心の栄養を忘れてた時期がありました。大事なものは“感動”とそして。
いつも、いちばんいい方法は何か? 探してきた気がします。
これだ!と見つけたらやろう、みたいな。
自己啓発本が昔から大好きだったし、ありがたいことにノウハウ本はたくさんあったし、
方法を探すことは、いろいろできました。
たくさん読んで、実行したものもあり、読んで終わっていたものもありでした。
去年、体調を崩して、しばらくした時、本棚に並んでいる本が「〇〇する術」「〇〇の方法」みたいな、やり方的な本ばかり並んでいるのに気づいて、ハッとしました。
同時に、なぜか一時期ハマっていたアガサ・クリスティを、久しぶりに読みたくなっていました。
そうか〜。
ただ、「読みたい」、「おもしろそう」、「なんだか惹かれる」、というものをしばらく読んでなかったな、と気づきました。
悩みやストレスをなんとかしたくて、解決できる方法を求めて、〇〇術みたいな本ばかりになっていたのかも。
それで、今こそ直感の求めるものをやろうと、速攻でアガサ・クリスティの本を買ってきて(文庫本も値上がりしたんですね〜、もう安いイメージじゃな苦なってる)、一気に4冊ほど読みました。
無料で観れるアガサのドラマもいくつか観ました。
買ってきた本は全て“ミス・マープルシリーズ”です。
一見、ちょっとおっとりした、どこにでもいる普通のおばさんに見えて、実は巧みな洞察力と持ち前の好奇心で難問の事件解決に大手柄を立てていくという、マープルおばさん事件帖です。
アガサでは、私はマープルおばさんシリーズが好きで、それ一択なんですよ。
中でも、アンジェラ・ランズベリー演じるジェーン・マープルシリーズがいちばん好きで。
でも、今、自分が契約しているNetflixにはなくて観れず、残念でした。
アンジェラ・ランズベリーさんのジェーン・マープルが、いちばんワクワクするんですよね〜。
日本版吹き替えの森光子さんの声もピッタリで。
それと、アガサではないですが、ジェレミー・ブレッド演じるシャーロック・ホームズシリーズも大好きです。
ずいぶん昔、週末の夜にNHKで放送していた頃は、妹と楽しみに観ていました。
主演のジェレミー・ブレッド=シャーロック・ホームズなんじゃない?っていうぐらいのハマり役だった。
思いのほか早くに亡くなられて、とても残念でした。
あぁ、すっかり話が逸れてしまいました。
元に戻して、、、
ノウハウ本を読んでて楽しかったり、実践するのも楽しいんだけど、
五感を豊かにするようなことを忘れてたんですよね。
本を読んで、ただそのストーリーに浸って、ワクワクドキドキするという、そんな経験です。
マープルおばさんの本を読んで、おもしろかった! それで満足しました。
「娯楽って、エンタメって大事だな〜」、って。
ただただ、楽しまなくっちゃね。
感動を与えてくれる本、ドラマ、映画、はとても大切だし、
それと、生きていくのに、“美しいもの”も欠かせません。
美しい景色を見たり、美術館で絵を見たり、時々そういう体験をしていくことで、自分が自然体に戻れる気がします。
心に栄養を与えていないと、すり減ってしまう。
羽生結弦くんの演技とか、辻井伸行くんのピアノとか、ピュアさを感じる芸術も、感動するスポーツも。
ピュアなものって、自然と涙が出ませんか?
自分の涙でピュアかどうかがわかるという、涙がセンサーみたいなところがあります。
その涙が出る時に、言いようのない“生きててよかった“という感覚と、“これからも希望を持って生きていきたい”というような感覚に、なるんですよね〜。
生きてきて何度も実感して、何度も助けられました。
“感謝と希望”、ということなのかな。
“感動”、“美しいもの”、“ピュアなもの”。
大事な心の栄養です。
道端を、新しい自転車をぐんぐん漕いでいく小さな男の子を見て、「かわいい〜」と思ったりする、それも感動なので、感動は意外と身近にあるものですが。
非日常の感動も大事だし、大小取り混ぜて、いろいろ味わいたいですね。
生きてるんだから。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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