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頑張る?頑張らない?

自分の中のジレンマ

僕はのんびりした性格だから、ゆるゆるとした日常を過ごすことが幸せだなって感じることが多いんです。ですが、その一方で、それが頑張っていないように思えてなりませんでした。具体的には分かりませんが、何かから遅れを取ってしまうように感じてしまい、こんなんじゃいけないと、思う自分も確かにいるのです。

目標を持ち、目標に向かって努力する生き方こそ、正しい生き方のようにも考えるのです。このふたつの生き方の矛盾差にジレンマを感じるのです。

頑張れないことで

20代の頃は、間違いなく何かしなくちゃいけないと強く感じていました。目標は高くないといけない。夢は壮大でないといけないと自分に言い聞かせていました。ゆるりと生きるなんて、考えもしませんでした。それが、歳を重ねるにつれて、そうした気持ちが薄れてきたのです。

追い打ちを重ねるように、大きな挫折をしてしまいました。夢も目標も何もかも失ってしまったのです。積み上げたものが、全部、崩れしてしまったのです。そのことによる喪失感があまりに大きなものでした。ですので、なおの事、何でもかんでも頑張り続けることをためらうようになったのでした。

その時くらいから、人生の歩を止めることが多くなったきがします。上手くいかないことも、僕は、「こんなものだから、しょうがないよね」って、言えるようになったのです。これまで、自分の短所を何一つ認められなかったことが、認められるようになったのです。そう思うと、まだまだ焦りはあるのかもしれませんが、以前よりも焦りがなくなったように感じます。

そんな風になってくると、次第に上手くいっていなかったことが、上手くいくようになってきたのです。それが、どうしてなのかと考えてみると、僕自身に肩の力が抜けたからだと思います。

丁度良いを目指そう

どんなことにおいても、「丁度良い」状態の時に、力を発揮するものです。スポーツで考えてみれば、分かりやすいのですが、ほんの少し、力んでしまい無駄な力が入ってしまうと上手くいかないんです。あるいは、ほんの少し、気がゆるんで、力が入っていなかったり、タイミングが少し遅くても、上手くはいかないのです。

例えば、ゴルフは、強くもなく弱くもない、程よい力の時に、ボールを真っ直ぐ遠くに飛ばすことが出来るのです。逆に、プロであっても、失敗しちゃいけないというプレッシャーに押されると、変な方向に飛ばしたり、ボールが詰まってしまうのです。

つまり、心も身体もリラックスして、程よい絶妙なバランスの時に、力をはっきするというものなのです。力んでも、力を緩めてもなく、心身共にリラックスすることによって、良い結果を得ることが出来るのです。

これが、日常の中でも同じように、丁度良いルールは存在しているように感じるのです。例えば、休日、一日中だらだらと過ごしてみても、逆に凄くしんどいことって経験したことはあると思います。

そうした感覚を全て、自分の感覚として自覚することが出来ると、自分をコントロールしやすくなります。

自分の中で、頑張り過ぎていると感じたら、休んでみるとか、調子に乗ってしまっているなと感じたら、一歩下がってセーブしてみるとか。気分が下がったと感じた時も同じで、休んだり、リラックスを心掛けたり、バイブル的なものに触れてみたり。自分の状態を出来るだけ、バランスを取っていくようにすること。

そう考えると、マインドフルネスをする大切さが理解できる気がします。自分を整えることで、心も身体も平穏を保ち、いつも、自分のベストを出せるように心がけることだからです。それによって、あらゆることで、理想の結果をえられていけるものだということなのです。

僕もなんとなくそれを経験していたということだったのです。人生を成功させなきゃだとか、幸せにならなくちゃいけないとか、いつもポジディブであるべきだと、前のめりになり過ぎて、失敗や空回りをしていたということだったのです。

それが、先ほど述べたように、大きな挫折を気に、そうした肩に力が入っていたものが、抜けて、僕の中で調和がとれるようになってきたのです。そうしたことで、これまで、何をしても上手くいかなかったことが、好転したように、上手くいきはじめたということなのです。

人は思いのほか、光と影が出やすいものだと僕は思います。よい時もあれば悪い時もあり、それを波のように繰り返している。よい時は、ブレーキをかけるように、悪い時は、少しアクセルを踏むように、上手く調節することが大切なのです。

このことを知っていても、良いときって、もっと出来るもっと出来ると欲張って、ついつい頑張りすぎて、足元をすくわれ、挫折や失敗したりすることは多々あります。逆に落ちているときって、どんどん自分を落としてしまうことや、焦って無理やりトップギアを入れようとしたりしまうものです。そうではなくて、心穏やかになるように、自分を調節しようと意識することが大切だということです。

そして、その自分の中でも、もっとも平穏な状態でいるちょいうのは、感謝している時だと感じるようになってきました。それはまたいつかお話ししたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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