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感じたことを言葉にする練習がしたくて、noteを始めました。 大好きな美術と建ものにつ…

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感じたことを言葉にする練習がしたくて、noteを始めました。 大好きな美術と建ものについてのあれこれを書いています。 美術展に行ったら気に入った絵はがきを買い、家で模写をするのが趣味。 模写は自己流(*ノωノ)

最近の記事

オカカフェとモネの絵のような写真(だと思う)/国営昭和記念公園

春の陽気に誘われて、ふらふらと東京都立川市の昭和記念公園に行ってきました。 目的は、隈研吾さん設計の「オカカフェ」を堪能すること。 緑豊かな自然を写真に撮りながら、ちょっとアートのことも考えた楽しい一日になりました。 おすすめのアクセス 調べたところ、東京ディズニーランドのテーマパークエリアが51ha(オリエンタルランド公式HPより)、東京ドームは4.7ha(Wikipediaより)。 とんでもない大きさ、おわかりいただけただろうか。 そんな昭和記念公園には5つのゲー

    • 【読書】画家・鴨居玲の本を5冊読んで気づいたこと

      笠間日動美術館に「鴨居玲のパレット」を観に行った思い出にと、鴨居玲の本を1冊、手に取りました。 軽い気持ちで読み始めたものの、登場人物のまじめさ、ひたむきさに圧倒され、興味を持ち…。気づけば、5冊読了。 せっかくなので、今回はじめての読書感想文に挑戦してみます! ●日動美術館と玲のパレットについての記事はこちら↓ 読書リスト ●1冊目:鴨居玲 死を見つめる男(2015)/長谷川智恵子 著者は笠間日動美術館の副館長。 日動画廊で玲と個人的に親交があったため、玲の行動

      • 東京駅周辺 ¥0でアート鑑賞ツアー

        東京駅周辺のアート施設を、無料で巡った写真日記です。 ¥0ツアーは突然に きっかけは、パプニングです。 楽しみにしていた、パナソニック汐留美術館の「フランク・ロイド・ライト展」。脳内でスキップしながらパナソニックビルの回転ドアを通り抜けたら、なんと「休・館・日」の立て看板!!!!! みなさーんご注意ください! パナソニック汐留美術館は「水曜が休館日」ですよー! どうしよう…_| ̄|○ と、ふと隣の建物を見ると、「鉄道資料館 無料」の文字。 そうだ、今日は無料でアートを

        • 2023美術展・勝手にアワード

          ギリギリセーフ! 今年もやります! 2023年の美術展めぐりを振り返り、個人的な好みで勝手に賞をあげちゃおう、という記事です。 1.ノミネート一覧 2023年に鑑賞した美術展です。 今年は*の数で評価もつけてみました。(個人的な好みです) 過去記事があるものにはリンクを貼りました。よかったら読んでみてください。 一枚だけの、美術展。-シモネッタ/丸紅ギャラリー **** 佐伯祐三 自画像としての風景/東京ステーションギャラリー ***** エゴン・シーレ展-ウィーン

        オカカフェとモネの絵のような写真(だと思う)/国営昭和記念公園

          鴨居と藤田と波山/笠間の旅

          鴨井玲と藤田嗣治と板谷波山の作品を観るために、茨城県笠間市まで行ってきました。好きな人達の作品を続けて観ることができ、とても充実した旅になりました。 尋ねたのは、笠間日動美術館と茨城県立陶芸美術館です。 1.@笠間日動美術館  1-1 鴨居玲のパレット 日動美術館の敷地には、「企画展示館」「フランス館」「日本館」という3つの建物があり、庭園には野外彫刻も展示されています。じっくり観るなら一日がかりになるほどの充実したコレクションを持つ美術館です。 さて、今回の目的、

          鴨居と藤田と波山/笠間の旅

          ひとりでも多くの人に観てほしい!/超絶技巧、未来へ!-明治工芸とそのDNA展

          本展覧会は、とにかくひとつでも多くの作品を、ひとりでも多くの人に観てほしい。作品のすばらしさを少しでもお伝えしたい私の、写真とザックリ解説と暑苦しい感想です。。 1.@三井記念美術館 はじめての来館です。 歴史的な洋風建築(重要文化財)である外観はもちろん、美術館の内装もすばらしかったです。寄木(たぶん)の床に感動。シンプルなつくりですが、サラッと高級な材を使っているところに品格を感じました。元々の造作を残しつつ、さりげなく部分リフォームしているところも好感度高し。

          ひとりでも多くの人に観てほしい!/超絶技巧、未来へ!-明治工芸とそのDNA展

          覚えていて。春はきっと来る。/デイヴィット・ホックニー展

          1.はじめて行きました、東京都現代美術館 2019年3月にリニューアルオープンをした東京都美術館。略してMOT。 場所は江東区三好、私にとってアクセスがいいとは言えない場所にあるため、今までなんとなく先送りにしていた美術館でした。今回、ホックニーを見るため、よっこら重い腰をあげて出かけたのですが… 素晴らしい建物でした! 美術館前の広場、エントランスホール、アトリウム、中庭。吹き抜けと大きなガラス窓の採光により館内は明るく、屋外とのつながりを感じる開放的な空間です。しかも

          覚えていて。春はきっと来る。/デイヴィット・ホックニー展

          モテる理由/マティス展-色、形、線、冒険のはじまり

          1.マティス展-色、形、線、冒険のはじまり@東京都美術館 混んでいました。私が今年の上半期に行った9つの展覧会の中で、1番混んでいました。 他の展覧会に比べて鑑賞者の年齢層が幅広く、女性のグループや若いカップルといった複数で来ている人も多かったような気がします。(私調べ) 日時とか天候とか、その他いろいろな要因はあるのでしょうけれど、やっぱりマティスは人気があるんだと思います。 なんでマティスはこんなに人気があるのだろう???…今回は、そんなことをつらつらと考えながら、鑑賞

