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別人になろうとしない

自分らしく生きると決めたのに

自分の人生を人にあれこれ言われたくないと思っていました。しかし、時には自分の気持ちを押さえつけないといけないことがありました。自分に自信がないからだと言えば、それまでなんですが、人の言葉に大きく気持ちをそうやって、大きく左右させられてしまうのです。また、そんな自分を否定したくなるのです。それが嫌だと感じて、自分らしく生きたいと心に誓ったはずなのに、思いとは裏腹な行動をしてしまう時があります。

僕には足りないものがあり過ぎて、憧れる人も沢山います。やはり、自分に、ないものを持っているように見える人には惹かれ、憧れの感情を持ってしまうものです。

人は様々です。情熱的な人もいれば、穏やかで率直な人もいます。価値観もみんなそれぞれ違うものだから、言葉選びや表現の仕方も様々です。若い時は、自分と言う人間がどんな人間であるのかが、分かっていませんでした。だから、憧れの人になろうと躍起になっていました。

いつも明るくて、とてもユーモアで、なおかつオシャレで。みんなから愛されているような方がいました。僕のことも、とてもかわいがってくれて、何かあると、気にかけてくれて声をかけてくれるのでした。

人間的にとても魅力を感じて、憧れました。いつか自分もあんな風になれたらいいなと思っていました。その人になろと心に決めたのでした。

別人にならなくても良い理由

学ぶというものは、真似るということが語源となっているそうで、その人をまねようとすることはとても良いことだと思うのです。憧れを持つことも、とても意欲の向上になり、素晴らしいことです。

しかし、それには、自分らしさとのバランスを意識していないといけないと思うのです。

確かに、真似し続けていく中で、自分との価値観とが交ざりあい、自分らしさとして成長することが出来るものでもあります。

しかし、僕の場合は違っていたんです。完全にその人になり切ろうとして、自分に無理ばかりをしさせていたんです。話し方もへんに面白可笑しく話をしようと、無理をしていました。相手に伝わらないことが多く、誤解されることもありました。あの人だから、上手く出来ていたのです。

その方の価値観や積み上げてきたもの。または関係性やにじみ出るオーラのようなもの。育ってきた環境や生き様であったり。全て、僕とは違うものです。

そこで、どんなに僕が、その人になり切ることが出来たとしても、受け入れられるものではないのです。

そして、僕が一番よくなかったことは、その人に憧れるあまりに、これまでの自分を否定するようになってしまったことでした。

その人と自分を比べては、その人になれない自分をダメな人間だと否定していました。だから、お前はダメなんだって。その人に憧れてその人になろうとして、自分の気持ちを歪めてしまったのでした。

何かの企画で、その人は営業で20件も取っていたのに対して、僕は友人に頼み込んで、せいぜい一件でした。ある時は、友人にすら頼むのをためらい一件も取れない時もありました。その時に、僕は自分の全てを否定しまた。自分を呪ってやろうかと言うくらい自分を責めたのでした。

そして自信を失い、何も出来なくなりました。

こうした経験から学ぶことが出来たから、今は、自分の気持ちを大事にしようと思えることが出来ています。

大事なのは、自分の感情を上手にバランスを取りながらコントロールできるかどうかだと思うのです。人をまねるにしても、自分のタイプやスタイルを考えたうえで、最善のものを選ぶ必要があるのではないかと思います。

そして、その人になり切ろうと言う部分であっても、完全に目指すものではなく、少しづつ改善して自分に見合ったものである必要があるのだということだと思っています。

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メルシー

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