美濃和紙の町、まちかど紙博
歴史あるうだつの上がる町並み、美濃ではじめて開催された「まちかど紙博」。
通常の室内会場とは違い、古くからの老舗店舗や古民家を間借りして開催された紙博はとても素敵な試み。
東京から参加してる人、どれくらいいるかなぁと思いながら。
こんな機会がなければ、なかなか山深いところまで足を伸ばすきっかけもないので。
こうした地域密着型のイベントはワクワクしますね。
まずはうだつとはなんだっけ?
うだつが上がらないの語源であることは知っていても、実際に見るのははじめて。
火事の多かった当時、火の延焼を防ぐために防火壁を作ったそうです。
黒い瓦への装飾には費用がかかったため、裕福な家しかこのうだつを造ることが出来ず。
美濃市がとても裕福だったことを伺える重要な町並みです。
そんな町並みに、作家さんや紙のメーカーさんの作品のブースがあって、巡るように構成されていました。
スタンプラリーでもらえるのは美濃和紙セット
「カミノシゴト」さん
水うちわで有名なとても素敵な美濃和紙屋さん。
美濃和紙はとても薄くて丈夫なのに水に強い。
四方は耳のようにふわふわとしていて。
その技術はユネスコ無形文化遺産に認定されています。
この繊細な紙のシルエット。
水でペタっと張られています。
「紙遊」さん
有名な古川紙工さんの本店!
本店好きとしてはテンションあがります。
立派な佇まいに、奥にはアデリアレトロとのコラボカフェまで。
うだつくんと鮎のニコイチメモは美濃限定。
買っちゃうよね。
「washi-nary」さん
古くからの庄屋や蔵を改造したNIPPONIA 商家町には、クリエーターさん達の作品が集合。
和紙職人さん達のカッコいいお写真が飾られているwashi-naryさんは随所に和紙へのこだわりを感じます。
和紙のお店ばかりではありません。
カフェやお茶屋さん、パン屋さんなど。
1300年もの歴史をもつ美濃和紙が生まれた町に溶け込んで素敵でした。
当時から裕福だったであろうこの町には、あの「命のビザ」を発行した杉原千畝の生誕の家が!
素晴らしい日本人の慈悲の心は山深いこの地で育まれたのだと思うととても感慨深い。
晴れていれば長良川のサイクリングが気持ちが良いとのこと。
またゆっくり訪れたい素敵な場所になりました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
追記
記録用に今回の購入品!
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