          モテる理由/マティス展-色、形、線、冒険のはじまり

          そこに愛はあるんよ/ルーヴル美術館展-愛を描く

          1.ルーヴル美術館展-愛を描く@国立新美術館 「愛」をテーマに描かれた、16〜19世紀半ばまでの絵画73点がルーブル美術館から来日した展覧会。 会場は4つのカテゴリーに分けられていて、同じテーマで作者や視点によって異なる作品を見比べることができる展示になっていました。 一言で「愛」といっても、=恋愛というわけではなく、神々と人々との愛(掠奪多し)・親子の愛・信仰愛・さらには売買される愛などなど、多種多様な「愛」が絵になって表現されています。 これも愛? と思ってしまうよう

          そこに愛はあるんよ/ルーヴル美術館展-愛を描く

          とにかくうまいのよ/エゴン・シーレ展

          1.エゴン・シーレ展@東京都美術館 閉幕ギリギリ、滑り込みセーフで行ってきましたシーレ展。 レオポルド美術館を中心にエゴン・シーレの作品が50点ほど集合。 黄金のクリムトに比べるとシーレはどうしても暗いキャラのイメージがあるからでしょうか、ここまでたくさんエゴン・シーレの作品が集まった展示会は日本では珍しいと思います。 2.早熟の天才 さてシーレの感想です。 うまいです。もう天才ですわ。 ウィーンの名門、美術アカデミーに最年少の特別扱いで合格しちゃってます。 当然、

          とにかくうまいのよ/エゴン・シーレ展

          「一枚だけの、美術展。」/シモネッタ展

          2023年最初の美術展は、「シモネッタ」。昨年から決めていました。 「一枚だけの、美術展。」というコピーがステキじゃないですか! 新春に、華やかで美しい女性の絵を一枚だけ観に行く。なんという贅沢。 2023年1月28日は、シモネッタ570回目のお誕生日なのだそう。高貴な方のお誕生祝いですから、身だしなみを整えていざ、お出かけです。 @丸紅ギャラリー 2021年11月に開館した丸紅ギャラリーは、大手町の丸紅本社ビル3Fにあります。 丸紅ビルに入っちゃっていいんですか⁈ と

          「一枚だけの、美術展。」/シモネッタ展

          【ドラマ】レオナルド〜知られざる天才の肖像〜がオモシロイ!

          「レオナルド〜知られざる天才の肖像〜」(シーズン1・全8話)は、レオナルド・ダ・ヴィンチのミラノ・フィレンツェ時代を描いたドラマです。 そういえば、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は知っているけど、人となりは知らないな~、とお正月に気楽に観始めたドラマだったのですが… はぁ〜、おもしろかったです。 ドラマ好きな方だけでなく、美術好き、歴史好きの方も楽しめるドラマだと思います! 見どころは レオナルド・ダ・ヴィンチと聞くと「天才」とイメージする人が多いのではないでしょう

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          2022美術展・勝手にアワード

          2022年の美術展めぐりを振り返り、まったくの個人的な好みで賞をあげちゃおう、という記事です。 ノミネート一覧(2022年に鑑賞した美術展) どうぶつかいぎ展/立川PLAY!ミュージアム(2023.1.9追記) 没後50年 鏑木清方展/国立近代美術館(2023.1.9追記) 深堀隆介展/上野の森美術館(2023.1.9追記) メトロポリタン美術館展/国立新美術館 ダミアン・ハースト 桜/国立新美術館 特別展「ポンペイ」/東京国立博物館 未来へつなぐ陶芸―伝統工

          2022美術展・勝手にアワード

          色彩とバランス/ボテロ展

          少し前の話になりますが、ボテロ展に行った時の記録を。 1. ボテロ展@Bunkamuraザ・ミュージアム 初めてのBunkamuraです。なぜ今まで来なかったかというと、 「Bunkamura→オーチャードホール」から連想する、高級なイメージに気後れしていたからです。それにザ・ミュージアムは、お洒落テイストの近代芸術の展示会が多い気がしています。(自分調べ) しかし、今回は思い切って行ってみました。ボテロさんだからねっ。 JR渋谷駅から徒歩7分。駅周辺はあいかわらず

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          100エーカーの森って?/クマのプーさん展

          1. くまのプーさん展@立川PLAY! MUSEUM PLAY! MUSEUMは、自分としては絵本に特化した美術館ととらえていて、 どんな絵本が取り上げられるのか、毎企画が楽しみな美術館のひとつです。 立川の複合商業施設「GREEN SPRINGS」 2Fという立地もいいんです。 水の流れる庭園を通りぬけ、目の前に芝生広場がひろがると左手に美術館。 この道のりが楽しくて。 鑑賞後は、庭園のベンチに座ってのんびり休憩するのも気持ちいい。 2. 最初の展示は「Pooh A

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          美しい椅子/フィン・ユール展

          1. フィン・ユールとデンマークの椅子@東京都美術館 えっ、うそ、フィン・ユールの展覧会?! 私がフィン・ユールの名前を知ったのは、「HYGGE」という本です。 著者のシャーロット・エイブラハムズさん(デザイン専門ライター)がフィン・ユールのことを「デンマークの家具デザイナーのなかで、国際的な評価を最も早く獲得した」、「デザインの神かも」と絶賛していたのが印象的で、どんなデザインをするんだろう…とずっと気になっていたのです。 ところがなかなかフィン・ユールデザインに出会

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