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おやすみ日記 5月前半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
4月後半の日記はこちらから。


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5月3日
夫に誘われるがまま、有楽町方面へ。
通勤用のカバンを新調したいのだと言う。マルイやら何やらを見て回る。メンズフロア、なかなかじっくり見る機会がないので嬉しい。昼食はイトシアでパスタにする?中華もいいよね、と話していたが、「鯛めし美味しそうじゃない?」と二人して急な方向転換を決めて別のお店へ。こういうときの方向転換の波長が合うの、非常に良い。

美しや美味しや


ちょうど食べたかったものど真ん中、という感じ!
数日前からお店の揚げ物欲が高まっていたのを満たす最適な量だった。アジフライ、エビクリームコロッケがひとつずつ。鯛はお醤油、海苔、わさび、卵で食べるのだそう。余るほどの黄身がお刺身をぐるりとコーティングして、お魚の甘さと卵の甘さが混じり合うの、とても美味しかった。こういうお膳で出てくる定食スタイルのご飯、だいすき。

夫は昼過ぎから用事があるというので有楽町で解散し、一人で引き続き銀座やら有楽町やらを見て回る。急に暑くなってきたので夏服が欲しくなるものの、いかんせん丈が合わない。サラリと着れるワンピースが欲しいけれど、探し回る旅はまだ続きそう。シルバーのサンダルが欲しくて「良い出会いがあれば諭吉だって手放す覚悟……!」と思っていたが、あちこちで試し履きするも、足の形と好みがマッチしない。爪先はこうで……リボンとか装飾はなくて……フラットじゃなくて多少のヒールは欲しくて……と複数の我儘を叶えてくれるのがまさかのGUだったのでありがたく購入した。安い足……
人混み苦手ゲージがみちみちになりかけたあたりで退散した。



5月4日
唯一のGW2連休。少し遠くまで足を伸ばして、ハンバーガーを食べに行く。ずっと気になっていたお店。その後は夫と図書館へ。
この近くで一番規模の大きい図書館で重宝しているのだが、いかんせん遠い。かといって電車やバスで行くにもアクセスが悪く、必然的に自転車か徒歩で行くしかない。

となると去年みたいな猛暑のなか出向くのはさすがに難しくなるだろうな……去年のおやすみ日記を読み返しても、ずっと暑い暑いと言いながら家の中で本ばかり読んでいたし。かろうじてなんとか行けるであろう最寄りの図書館で予約できるよう、気になるタイトルをメモしながら進む。

借りてきた本たち


左から新書×2、エッセイ、小説とバランスの良いラインナップ。ここ最近、自分の中でうっっっすらと新書ブームが来ている。ブームというか、以前が読まなさすぎたというか。ケーキの切れない非行少年たちを読んで以降、こんなに読みやすくて面白いんだ?!と気付いた。興味のある内容から外れるとグッと読みづらくなる&自分がある程度踏み込んだ話を知らないとまだ上手く読めない( という表現が適切かは分からないけれど、こう、するする読み進められないというか ) ことは分かった。歳を重ねるごとに変わる読書嗜好、興味深いな。


5月8日
ふと思い立ち、メンバーシップを始める。
かねてよりやりたいとずっと思ってはいたものの、ここに散々書いた通り、「人様にお金をいただいてまで書くことなんて無いしな……」とずっと思っていた。けれど、だいすきなライターさんが有料マガジンを始めるときにnoteに綴っていらしたお言葉を思い出す。

でも今回思ったのだ。普段は “誰かのために”書いているけど、今回は“自分のために、自分の感情を”書くのだ。(100円を払ってでも)わたしのために書いた文章を読みたいと言ってくれる人が読まない限りは、きっと「なんだこれ」になってしまう。有料にすることではじめて、ただの日記も多少の意味を持つようになるんじゃないか、と。有益じゃないからこそ、有料…という考え方だ(これはわたしにとっても新しい考え方だった)。

夏生さえりさん/ 「『パンと雨』 : 有料noteはじめます」

無料だから読むもの、有料でも読むもの、どっちも自分自身多くあって。「わたしのこと好きならメンバーシップ入ってください!ね!!入りますよね?!?!?!」みたいな気持ちは微塵もない。寧ろあちこちで書きまくっているように「あいつ課金制コンテンツ始めたら途端に面白くなくなったな」と思われたくない気持ちのほうが強い。

もう10年以上ネットの上で文章を書いているけれど、人様からお金をいただくのは初めてのこと。
はじめます、と言うのも、プラン公開をするのも、まるで( 経験したことないけど ) 新事業を立ち上げたときみたいで、とっっっっっても緊張した。 

