見出し画像

自分を大切にするということ

自分を大切にするということ

自分を大切にしたいと思っていても、そもそも、自分をどうすれば大切にすることが出来るのかが分かりませんでした。

自分の思い通りに生きることこそ、自分を大切にすることではないかと考えたことがありました。

ですが、人生においては思い通りにならないことばかりでした。それで、自暴自棄にもなりました。気持ちだけが焦り、周りが見えなくなっては我がままになっていったんです。気が付けば、自分が気に入らないものを排除しようとしたり、思う通りにいかないことに感情的になっては、人を傷つけるようにもなったのでした。それは、自分に対しても同じように扱ってしまうようになっていたんです。いつまで経っても夢を叶えられない自分に怒りを感じて、酷いことを言っていました。思い通りにならない自分を、すぐに否定していたんです。

それは、自分を大切にしていないと僕でも理解していました。

こうした経験を経て、自分を大切にするということを考えたときに、気が付いたことがあったんです。僕にとって、大切だと思える人を想像したんです。その時に願うことは、いつも笑顔であって欲しい。そう思えることから、自分を大切にするとは、自分を笑顔にしてあげることだということでした。

自分の気持ちに気付けない

自分を笑顔にしていこう。そう心に誓いました。ですが、それはかなり難しいことでした。自分を笑顔にしたくても、上手くいっている時は良いのですが、上手くいかない時に、どうしたらいいのかわからないのです。自分にどんな言葉をかけていいのかさえ分からなかったのです。自分の気持ちに対処することが出来なかったのです。

その理由は明白でした。自分の気持ちが分からないからでした。

今、自分は悲しんでいるとか。悔しいのか。不安や怒っているのかさえ気が付くことができなかったのです。当然、嬉しい気持ちといったポジティブな気持ちになれている理由も分りませんでした。自分が何で喜んでいるのか見当もつかなかったのです。

僕はいつの間にか、心を失くしてしまったのです。詳しく分析すれば、心は動いうているのですが、それを感じるセンサーのようなものが壊れていたということです。

かつての僕は、自分の気持ちを見てみぬ振りをしてきたんです。どんな時だって、忙しくしていたから。人生が思う様にいかないのも、自分に自信が持てないことも、仕事において、成功していないものだと思っていたんです。仕事で成功し、お金や地位さえ手にすれば、何もかもが上手くいくものだと考えていたのです。

仕事にのめり込んでいきました。休むことも自分に許しませんでした。それは、ある意味、大切なことから逃げていたのかもしれません。

仕事で忙しいといえば、全てが許されるような気がして楽だったんです。

自分の気持ちと向き合うことも、大切な存在と向き合うことも、全て仕事を理由に避けてきたんです。言い方を変えれば、何でも雑に扱ってきたんです。

確かに、会社が虐げてきた事実はあったかもしれません。僕を人として扱ってはくれませんでしたから。ですが、僕自身も同様に自分を人として扱ってはいませんでした。だから、何を言われても、会社の言いなりになっていたし、どんな言葉も受け入れてしまっていたからでした。

大切な人の気持ちや自分の気持ちから逃げ続けた結果、心を失くしてしまい、心が壊れてしまっていても気が付くことが出来なかったんです。

心がボロボロで立っていられないのに、それさえも無視してしまっていたんです。心の病気になり人生の休養を余儀なくされました。

この経験があったから分かったことがあります。

余裕を失くしてしまうと、たちまち、心を失くしてしまうのです。

現に、忙しい時にはイライラしたり感情的になったりしています。ですが、余裕があれば、気持ちを解放することができます。心にゆとりをもたらすことが大事なんです。

自分を大切にするということは、やっぱり、自分が笑顔でいることに努めていくことだと思うのです。その為には、自分の気持ちをひとつひとつ受け止めてあげることです。それは、自分の気持ちに気付かないことには成し得ることが出来ません。

自分の気持ちを知るには、自分の心に耳を傾けること。それには、自分自身に余裕がないと難しいものです。

では、自分の気持ちが分からなくなってしまったら、どうしたらよいのでしょうか。それは、心に余裕を作ることです。心が疲れているのなら、先ずはしっかりと休息をとること。

そして、丁寧を心掛けること。これこそが心に余裕をもたらしてくれるのです。

食事であっても、急いでいる時、慌てて食べてしまえば、味わうことが出来ません。丁寧に食事をすることで、その料理の味を味わうことが出来るのです。しっかりと味を堪能できることで、心にゆとりをもたらします。同じように、心の声も、丁寧に聞こうとすれば、その声を聞くことが出来るのです。丁寧に生きることを普段から、心掛けることができれば、自分にも丁寧に接することが出来るものです。

丁寧に生きることを心掛ける。

今の僕にとって、必要だと感じていることです。

お知らせです

お悩み相談はじめました!

人生に迷った時、どうしたらいいのか分からない時、誰にも相談できずに、苦しみました。いつか、僕自身も誰かに寄り添い、背中を押すことが出来たらと思い続けてきました。
だから、あなたのお悩みに、寄り添いたいのです。
どの記事でも構いませんので、コメント欄にてお待ちしております。

詳しくは、こちらを読んでください。

相談される方は上の記事内にある注意事項を読んでから、ご相談下さい。



最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?