人が読みたい内容(2023/10/15日記)

平日、もやもやしていたことを言語化するために記事を書いていた。内容は奇抜ではないが悪くはなく、読んだ人が「ふーん、そうだね」ぐらいには思えるものだと思う。いつか公開したい。

途中まで書いたところで、えらく説教臭い雰囲気が漂ってきたので今は少し寝かせている。「なぜ誰もこれを言わないんだ!」と、義憤に似た感情が乗っかると文体がどうしてもマウントっぽくなる。自分が他人より特別優れているとも他人を圧倒したいとも、少なくとも論理的には別に思っていない(*1)。もちろん、読んでくれる人にいちいちそれを説明することはできない。大多数の人が文章から悪い印象を受けたら、それは良い印象を与える文を書けなかった側の責任だろう。

そもそも、同じ内容だろうと、偉そうで自分に酔ってそうな文を読みたい人なんていないだろう。そういう面では案外コミュニケーションに似ている。話の内容は語り口と印象に左右され、人格や思想はあまり関係がない。10年ぐらい前に会見で「チッうるせーな…反省してまーす」と言ってた某スノーボード選手も、もしかしたら本当に心の底から申し訳ないと思っていたのかもしれないが、当然そうは受け取られないだろう。自分の言葉の印象は小手先の技術で変えられるのだから、相手に良く思われる文/話し方をしたいものだ。

ライター業について調べていくと、文の内容や印象とは別に「いかに記事を開いてもらうか」に腐心する人も多いことに気付く。ライターに関する書籍では、必ずといっていいほどSEO対策について書かれている。それもまた、人の目に留まり読みたいと思わせる技術の一つなのだろう。追い追い知りたいトピックではあるが、今はそれよりもヘッダー画像をつけたい。すでに記事一覧は真っ白で、一見しただけではなんの記事がどこにあるのかさっぱり。何より見づらい。ここは労力をかけずに調達できる「いらすとや」の出番だろうか?内容以前に気を配る箇所もまだありそうだ。


(*1) 一方で他者に自身の優位を示したいと思うのは、人間の本能のようなものじゃないかと思っている。どんなに気を付けても、無意識にマウントとっちゃったりはする。自分が絶対にマウント取ろうとしてないとは言いきれないけど、頭では無駄な行為だと思っている。

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