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今の自分があるのは○○○のおかげ

いじめで人生が大きく狂ってしまった過去

先日、いじめのニュースを見て、僕はひどく動揺している自分がいることに気が付きました。他人事ではない気がしたんです。その子と同じように僕も死にたいと思ったから。それは、僕にも過去にいじめられた経験があったかんです。もう、とっくに忘れてもいいくらい昔のことなのに、未だに僕の心の傷跡は消えることなく残っているんだと実感したんです。

いじめというものは、それだけあってはならないものだということです。人に一生の傷を作ってしまうものなんですから。

かつて僕をいじめた相手に、当時から聞くことが出来なかったから、何が原因でそうなってしまったのか分かりません。僕がどれだけ自分を責めたことか、誰にも知り得たことでもありません。人に助けを求めたって仕方のないことだと思ったんです。ですので、僕はこの苦しみを一人で抱え込んでしまったのです。

自分で一体全体僕の何が悪かったからいじめられたのか。僕の何処がダメだったから、あそこまでひどい目に遭わされたのか、いくら考えても思い付くことはありませんでした。僕は、もうあんな目に遭わないように、絶対に自分に原因があると思い、自分のダメな部分を探しまわったんです。探せば探すほど、自分の悪い部分しか見えなくなってしました。そして、ある時に、こんなにもダメな人間は生きていてもしょうがないと思う様になったのです。

僕がこうして受けた傷は、自分の人生の足を引っ張っているものだと思っていたのです。

いじめのおかげでと思えるように

忘れたくても、そう簡単に忘れられるものではないし、いじめてきた人の言葉は、全く持って消えることはありません。世界が一気に変わってしまったんです。僕が、何かをしようとすれば、いつだってあの時の経験が、僕を戒めてくるのです。

自信がないとか言う以前の問題で、勇気のかけらも失くしてしまったようでした。

随分と長い間、惨めな思いをして、どんよりとした人生を歩んでいたとおもいます。一時期は人と話すことも避けていました。人が怖かったです。人を絶対に信用しませんでした。時間が解決してくれると思っていましたが無駄でした。

ですが、だんだんと時間が経つにつれて、見えてきたものがありました。こんなさえない僕でも、支えてくれる人や応援してくれる人、気にかけてくれる人がいたことに気がつけたんです。

それに、僕よりも酷い経験しているのに、たくさんの人が、前を向いていたのです。

僕の先輩は、海外でいじめにあったそうで、何よりも孤独で耐えがたく、何度も死のうと思ったそうです。だけど、自分は夢を絶対に叶える思いで、必死に耐え抜いたそうです。そして、今その先輩は自分の夢を叶えて輝いているのです。

その話を聞いて僕は、思い直しました。

これまでの自分を省みたんです。これまでの自分はいじめを理由に自ら自分の殻に閉じこもっていたのだということ。人生をつまらなくしていたのは、間違いなく僕自身だったのだということ。

それから、もう自分に負けないと誓ったのです。

それは、そう簡単なものではありませんでした。ですが、苦しい時には、助けを求めることが出来るようになりました。そうやって、色んな人に助けられて、自分でも実感できるほどに、成長し、前を向いて歩んむことが出来ているんです。

確かに、僕にとっていじめは、自分に非がなく災難であり、本当に辛く苦しかった経験でした。ですが、そのおかげで大切なものも、沢山気が付くことができました。

自分と向き合い、自分の弱さを認めれたのは、いじめがあったからです。

自分の弱さを認められたから、ピンチの時は助けを求めることが出来るようになりました。

強がらずに助けを求めることが出来るから、乗り越えることが出来ます。

乗り越えることが出来たから、絆な繋がりを大切に思うようになり、感謝の気持ちが生まるのです。

感謝の気持ちがあるから、自分に出来ることを求め、前を向くことが出来るのです。

そうして、ようやくいじめのおかげでと思える日が来るのだと思うのです。

それは、一生かかるものかもしれません。ですが、一生をかけてやってみる価値はあるのだと思います。

未だに、僕の心には許せない心もあれば、足を引っ張ってくる過去であります。ですが、自分のために、取り組んでいる最中です。ですので、ニュースで何度も自殺を繰り返しているというあの子にもどうか諦めないでほしいと願っています。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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