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『まちづくり』を考えてみる(番外編1)

『まちづくり』なんて言葉を耳にして久しい。
俄然僕もその流れに乗っかって2020年頃からこう言った領域で色々やってきました。

プロボノで他県の地方創生に関わったり
人口1,000人程の限界集落に短期移住して地域活性のお手伝いをしたり
都市部の歴史と現代が入り混じる地域で多ジャンルの方々と共創したり
地元で耕作放棄地を蘇らせる事に挑戦したり 。

少ない経験しかありませんが、僕なりに今まで経験してきたことから『まちづくり』を捉え直してみました。


■そもそも、『まち』って『つくる』んやった?


 『地方創生なんてない。』
 僕が1番初めに三重県尾鷲市のプロジェクトに関わらせて頂いた際に、エリアで活動されてる伊東さんが仰っていた意味が、今になってやっと自分なりに理解することができるように思います。
 当時の感覚では、創生なんて言葉を使うと、新しく何かを生み出していく輝かしいイメージを持ってました。 けど、数年間色々経験してきて気付いたことは、「創生」なんて言うカッコよくもなく、キラキラもしてなくて、もっと泥臭くて、一つ一つを丁寧に、毎日地道な活動をすることなんだと、今は心から思う様になりました。
 それを踏まえて、僕がまちを考えた時に大切にしていることは、

一人一人と向き合う事。

その土地の歴史や地形、住む人々がどんな人達なのか、
どんな生活をしてきたのか。
電車を使ってたのか、バスは通ってるのか、
学校は近くにあるのか、買い物はどこに行ってるのか、
地元のお祭りはまだあるのか、どんな仕事をしてる人達が多いのか、

そられは全部、そのまちの 人 を知るためであり、それをしっかりと知ることが大事だと思ってます。 だから、僕自身の活動は、地域を『おこす』ことも、地方を『活性化』することもないんです。なんか、偉そうにすいません。

 僕達の役割は、『在りたい姿を知り、今居る人達にとって必要なモノを一緒に考え、どんな風に在りたいのかに『気付き、一緒に実践する作業』をお手伝いしているんじゃないかと考えてます。

あるべき姿って言うのは、どのまちもそれぞれ特徴や住んでる方々の想いなんかも違うので、それらを一人一人しっかり確かめ、方向性を考えるってことだと考えています。
人がいないからと言って、移住を促すだけとか、道がないなら道路を作るだけ、大型ショッピングセンターを作るだけでは、自分達の豊かな在り方に近づいたかどうかわかりません。 もちろん。それらもその方法の一つです。 しかし、ハード面だけを充実させてもソフト面も同時に充実したものにしないと本当のありたい姿にはなれないと思います。

■コミュニケーションをサボらない

 とにかく、大事だと思っているのは、コミュニケーションです。
僕が思うに、世の中のほとんどの問題は、コミュニケーションで解決できると言っても過言ではありません。

上述の通り、一人ひとりと向き合うことが、まちを豊かにするのだと確信しております。でも、正直、これは無茶苦茶しんどいですw

一人ひとり想いや考え方も違うし、タイミング、方法、伝え方などが人によって違うので、その分コミュニケーションコストがかかると思います。でも、ここをサボってしまうと、伝えたいことが伝わらなかったり、時には反発をくらうことだってあります。だから、今のところ僕の答えは、

まち = 人

です。これを忘れずに、まちでの取り組みを一つ一つ行っていけば、必ず楽しくも豊かなまちにたどり着けると思っています。
 その時は、決して自分を飾ったり、会社の肩書などを振りかざすようなことはしない方がいいと思います。

一人ひとりと向き合う、あなた自身も一人の人間なので、自分ならどう思うのか、自分なら何ができるのかをしっかりと考えながら向き合うときっと、共感も生まれるのかなと思います。

僕たちの活動が少しでも気になった方は、いつでもご連絡ください。


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