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#ストレスコーピング:不安を軽減するために歌おう!自然と深くなる呼吸。

不安を感じた時には、呼吸が浅くなる。それは直感的にはわかっていたけれど、実際に計測してみると、より分かる。メンタルと呼吸との間には不可分の関係性がある。呼吸を見るとメンタルの調子が分かる。そして同時に呼吸を整えることができれば、メンタルを安定・回復させることもできるわけだ。呼吸法が大事なのはそのためだ。

とはいえ、呼吸法の実践は簡単ではない。私も何度もチャレンジしたが挫折している。何も意識しないでもできることを、あえて意識して行うというのは、とても難しいことだ。そこで、今回は、NHK-BSプレミアムの「美と若さの新常識」の「カラオケパワーで肺も血管も美しく」で学んだことを紹介したい。

不安と呼吸数の関係

呼吸数を計測するには、胸の動きを確かめる特殊なバンドをつけて、1分間を見るとよい。平均的には、1分間に15回ほどだ。

出演者たちの呼吸数を計測したところ、だいたい平均的な回数だった。しかし、その中でも、司会のフットボールアワー岩尾さんの呼吸数が24回であることが分かり、一同は爆笑する(「犬なのか」というツッコミ)。

ひょうひょうと見えて岩尾さんは、実はかなりの緊張・不安状態にあるかもという分析だ。面白い人とか、ユーモアがある人って、場を和ませるために、いつも空気を読んでいたりするからね。内面では、実はかなり張り詰めているのかもしれない。

では、ここからどのように呼吸を整えていくかということが大事。そこで、今回特集されていた、カラオケの力だ。

呼吸筋ストレッチ

まず、特殊な呼吸筋ストレッチをして、肺に十分に空気を吸い込めるようにしていく。呼吸が浅くなる原因は「機能的残気量」にある。肺の中に空気が残ってしまうと、十分に吸えなくなる。つまり呼吸が浅くなるのだ。

呼吸法の極意として「思い切り吸う前に空気を出し切ること」と言われるが、これ、事実なのだ。このストレッチをしながら、吸ったりはいたりすることで、肺に空気を十分に入れられるように準備する。

思いっきりカラオケ

そのうえで、大好きな曲を数曲熱唱してくる。カラオケで歌うことは、肺の残った空気をはきだして、呼吸を深くすることに役立つ。

番組では実際に岩尾さんが、別室でカラオケを歌ってくる様子が流されていた。そして、帰ってきてから、再度、呼吸回数を計測すると、なんと1分間18回までに落ちていたのだ。まだまだ平均よりも呼吸回数は多いけれども、ストレッチをして、歌っただけで呼吸が深くなるのは興味深い。

カラオケに行くとストレス解消になるというのは、間違っていないわけだ。声を思い切り出してストレス発散するだけではなく、肺にたまってしまった余分な空気を吐き出して、深い呼吸を作り出すからだ。呼吸法の実践で、空気を吐ききるのは、思いのほか難しい。しかし、思い切り、気持ちよく歌うことなら、誰でもできるではないか。

声を出すストレスコーピング

これは、飛び切りのストレスコーピングになる。気持ちが追い詰められてきた時とか、だんだん呼吸が浅くなってきた時は、カラオケに行こう。(と、言いつつ、私はカラオケに行くことはほとんどない。でも、車の中とか、部屋の中で、時には大声で歌うのも良いかもと思えた。)

最近は、朝・晩の時間に、しっかり声を出して、音読を行っているけれど、これも呼吸筋ストレッチを行った後で、肺の空気を吐ききる要領で行えば、よりいっそう効果的かもしれない。さっそく試してみよう。

#美と若さの新常識 #NHK #呼吸が浅い #呼吸を深くする #カラオケパワー #ストレスコーピング  


大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq