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忍耐と我慢の違いは〇〇です。

みなさん、こんにちは。
メンタルウェルネスあおぞらです。

医療福祉業界で働く人は、日々患者や利用者と接しながら、様々な困難に立ち向かっています。その中で、忍耐と我慢という言葉をよく耳にすることでしょう。しかし、これらの言葉には微妙な違いがあります。今回は、忍耐と我慢の違いについて考えてみましょう。

忍耐とは、目的や目標を達成するために辛抱強く耐えることを指します。忍耐は、将来の利益や報酬を見据えて困難を乗り越えることです。患者や利用者のために長期的なサポートを提供する際に、忍耐が必要とされます。例えば、病気や障害が受容できず苦しんでいる患者や利用者との信頼関係がなかなか築けない時、心が通わないことや、心ない言葉を言われることもあります。患者や利用者の病気や障害の受容過程を理解し、粘り強く関わっていくためには忍耐が必要です。忍耐の先に、信頼関係を醸成し、前向きに進んでいくためのサポートができる未来を目指して耐えることです。

一方、我慢は、目的や目標がない状況で辛抱強く耐えることを指します。我慢は、目的や報酬を得ることがないため、苦痛やストレスをただ我慢することになります。漫然と続く長時間の勤務などの状況に対処する際に、我慢が必要とされることがあります。しかし、我慢をし続ける先には何もありません。つまり、目的もなく辛抱強く耐えることで得られる利益はありません。

日々の活動において、忍耐と我慢の違いを理解し、適切に実践することが重要です。忍耐は、目的や目標を達成するための力強い行動であり、将来への投資とも言えます。一方、我慢は、不可抗力の状況に対処するためのものであり、目的や報酬がないために続ける意味がありません。

つらい状況を感じた時、それが忍耐なのか我慢なのか、考え直してみてはいかがでしょうか?その先に未来がないのであれば、自分の大切なものに向かって進むべき方向を見直してみるのもよいかもしれません。


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