変わらずお休みの日のあれこれはこんな風に綴りつつも、+@としてお楽しみいただけたら幸い。


5月11日
家を出る直前に夫と二人、大幅な軌道修正をかける休日。積極的にやりたいこと!は何ひとつ無いけれど、やりたいかも〜と思うことを繋げて休日の過ごし方が選択できるのはいい。お蕎麦を食べ、ミスドを買って帰宅。

美しや美味しや②


ほぼ毎月、下手したら月2以上のペースでお蕎麦を食べに行っている。近くのお蕎麦屋さんが本当に好き。お蕎麦なんてそう変わらないでしょう、と前は思っていたけれど、やっと違うと分かるようになった。( もちろんお値打ちな蕎麦にはそれ相当の良さもあるけれど! ) 冷やし揚げ餅おろし、レモンをキュッと絞ると全体がギュッと締まって驚いた。夏を感じる〜〜今の時期が一番好きかもしれない。つい先月は暖かいお蕎麦をいただいたというのに、冷たいお蕎麦が良い季節になるなんて、巡りゆくときの流れを感じる。


買い物を済ませて以後は、夫はテレビでサッカーを観るというのでわたしは本を読み、noteを書き、お昼寝をする。これはほぼ毎回の流れ。以前は「なぜ二人とも家にいるのにそんなに毎週のようにサッカーを観たいのか……?」と思っていたけれど、そりゃ好きなんだもん観るわな〜と思うようになってから楽になった。
あと、ここにも書いたように、「今日の試合は別に後から観ればいいから大丈夫」みたいに細かな事情を教えてくれるようになったので、たとえ二人で外出したいとなったとしてもサッカーのことを過度に気にすることはなくなったように感じる。こういう価値観のすり合わせ方を二人で心地よく暮らす中で見出していきたい。

テトラポッド?


どうでもいいけど、買って帰ったミスドがあまりにも悲惨な形になっていて笑った。味はとっても美味しかったです。


5月14日
数日前、件の感染症に遂に捕まった。声の掠れに始まり、咽頭痛、関節痛、発熱、鼻水、咳、と話題の症状を全て網羅している。そんなに至れり尽くせりのフルコースじゃなくて大丈夫です。

本当なら高校時代の友人と久々に会う予定だったのに、泣く泣くリスケの連絡をした。座っているのすら、本を読むのすらしんどい。体温調節が上手くいかず、ガタガタ震えては布団を山のように被っては寝落ちて、汗びっしょりで起きるのを繰り返している。早く元気になりたい。


5月18日
やっとシャバに出た( 表現 )
本来なら出勤再開の日なのだが、もともと土日でお休みを取っていたので再開は月曜日から。
たまに咳が出ることこそあれど、体調もすっかり良くなって安心した。強いていうと嗅覚と味覚はほぼ機能していないくらい。記憶と照らし合わせながら気合いを入れて食べると分かる、みたいな感じ。これでもマシになったほう。

日が昇ると久々に外に出る身としては体力に不安しかないので、早めに家を出る。図書館で本を返したり借りたりして、パン屋さんへ。いつも冷凍ストックしている大好きなベーグル、カレーパン、ポンデケージョなどを買う。図書館に置いてある除菌のボックスを初めて使った。

思惑通り、カレーパンとポンデケージョは味が感じられて大歓喜。ここ数日、何を食べてもちっっっっとも分からなかったのだ。味が想像できる/インパクトの味が良さそう。回復したと思ったら普通に夜ごはんは分からなかったし( 鶏をポン酢で煮たやつと、筑前煮だった )単に相性があるのだろう。

夫に移さないよう部屋に篭りきりだったので、やっと部屋に溢れた大量のゴミを捨て、感染物として扱っていた洋服たちを洗濯し、人間の暮らしを取り戻す。ハァすっきりした……

夜は夫とふたり、ザセカンドを観た。今年はガクテンソクがキていると聞いていたけれど、本当にお手本のように美しい3本だったな〜〜!ああいう穏やかな声で、でも着実に張った伏線を回収していきながら畳み掛けるお笑いがだいすき。いつか生で観たい……LUMINEか大宮、行こうかしら。

他の皆さんもお名前は知っているものの、ネタを観るのは初めてというコンビもチラホラ。「こういう感じなんだ〜!」と解像度が高まって嬉しかった。「自意識過剰ゆえにスマホケースにステッカーを入れるのは憚られる、でも唯一入れるか悩んでしまう」と夫が話すななまがり( 森下さん推しだそう ) 、安定に摩訶不思議な世界観で安心したな……( ? )



急に件の感染症により生活が一変してしまった5月中旬だったけれど、ここからは最強の免疫でなんでも立ち向かえるはず。ちょっとここ最近、個人比として忙しくしていたので、ゆっくり立て直していきたい。


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