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変態か!と言われるのがオチなので人に言えない

あまり、表立って人に言えるような事じゃないってのはわかってる。
だから、リアルな人間関係の中では言わない。
noteの中でこっそり告白する。



私が昔からずっと興味を持っていること、それは、殺人事件。
全ての殺人事件に興味津々なわけではない、【猟奇殺人、快楽殺人】の類いだ。
もう、こうやって書いたら、ヤバいやつ変態にしか思えないよね(笑)


決して私自身が、そんな願望や性癖がある訳ではないことを予め宣言しておく。

こんなんnoteに書いたら、フォロワーが減る予感がする(笑)
まぁ、それならそれで仕方ないとは思うけども。
引くと思うわw





その昔、当時住んでいた街で殺人事件が起こった。
マスコミはセンセーショナルに報道し、当時小さい子供がいた私は毎日怯えていたのを覚えてる。
犯人はなかなか捕まらず、あちこちの主要道路で検問していた。
物々しい雰囲気の日々を過ごした。


私の周りの人々も、マスコミがインタビューした世間の人たちも、
「残忍な犯人、被害者可哀想、許せない、怖い」などと感情をあらわにして言っている。

私もご多分にもれず、可哀想ね酷いねと言う意見である反面、

どんな気持ちで殺しをしたのかな。
憎しみなんかじゃなく、むしろ喜びに近い感情?

その残虐性と非情さに慄きながらも、犯人の心理的な部分に興味津々だったのだ。
そして、その内面に湧き上がる気持ちは誰にも言わなかった。

野次馬みたいだと思われたくなくて。

でも本心は違うんだよね。

知りたくて知りたくて。



以前この事件を起こした人間が書いた本が、これもまたセンセーショナルに出版された。
批判的な意見も多々あったと記憶している。
ちょうど書店でその本を手に取ってパラパラと読んでいた私に、一緒にいた知人が言った。

「その本、出すなんてありえんよな。売りたいだけやん、犯人周りの人間も犯人も。最低。私は読む気にならないわ。」

それがこちら。


そうか、読みたくない、そう思うのが普通?

手に取ったこの本を買おうかどうしようかと迷っていた私は、そっと本を置いた。




知人が言った「最低」という言葉が頭から離れなかった。


最低なのか?
読んでもないのに?


でも私は、反論するほどの気負いもなく黙ってた。




絶歌を借りて読もうと思って図書館で検索をしたが無かった。
印税が当時の少年Aに入るからとか言われているが、どうなんかな。


そこで見つけた、この本を借り読んだ。

この事件も興味があったのだ。

人に鼻息荒く語ることは控えているが、事件当時のニュースは吸いつくように見ていた。




そしてこの本、胸糞悪い箇所はあるのだが、あっという間に読んでしまったのだった。



気分は重いが、心理学を齧りだした私としては、もう一度借りて読むような気がしてならない。