛らしい娘さんに、こんなにもたくさんの方々が弔問に訪れられて、故人のお人柄が如何に素晴らしい方であったかが偲ばれます、と言ってくださいました。

私は恥ずかしながら無宗教で、尊い教えを学んだことはないのですが、人が亡くなると、その姿は灰となり、無くなってしまいますが、その魂は故人を慕う方々の心の中で生き続けるという考えを信じています。

妹はきっと、皆様の心の中でひっそりと生き続け、そしてふっとした時に皆様の記憶の中に、ひょっこり笑顔で現れるのではないかと。

そんなとき「懐かしいな〜」と、思い出していただけたら嬉しいなと思います。

一緒に見た異国の景色を
一緒に感じた空気の温度を

一緒に歩いたいつもの道を
一緒に過ごした何気ない毎日を

一緒に聴いた素敵な音楽を
一緒に食事した楽しい時間を

ふとした時に思い出していただけたら、嬉しく思います。

しばらくは母ひとりになりますが、猫のももちゃん、まめちゃんと暮らします。
もしお近くにお越しの際には、どうぞ母を訪ねてやってください。

妹も母ひとりがあまりに心配すぎるからか、
「亡くなった後も、しばらくこの家におる」と言っておりましたので、たぶん妹も家に一緒にいることでしょう。

妹のgmailは、しばらくは残しますので、お立ち寄りの際に事前にご連絡いただきましたら、母に伝えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?