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17年前の退職日

17年前に私は、14年間勤めた会社を退職した。

理由は「自己都合退職」

自分の意思ではなくて、夫の海外転勤に帯同するためだった。

同じ会社に勤めていた、私たち、半年くらい前からいろいろな方から、夫の転勤話は聞かされていた。

初めは、一緒に帯同するかとても迷った。

猫2匹も飼っていたこと、仕事もやっと楽しく思えてきて、この先も頑張って行きたいと思えていた時だった。

いろいろと悩んだが、私は夫と猫2匹とともに一緒に海外で住むことを選び、退職することにした。

そんな理由もあってからか、私の送別会は普通の退職より盛大にお祝いしていただいたと思う。

いろいろなことが重なって、退職日の最後の週はかなり送別会があったり、残務処理で体調不良になってしまった。

最終日はとうとう、出社できないのではないかという体調だったが、朝、栄養ドリンクを飲んで乗り切った。

無事に最終日を終えて、夜の飲み会にも参加、最後にカラオケで、私がリクエストした、カーペンターズの「トップオブザワールド」を皆んなで歌ってくれたことは、最高の思い出として覚えている。

ここで、質問、私の会社の飲み会、ネクタイをはちまきがわりにする人がいましたが、今でもいるのかな。。。

と、無事に14年間の会社員生活に幕をと行きたかったのですが、カラオケ場を後にしたのは、かなり最終電車ギリギリの時間でした。

そして、1本の電話が私の携帯にあったのです。

電話の送り主の方は、同じ会社、他部署に務める女性の先輩でした。

この先輩、私より6年先輩です。最初の出会いは私の入社歓迎会、和室の部屋で行われて、酔っていたこと、そして足がしびれてしまった私は、挨拶のスピーチで席をたった瞬間、足がもつれて、隣の先輩に抱きつくという大失態をおこしました。

「ちょっと、何するの💢」って怒られちゃったことを今でも覚えています。

でも14年間の月日、会社そして、会社外のイベントなどでいろいろと思い出を重ねて、会社員時代に大変お世話になった人となっています。

その日も、私の体調が良くないのを知っていたのです。

夫は数ヶ月先にすでに渡米しており、私が猫2匹とだけ生活していることを知っていたのです。

その飲み会に参加していなかった先輩ですが、私をその飲み会の場所から我が家まで車で送るから、飲み会が終わったら連絡するようにって言われていたのです。

そんなこと、出来ないじゃないですか、電車がだめなら、タクシーで家に帰ろうと思っていました。

でも、電話口で支度をして待っていたから、すぐに行くって言ってくれた言葉の迫力に負けてお願いすることにしました。

実際、車を運転してきてくれたのは、先輩の旦那様、同じ会社で働いていた私の4年下の後輩です。

後輩は転職して、他の会社に勤めていました。

久しぶりにあえて、いろいろな話をしたと思うのですが、あまりの体調不良でよく覚えていません。

そのおかげで、無事に家まで着いて、猫2匹に迎えられて、眠りに着くことができました。

退職後も、桜のシーズンでしたので、お花見に誘われたりもしていたのですが、その後2週間も体調不良で寝込んでしまいました。

そんな、私を心配して、家から車で2時間ほどかかる、親が看病に来てくれたという、今でも思い出す、17年前の退職日の日となっています。

今日は会社でも、「離任式」という、今の場所を去る人の発表などがありました。

様々な理由の人が職場を去っていきましたが、みなさんの4月からの新しい未来は明るいものとなっていました。

昨日、私が記事にした、職場の人にお菓子を渡せました、彼女からもお菓子をいただきました。

職場を去るわけではないので、社内では今後も会えると思います。

私も4月から、新たな仕事、あらたな職場の仲間とともに自分も成長したいという気持ちでいます。

ヘッダーの写真は、8年前に渡米する時に、娘のママ友たちからいただいた花などのプレゼントです。

温かい気持ちを胸に、あの時も不安な未来などを抱えながらいたなと思い出しました。

やはり、生活に慣れるのに時間がかかり、大変なことも多かったのですが、今はとても貴重な時間を過ごせたなと感謝な気持ちでいます。









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