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「いい野菜」って何?

 この季節(記事掲載時期2月末)になると、みなさん春からの野菜作りのために、土づくりをされている畑が多いように思います。ご多分に漏れず僕たちの畑も準備を始めています。

 そこで、春から夏にかけて野菜を育てていく上で、「いい野菜」について感じたことを書きたいと思います。

僕たちにとっての「いい野菜」

 僕たちの畑は耕作放棄地であったため栄養が全然ありません。(僕たちの農地の現状は下記記事を参照してもらえると嬉しいです)

 だから、いい野菜を育てるためには、これから何年も何年もかけて土を育てていく必要があります。もしくは、大量の肥料や労力を一度に注ぎ込む必要があります。

僕たちの畑に必要だと考えられるもの

  • 土作りのための大量の堆肥や肥料

  • 耕運機

  • 休憩所(屋根)

  • 倉庫(資材収納)

  • 知識

  • 経験 等々

はい、足りない物だらけです。むしろ、これでよく農業やっているなと感じますね。

→冬から野菜を育てるために堆肥や肥料を少しずつ足していく。
→春が来ると雑草の育成が早いので、防草シートを張り、
→夏になる前に日陰を作るための屋根を作り、、、、、、
やならないといけないことが多すぎて、どれから手を付けていいのか。。。

 兼業として農地を借りて、農作物を作っているので費用や労力にも限界があります。

必要な栄養素は「楽しい」

 ある日、仲間が手伝いに来てくれました。僕が手伝いにいっているアウトドア会社のガイド仲間達です。いつも夏場に水の上で遊ぶ仲間達がこの日は、土の上で遊ぶ「土のガイド」になってくれました!

もみ殻も遊び道具

 この日、朝から夕方まで作業を手伝ってくれました。ホントに感謝しかない。作業内容は、ただ雑草を抜いて、土寄せをし、夏野菜の残渣を処理しただけです。御礼には少しのお芋を渡すことが出来ました。

 僕たちにとっての「いい野菜」とは、「素敵な仲間たちと一生懸命楽しみながら作った野菜」です。

もちろん、形がいい、色が綺麗、見た目も美しい野菜は全ていい野菜です。ただ、何にとって、誰にとっていい野菜なのかは受け手の価値観によると思います。

 市場で出回る立派な野菜は市場で価値があり、とても素敵な野菜たちですし、あんな立派な野菜が作れることに憧れてます。 でも、僕たちがそれよりも大事にしているのは、みんなで一生懸命楽しみながら育てること、誰かが食べたいという野菜を一生懸命に挑戦しながら育てることです。

僕たちはそんな野菜に価値を感じています。

「みんなを笑顔にできた野菜」は、「いい野菜」であり、「楽しい」は、僕たちの野菜にとっては最高の肥料に違いないと思います。

僕たちにとっては、市場で並ぶたくさんの規格通りの野菜より価値が高く、よっぽどかけがえのない「いい野菜」なのです。


みんなが笑顔になれる野菜を作ってくれる仲間を募集しています!
見学からでもいいので、いつでも遊びに来てください!待ってます!


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